【応急処置】水漏れしてしまったときはまず水を止める
水漏れが発生していることに気づいたら、まずは水を止めることが先決です。その後のほうが、慌てず落ち着いて業者を選ぶことができます。
1.止水栓を閉める
一般家庭の水道には止水栓という水を止める機能が付いており、水は蛇口に到達する前にそこを通ります。止水栓はキッチンならシンク下、トイレならタンクの後ろ側の壁や床に設置されていることが一般的です。水漏れしている蛇口が一箇所だけなら、そこの止水栓を閉めることで水を止められます。
止水栓のタイプは2種類あります。蛇口と同じように手で回して閉められるハンドルタイプと、ドライバーなどを使って閉めるタイプです。回す方向は右回りです。左に回すと水の勢いが増してしまうため注意しましょう。
2.元栓を閉める
元栓は一軒の住宅に対してひとつ設置されていることが一般的です。閉めると、その住宅の水道がすべて止まる仕組みになっています。
そのため、止水栓を閉めても水が止まらない場合や、水漏れしている箇所の止水栓が見つからない場合には、元栓を閉めて水を止めましょう。
元栓は屋外に設置されていることが多く、水道メーターと一緒に地面に埋め込まれていて蓋で閉じられています。ここを占める際も止水栓と同じように、閉めるときは右回し、開けるときは左回しです。
また、集合住宅では、玄関横のパイプスペースに設置されていることがほとんどです。
しかし、小規模なアパートなどでは、各部屋の元栓がすべて同じ箇所に設置されていることがあります。間違ってほかの部屋の元栓を閉めてしまうとトラブルが起きるおそれがあるので、事前に管理会社へ連絡を入れておきましょう。
失敗しない!正しい水漏れ修理業者の選び方
いったん水を止めることができたら、次は業者選びです。慌てて悪質な業者を選ばないよう、次に解説するポイント3点を確認して選んでください。
選び方1.価格で選ぶ
相場からあまりかけ離れていない価格設定の業者を選びましょう。一般家庭の水漏れ修理なら、8,000円から1万円程度が相場です。相場と比べてあまりに高すぎる業者は、避けた方が無難です。※施工内容によって費用に変動あり。
もちろん、修理の内容によっても費用は異なります。大規模な修理が必要な場合は1万円を大きく超えることがあるでしょう。深夜料金などの割増料金を請求する業者もあります。
また、相場と比べて安すぎる業者も不安が残ります。修理が雑で、しばらくしてからまた水漏れを起こしてしまうかもしれません。
何度も修理することで、トータルで見ると結局高くついてしまうこともあるでしょう。安さを求める場合には、相場よりも少し安い6,000~7,000円くらいのところを選ぶのが無難です。
選び方2.スピードで選ぶ
水漏れの修理はスピードが大事です。水漏れの修理業者へ依頼をするときは、到着までどれくらい時間がかかるのかも必ず確認しましょう。
業者に修理を依頼してから訪問してもらうまでに時間がかかると、床の浸水・家財道具が使えなくなる・集合住宅なら階下の部屋まで水が漏れる、などの二次被害が起こるかもしれません。
水漏れの状況がひどいのになかなか訪問してくれないと、「浸水してしまわないか」と不安になってしまいます。もちろん、元栓を閉めていれば家の水道すべてが使えなくなるので、不便でもあります。
そのため、駆けつけるまで何分程度かかるのか、教えてくれる業者を選ぶのが望ましいと言えます。
おうちの御用聞き家工房であれば、電話一本で最短即日に伺います。水漏れに対応できる高い技術力と豊富な実績を持ったスタッフが、水栓交換をはじめとした修理を迅速に行います。
もちろん、水漏れ以外のおうちのトラブル・お悩みであれば、どんなことでも相談を受け付けています。「トラブルなのかわからないけど、ちょっと見てくれない?」という些細なことでも問題ありません。
おうちに関するトラブルやお悩みで困ったときは、おうちの御用聞き家工房にお問い合わせください。
選び方3.技術力で選ぶ
技術力が未熟な業者を選んでしまうと、きちんと修理してもらえないことがあります。直ったように見えても、すぐにまた水漏れが再発してしまうかもしれません。修理に時間がかかることもあるでしょう。
そのため、依頼する業者に信頼できる技術力があるかどうかをしっかりとチェックしてください。
業者のホームページを見れば、創業年数や実績件数などが掲載されています。創業年数が長いところであれば水漏れ修理のノウハウが蓄積されているので、高い技術力を有していると考えられるでしょう。
さらに、可能であれば資格の有無や、市区町村からの認定の有無などもチェックしておきましょう。「水道局指定工事店」に認定されている業者なら安心です。「1級・2級建築配管技能士」などの資格を持ったスタッフが在籍しているなら、なお良いでしょう。
水漏れ修理を依頼するときの注意点
水漏れ業者に修理を依頼するときには、どんな点に注意すべきなのか確認しておきましょう。
悪質な業者に注意
水漏れ修理を行っている業者のなかには、一部ですが悪質な業者も存在します。もしもそのような業者に修理を依頼してしまうと、高額な費用を請求されてしまうことがあります。
とても簡単な修理で済む水漏れでも、不要な工事を勧めてくるのです。知識のない状態では、業者に言われるままに契約してしまい、高額な代金を支払う危険があります。
悪質な業者に依頼しないように、申し込み時に業者の料金やサービス内容をよく確認しておきましょう。
チラシや広告を見ただけで決めてしまわず、複数の業者を比較してみることが大切です。1軒だけでなくほかの業者にも見積りを出してもらうことで、防止することができるでしょう。
ただし、見積りには「見積り費」や「出張費」が発生することがあります。複数の業者を比較する際は、見積りは無料なのか、キャンセル料金は発生するかどうかも確認しておきましょう。
深夜と早朝の修理は避ける
深夜と早朝の時間帯は、通常の時間帯よりも料金が割増になっていることがあります。そのため、緊急に直さなければならない水漏れでなければ、深夜や早朝の時間帯に業者を呼ぶのは避けた方が良いでしょう。
深夜や早朝に水漏れが起きたら止水栓や元栓を閉めて応急処置を行い、通常料金で対応してもらえる時間まで待ちましょう。落ち着いて業者を選び、できるだけ割増料金が発生しない時間帯に依頼すれば、さらなる出費を防げます。
まとめ
水漏れが起こったら、慌てずに止水栓や元栓を閉めて応急処置を行いましょう。それから、落ち着いて業者選びをしてください。
業者選びは、料金・質・スピードを確認して一部の悪質な業者に依頼してしまわないよう、慎重に選ぶことが大切です。本記事でも紹介したように、業者選びの際は「価格」「スピード」「技術力」の3点をチェックすることと注意点を忘れず、納得のいく業者選びをしてください。