「トイレつまりが直らない!」おすすめの解消方法と業者の選び方

毎日使っている自宅のトイレが急につまってしまい、慌てた経験がある方も多いのではないでしょうか。何度水を流しても直らないと、どうしたらいいのか困ってしまいますよね。しかし、軽度のつまりであれば、正しい対処法を行うことで解消することがあります。 今回は自分でできるトイレつまりの解消法と、信頼できる修理業者の選び方を紹介します。


この記事は約6分で読み終わります。

トイレつまりの主な原因

トイレのつまりは、水に溶けないものを流してしまったときや、溶けやすいものでも一度に大量に流してしまったときに起こります。まずはどんなものがトイレつまりを起こしやすいのか見てみましょう。

水に溶けにくい物を流してしまった

トイレに流せるものは、水に溶けるものに限られています。しかし、水に溶けやすい性質があるトイレットペーパーやトイレに流せるペット用トイレ砂でも、量が多いと溶けきらずにつまってしまうことがあります。

ティッシュペーパー、生理用品、おむつは水に溶けないため、流してはいけません。とくに生理用品やおむつは吸水性に優れているので、水を含むと膨張してつまりの原因になります。

トイレは排泄物を流す場所なので、「食べ物を流しても良い」と考えている方もいるかもしれません。しかし、体の中で消化された排泄物と食べ物は違います。残した食べ物を流すのもつまりの原因となるのです。

便器に異物を落としてしまった

トイレを使用する際に、ポケットに入れていたものを便器の中に落としてしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。スマートフォンや財布、ボールペンなどは、誤って落としてしまう可能性が高いものです。

また、子どもがおもちゃを便器に入れてしまう場合もあります。プラスチックや革製品は、水に溶けることはありません。

異物を落としてしまったときは、排水口の奥でつまってしまわないように水を流す前に取り出しましょう。

流す水の量が足りなかった

トイレットペーパーや排泄物のように本来、トイレに流れるはずのものでも、流す水量が少なければつまってしまうことがあります。

水を流すためのレバーやスイッチには、大と小があります。小は液体を流すときだけに使用するものです。トイレットペーパーを使うときは必ず大で流しましょう。

また、タンクに節水用品やペットボトルを入れて節水している場合も、水量が少なくトイレがつまりやすくなることがあります。トイレでの節水対策を普段からしている方はとくに気をつけましょう。

目次へ

【自分でできる】トイレつまり3つの解消方法

トイレットペーパーなど水に溶けやすいものが原因でつまっている場合は、自分でつまりを解消できる場合があります。

解消法を試す際は、止水栓を閉めてタンクから水漏れしないようにしておきましょう。またウォシュレットや温水便座が付属しているトイレの場合は、電源プラグを抜いておきます。

1.バケツの水を使う

バケツやペットボトルを使って勢いよく水を流すことで、改善できるかもしれません。水量や水圧で、排水口の中につまっていたものが流れることがあるからです。

手順は以下のとおりです。

1. 便器の排水口に向けて、バケツやペットボトルから水を流す
2. スムーズに流れるまで数回くり返す

一度に大量の水を流し込むと便器から水があふれてしまうので、数回に分けて試してみましょう。水を流すときは、少し高めの位置から入れると水圧が大きくなり、つまりが解消しやすくなります。

2.ぬるま湯を使う

トイレットペーパーや流せるお掃除シートなどの紙製品は、温めることで柔らかくなり流れやすくなります。つまらせてしまった場合は、一度お湯で流してみましょう。

手順は以下のとおりです。

1. 便器の排水口に向けて、バケツからぬるま湯を流す
2. 数回くり返したら、1時間放置する
3. 1時間後にバケツから水を流し、スムーズに流れるか確認する

このとき、熱すぎるお湯を使うと便器を傷めてしまいます。便器が割れてしまうこともあるので、流すお湯は熱湯ではなく40~60℃程度のものを使いましょう。

3.ラバーカップを使う

軽いつまりであれば、市販のトイレつまり解消用ラバーカップを使います。空気を押し出す力で水流を作り、つまりの原因となっているものを排水口に流し込むことができます。

ラバーカップは、ホームセンターなどで1,000円程度の商品で購入可能です。便器のタイプによってゴム部分の形状が異なり、3つの種類があります。

一般的な洋式トイレではドーム型の先が少し出っ張っているタイプがおすすめです。和式トイレではゴム部分がドーム型で空洞になっているタイプ、節水型トイレでは密着性を高めるためにツバがついたタイプを選びましょう。

ラバーカップの使い方は以下のとおりです。

1. 水がこぼれても良いように、床や便器をビニールシートや新聞紙で保護する
2. ラバーカップを排水口にゆっくり押し込んで密着させる
3. 密着したら勢いよく引っ張り上げる
4. スムーズに水が流れるまで数回くり返す
5. 水位が下がってつまりが取れたようであれば、バケツで水を流す

ラバーカップは、排水口に押し流すことでつまりを解消する仕組みです。排水口に流しても問題のない、水に溶けるものがつまったときだけ使いましょう。水に溶けない異物でつまっている場合は、業者に頼んで取り出してもらう必要があります。

目次へ

「どうしても直らない!」そんなときは業者に依頼

トイレのつまりを解消するサービスを提供している業者はたくさんあります。しかし、どの程度の症状なら業者に依頼すべきかどうか、判断に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

自分の手に負えないなら業者が安全

ここまで紹介した方法を試してもトイレのつまりが解消しないようであれば、業者に依頼するようにしましょう。

とくに、以下のような場合は業者にお願いすると安心です。

・自分で対処法を試しても水位が変わらない
・つまりの原因が分からない
・普段からつまりやすい

普段からつまりやすいトイレは、知らない間に異物が排水口の奥に挟まっていたり、排水管に尿石がたまって水のとおり道が狭くなったりしていることが原因として考えられます。排水管の汚れは高圧洗浄などで解決できる可能性が高いので、業者にお願いすると良いでしょう。

また、トイレのつまりは対応を間違えると、かえって状況が悪化する可能性があります。誤った対処法で、つまっているものが奥に入り込んでしまったり、汚水があふれてしまったりするかもしれません。最悪の場合は、便器が破損して交換する必要が出てきます。

自分の力で無理してつまりを解消しようとせず、業者にお願いすると良いでしょう。

トイレつまりを依頼する業者の選び方

業者に頼むといっても、どこでも良いわけではありません。安心して依頼できる業者を探しましょう。

複数から見積もりを取ることで、料金や対応の比較ができるためおすすめです。工事内容や費用について具体的な説明があり、アフターフォローもしっかりしている業者は信頼できるでしょう。

おうちの御用聞き家工房でも、トイレつまりを高い技術力を持ったスタッフが解消に導きます。トイレ以外にも、キッチンや玄関、屋根などの排水口つまりも幅広く対応可能です。

また、排水口のつまりだけでなく電球交換やトイレタンクの水漏れ補修、さらにはリフォームなど、小さなことから大がかりな内容まで、家に関するトラブルであればなんでもご依頼ください。

「トラブルなのか分からないけれど、ちょっと見てほしい」というご相談でも大歓迎です。電話1本で最短即日にご自宅へ伺いますので、家のことで気になることがあればぜひお気軽にお問い合わせください。

目次へ

まとめ

軽いトイレのつまりであれば、お湯やラバーカップを使って自分でつまりを解消できます。しかし、解消法を間違えると、かえって被害が拡大する恐れがあります。解消法を試しても直らない場合は、業者に依頼しましょう。