蛇口から水が出ない理由とは?症状別の修理方法

ある日突然蛇口から水が出なくなると、かなり焦ってしまうでしょう。しかし、落ち着いて適切に対処しないと、水道管を傷めたり、水道管が破裂してしまったりするかもしれません。 なぜ蛇口から水が出なくなるのか、原因を知って正しく対処できるようにしておきましょう。


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蛇口から水が出ない理由

蛇口から水が出なくなったときに適切に対処するには、まず水が出ない原因をつき止める必要があります。蛇口から水が出ないときの、主な原因を見ていきましょう。

断水

自宅周辺で水道工事が行われる際には、作業のために一時的に断水することがあります。工事が終われば水が出るようになるので、それまで待ちましょう。

通常、断水が必要な工事の際には、断水することが書かれたお知らせが配布されるので、日時を忘れないようにしてください。

なお、断水後は、一時的に蛇口からにごった水が出ることがあります。にごった水が出てきた場合は2~3分ほど水を出しっぱなしにして、きれいな水になってから使用しましょう。

水道管の凍結

寒い時期には水道管が凍結してしまい、蛇口から水が出なくなることがあります。水道管が凍結した場合は、氷が解けるまで水道は使用できません。

水道管が凍結する気温の目安は、「-4℃」です。ただし、気温が-4℃でなくても、屋外や日の当たらない場所、風が強い場所では、周囲の温度が下がって凍結する恐れがあるので注意しましょう。

水は凍ると膨張するので、凍結すると水道管が破裂する恐れもあります。気温が低い日は、あらかじめ水道管に布や毛布を巻いておく、止水栓を閉めて給水管の内部の水を抜いておくなどして、凍結を防止しましょう。

水道管の劣化

水道管の劣化も、蛇口から水が出なくなる原因のひとつです。ただし、住宅によって水道管の種類が異なっており、水が出ない原因も変わってくるので、自分の家の水道管の種類を把握しておく必要があります。

築年数の古い家の多くは、水道管に「鋼管」が使用されていますが、鋼管の素材は鉄なので、長期間使用している間に劣化して錆びることがあります。水道管の内部が錆びると、錆びで水の流れが遮られて、蛇口から水が出なくなることがあるので注意が必要です。

新しい住宅の水道管には、主に「樹脂管」が使用されていますが、樹脂管は鋼管と違って経年劣化で錆びることはありません。

しかし、樹脂管は熱や衝撃に弱いため、熱湯を流したり高圧洗浄機で洗浄したりすると傷んでしまい、水が出ない原因になることがあります。

受水槽の故障

マンションやアパートなど、居住者が多く水をたくさん使う住宅には、「受水槽」という水を一時的にためておくための容器が設置されています。

受水槽にためた水はポンプを使って各部屋に送られますが、ポンプが故障すると、蛇口から水が出なくなります。受水槽事態に何らかの問題が起きて水が出なくなることもありますが、いずれにしても自分で対応するのは難しいでしょう。

ストレーナーのつまり

蛇口のなかには「ストレーナー」という、水をろ過するための網目状の部品がついています。そのストレーナーにゴミなどが溜まってつまると、蛇口から水が流れにくくなることがあります。

ストレーナーのつまりは、水が出なくなる原因としてよくあるものなので、定期的にメンテナンスを行いましょう。

スパウトのつまり

ストレーナーではなく、スパウト(蛇口)自体にゴミなどがつまって水の出口が塞がれてしまい、蛇口から水が出なくなることもあります。

スパウトは掃除がむずかしい箇所なので、スパウトがつまった場合は業者に依頼することも検討しましょう。

部品の劣化

蛇口の内部には、バルブやパッキンなど、たくさんの部品が使われています。これらの部品が劣化することも、蛇口から水が出なくなる原因のひとつです。

蛇口の部品の劣化は見た目ではわかりませんし、部品を交換するには蛇口を分解しなくてはならないこともあるので、やはり業者に修理を依頼したほうが良いでしょう。

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【症状別】蛇口の修理方法

蛇口から水が出ないと、かなり生活が不便になります。速やかに対処できるように、症状別の修理方法を知っておきましょう。

水道管の凍結

水道管が凍結すると水が出なくなるだけでなく、水道管が破裂する恐れもあるので、そもそも凍結させないことが重要です。しかし、うっかりミスで凍結させてしまうこともあるでしょう。

