給湯器が故障したらどうする?原因と対処法を解説

日常生活に必要な給湯器の調子が悪くなると、故障したのではないかと思い焦ってしまいますよね。故障する原因や対処法を知っておくと、いざというときに安心して対応できます。 今回は給湯器が故障する原因と対処法を詳しく解説します。


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給湯器が故障する主な原因とは

給湯器が故障するのには、どのような原因があるのでしょうか。ここでは主な原因を3つご紹介します。

経年による劣化

給湯器の耐用年数はおよそ8年から10年程度です。 使用期間が長くなるにつれ消耗や劣化が進み、少しずつ不具合が起こるようになります。場合によっては、給湯器本体よりも内部のパーツや部品が先に故障するケースもあります。

不具合の内容次第では修理できる可能性がありますが、使用開始から10年以上経過した給湯器は交換するケースが一般的です。

給湯器への過度な負荷

本来の給湯器の能力を超え、過度な負担をかけた使用方法を続けていると寿命よりも早く故障する場合があります。例えば、単身もしくは2人暮らし向けの給湯器を家族が増えてもそのまま使っていたり、家庭用給湯器を店舗などの業務用に使ったりすると給湯器に大きな負担がかかります。

一般家庭で使われる給湯器のサイズは、主に16号・20号・24号のいずれかです。単身あれば16号が適していますが、 それよりも家族が多ければ20号または24号が必要です。16号の給湯器を大家族で使うと給湯器のパワーが不足するのです。

配管の凍結

寒冷地などで寒い日に配管の中の水が凍結すると、亀裂や破裂が生じるおそれがあります。配管が破損すると水漏れが生じてしまうため給湯器の故障につながります。

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給湯器が不具合を起こしている・故障 したときの対処法

給湯器に不具合があるときや故障したときの対処法を詳しく見ていきましょう。

お湯が出ない

お湯が出ないときは給湯器のトラブル以外にも複数の原因が考えられます。それぞれ対処法が異なるためケース別に解説いたします。

■蛇口から水が出てこない場合
水道管のトラブルや断水などの可能性があります。元栓や止水栓、給湯器の給水元栓などをチェックしてみましょう。

■水は出るもののお湯にならない場合
電気系統のトラブルや元栓の閉めっぱなし給湯器の温度設定ミス、電気系統の不具合などです。ブレーカーや電源プラグなどをチェックします。

■一部の蛇口のみお湯が出ない場合
水栓金具の不具合が考えられます。金具を修理または交換すると改善されるかもしれません。

水道やガスの元栓・温度設定・ブレーカー・金具などをチェックしてもお湯が出ない場合は、給湯器が故障している可能性が高いです。早めの修理か交換を検討しましょう。

水漏れしている

給湯器からの水漏れは給湯器内部の配管および接続部分の部品(ナット・パッキンなど)が消耗・劣化しているケースが多いです。給湯器本体よりも部品の劣化が早く進んでいる状態です。

また、先ほどもご紹介したとおり、冬場に配管の中の水が凍結すると配管が破裂して水漏れが起こることがあります。

配管が破損しているかを確認するには、水が出るようになった段階で給湯器からポタポタと水が落ちていないかを見てみましょう。水が落ちていれば配管の破損が発生しています。水漏れを見つけたら、すぐ業者に連絡し、点検・交換・修理を依頼することが大切です。

給湯器から変な音がする

通常、給湯器の作動中はブーンという作動音が出ますが、これ以外に異音が発生していたら故障の可能性があります。

原因として考えられるのは、給排気部分のトラブルやファンモーターの故障などです。給湯器の清掃やメンテナンスを行ってみて、それでも状況が改善しなければ業者に連絡しましょう。その際はリモコンのエラーメッセージの内容や、電源ランプ・燃焼ランプの状況も説明することをおすすめします。

状況の確認中にボンという小さな音がして、その後ガスの臭いが発生したら不完全燃焼やガス漏れの可能性があります。使用を即座に中止し、業者へ連絡しましょう。

給湯器から変な臭いがする

給湯器からガスの臭いが発生している場合、ガス漏れの発生が考えられます。ガス漏れはガス管や給湯器などの不具合が原因で発生します。火災や爆発、一酸化炭素中毒などを起こすおそれもあるため大変危険です。臭いに気付いたら、すぐに給湯器の電源を落としてガス栓を閉じ業者に連絡しましょう。

新品の給湯器を設置して間もない時期に給湯器から臭いがする場合は、機械油が燃焼時に混入しているかもしれません。これは異常ではなく使用しているうちに次第に気にならなくなります。しかしながら、素人には判断が難しいですので異臭がする場合には点検を依頼する方が安心です。

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給湯器交換ではなく修理が必要なケースもある

給湯器に不具合が起こった際、交換ではなく修理を選択した方が良いケースも多いです。

給湯器メーカーが定めた給湯器の保証期間内であれば不適切な使用を行った場合でなければ基本的に修理費用はかかりません。保証期間は1年から2年ほどが一般的です。保証期間内の修理では必ず保証書を業者へ提示しましょう。

また、稼働年数が10年未満であれば本体全体の故障はほとんど発生しないと考えられます。給湯器の耐用年数である8年から10年の間は軽微な不具合がほとんどです。配管の劣化や温度センサーなどの不具合であれば、異変を感じた時点ですぐに修理を依頼しましょう。部品の交換のみで済む可能性が高いです。

なお、配管の劣化が起こっている場合は給湯器ではなく配管工事が必要です。状況に応じて適切な対応を受けられる業者を選びましょう。

賃貸住宅にお住まいの方は管理会社を経由して修理手配をする場合がほとんどです。業者へ直接連絡する前に、管理会社やオーナーなどに確認を取りましょう。

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正しい使用方法を心がけて給湯器の故障を防ごう

給湯器が故障したときの原因の調べ方や対処方法などを紹介してきました。経年劣化などによる給湯器の故障は防ぐことができませんが、普段の使い方によって給湯器の故障を防げることがあります。

具体的には、以下の点に気をつけましょう。

・給湯器のまわりに物を置かない
・配管の定期メンテナンスをする
・入浴剤は配管に影響を与えないものを選ぶ

給湯器の排気口や給気口の前に物を置いていると、給湯器の給排気ができなくなり、不完全燃焼を起こすおそれがあります。給湯器によって排気温度が200度近くに達する給湯器もあるため大変危険です。

給湯器における設置基準では周囲に可燃物を置かないよう決められています。給湯器周辺には必ず物を置かないように気をつけましょう。

また、配管の詰まりを防ぐためには配管を含めた風呂掃除や、定期的な点検・メンテナンスを定期的に行うことも大切です。特に、台風や大雨の後は給湯器内に水が入り込んで埃やゴミが湿気を帯びることがあります。それが原因で不具合が起こるケースもあるため、天候の悪い日の翌日はできるだけ点検を実施することがおすすめです。

入浴剤の成分の中には、給湯器の寿命を縮めてしまうものもあるため注意が必要です。特に、追い焚き機能が付いたお風呂は入浴剤選びに気をつけなくてはなりません。塩分・硫黄・酸化チタンなどが含まれている入浴剤は、配管部分の腐食や給湯器の劣化などを招くおそれがあります。これらの入浴剤を使用する場合は、必ず説明書をよく読んでから使いましょう。

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まとめ

給湯器が故障して対処に困ってしまった時には、おうちの御用聞き家工房へぜひご相談ください。給湯器をはじめとした、お家に関するお悩み全般を解決いたします。お客様のご要望を伺いながら修理内容を決めていきますので、何なりとお申し付けくださいませ。ご連絡をお待ちしております。