このような場合はできれば自然に解凍するのを待ったほうが良いのですが、急ぐ場合はタオルをかける、ぬるま湯をかける、ドライヤーの温風や使い捨てカイロをあてるなどして、水道管を温めましょう。

このとき、急に温度を上げてしまうと、水道管が破裂したり、損傷したりする可能性があります。熱湯など、急激な温度変化の原因になるものの使用は避けて、時間をかけて氷を溶かしましょう。

水道管の劣化

水道管の劣化で水の流れが悪くなった場合は、水道管を交換する必要があります。水道管の交換は素人では難しいので、業者に交換を依頼しましょう。

なお、水道管の耐用年数は、鋼管でも樹脂管でも約20年とされています。設置から20年以上経過した水道管は、早めに交換するのがおすすめです。

受水槽の故障

水道管の凍結や劣化がなく、断水も行われていない、水道料金もきちんと払っているなど、これといった原因が思い当たらない場合は、受水槽の故障が考えられます。

受水槽の故障も自分では対処できないので、物件のオーナーや管理会社に連絡して、修理などの対応をお願いしましょう。

ストレーナーの解消

ストレーナーのつまりで水が出ない場合は、ストレーナーを掃除すれば解決する可能性があります。蛇口の先端部分を回転させて蓋を外し、歯ブラシなどでゴミを取り除きましょう。

逆止弁の掃除

蛇口の根元のあたりには、水の逆流を防ぐための「逆止弁」という備品がついています。ストレーナーを掃除しても水の流れが悪い場合は、この逆止弁にゴミなどがつまっているかもしれません。

そのため、逆止弁を確認し、必要があれば掃除する必要があるのですが、蛇口の内部は複雑な構造をしているため、素人では分解して掃除するのは難しいでしょう。

無理に分解して壊れると困るので、蛇口の分解や水道管の交換といった難しい作業が必要な場合は、業者に依頼するのがおすすめです。

どの業者に依頼するか迷っている場合は、ぜひおうちの御用聞き家工房にお問い合わせください。

おうちの御用聞き家工房では、蛇口のさまざまなトラブルや故障に対応しており、蛇口から水が出ない問題にも電話一本で最短即日が可能です。おうちのトラブルの修理実績が豊富なので、安心してお任せいただけます。

止水栓を確認

部品の劣化や故障、凍結などのトラブルが起きているのではなく、何らかの原因で止水栓が閉まっていて水が出ない可能性もあります。

止水栓とは、水道管のメンテナンスや修理などの際に水を止めたり、水量を調整したりするためについている水栓です。

止水栓は少し回っているだけでも水の出が悪くなりますし、閉まっていると完全に水が出なくなります。止水栓を開放すればきちんと水が出るようになるので、「水が出ない!」と業者を呼ぶ前に、念のため止水栓を確認してみましょう。

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まとめ

蛇口から水が出ない原因は、水道管の凍結だったり、水道管の劣化だったり、受水槽が故障していたりとさまざまです。

原因に応じて対処しないと、水道管の破裂など、より大きなトラブルになることもあるので、まずは落ち着いて原因を探りましょう。

原因がわからない場合や、水道管の交換や蛇口の分解が必要で素人では対応しきれないという場合は、自分で何とかしようとせず速やかに業者に依頼するのがおすすめです。

おうちの御用聞き家工房では、蛇口から水が出ないトラブルをはじめ、おうちの中のさまざまな問題に電話一本で対応しています。何か困ったことが起きた場合は、ぜひおうちの御用聞き家工房にご連絡ください。