シャッターのトラブル別交換費用
シャッターのトラブルにはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、シャッターに関するトラブルの症状別に交換費用の目安について解説します。
シャッターが正常に巻き取れない
シャッターのカーテン部分であるスラットの歪みやだぶつきが原因でシャッターがズレてしまうのはよくあるトラブルです。シャッターが降りている最中に障害物にぶつかってしまうとこうしたトラブルが発生しやすくなります。
スラットの交換費用の相場は15万円からです。スラットはシャッターの本体部分ともいえるほど重要な部分なので、交換費用も少し高めになってしまいます。
また、スラットを巻き取るためのシャフトが脱落し、開閉ができないトラブルも多いです。ずれたままのスラットを巻き取り続けた結果、シャッターの両脇にあるブラケットという部品が削られてしまうことが原因となります。
さらに、シャフトを回転させるためのスプリングに異常がある場合も同様のトラブルが起こりやすいです。シャフトは表からは見えない場所にあるため、異常に気付きにくくなっています。
シャフトとスプリングの交換はおよそ7万円が相場です。スラットよりも小さい部分なので費用も半額程度で済みます。ただし、トラブルを放置するとほかの部分にガタがきてしまうおそれもあるので、異音を感じたらすぐに点検するのがベストです。
鍵がかからない
鍵がかからないのも、よくあるシャッターのトラブルのひとつです。鍵穴部分の歪み・錆などが原因で鍵がかからないといったケースがよくあります。とくに鍵は10 ~15年 ほどの寿命があるので、年数が経つほど壊れやすくなってしまうのです。
鍵だけの交換なら5,000円程度で可能ですが、鍵ではなくスラットの異常が原因なら全交換する必要があり、約15万円 以上の費用がかかります。鍵がかからない場合は、どの部分に原因があるのかを見極めなければなりません。
シャッターの開閉が重い
シャッターを開閉するときに重いと感じる場合は、開閉をサポートするためにシャフトに巻き付けられているスプリングが劣化している可能性があります。
スプリングの交換の相場は7万円程度です。スラットやシャッターケースなどを外して交換しなければならないため、高めの料金設定となっています。
動作のたびに異音がする
開閉するたびに異音がする場合は、スラットの異常が原因のおそれがあります。シャッター両脇のガイドレール、中柱の歪みや破損が発生していると 、 これが原因で異音を発してしまうこともあるのです。
また、電動シャッターの場合、不調のモーターから異音がすることもあるため、モーターに異常がないかチェックすること も必要となります。
シャッターの異音の場合は、徐々に音が大きくなるよりも、ある日突然音が出始める方が多いです。音が出たらすぐに点検してもらう必要があります。
ガイドレール、中柱の交換は2万円程度が相場です。一方で、電動モーターの交換は15万円 以上と少し高めになっています。どこに異常が出ているのかをしっかり調べてから修理や交換を依頼しましょう。
電子音が止まらない
電動シャッターには障害物を検知して動作を止めるための「障害物検知装置」が搭載されています。障害物がないのに 電子音が鳴りやまない場合は、どこかに異常が起きている可能性が高いです。
ガレージシャッターの場合、障害物検知装置の耐用回数は5,000~1万回程度といわれています。この耐用回数を超えると動作に異常がでて、音が止まらないことがあります。
障害物検知装置は2万円 から交換することができます。電子音が鳴りやまないと近隣の住宅に迷惑になるおそれもあるので、できる限り早く対処することが大切です。
電動シャッターが動作しない
電動シャッターが動作しない場合の修理費用は、原因によって大きく異なります。電動シャッターの電動部品部分の交換は高額になりやすいので、どこが原因なのかを見極める必要があります。
電動シャッターはモーター、押しボタン、制御盤など交換対象が多いです。その分壊れる可能性がある部品も多くなるので、注意が必要となります。
制御盤の交換と押しボタンの交換はそれぞれ約2万円が相場です。電動シャッターの部品のなかでも比較的安価で抑えることができます。一方で、モーターの交換費用の相場は約15万円と非常に高額です。
シャッターの修理費用を抑えるポイント
シャッターの修理費用を抑えるために、注意しておきたいポイントがあります。
ここでは修理費用を抑えるポイントを5つ紹介します。
日頃からメンテナンスを行う
シャッターを長く使い続けるためには、日頃の点検と掃除などのメンテナンスが重要です。シャッタースラットやガイドレールなどの掃除や手入れは専門的な知識がなくてもできます。
普段からシャッターをこまめに掃除しておくと、故障の原因となる腐食や錆を防げます。特にガイドレールは汚れやすく錆びつきやすい箇所なので、念入りに掃除しておきましょう。
ガイドレールを錆や腐食から守るには、シリコンスプレーを吹き付けるのがおすすめです。滑りが良くなり摩擦が減ることで変形や劣化の対策につながります。
火災保険を利用する
加入している火災保険によっては、シャッターの交換に対応している場合があります。火災保険はシャッターの交換後でも申請できます。
火災保険が適用されるのは、具体的に以下の条件を満たしている場合です。
・台風によってシャッターが破損した
・火災でシャッターが焼け焦げた
・空き巣にシャッターを壊された
ただし、経年劣化でシャッターを交換する場合は火災保険の適用外です。また、損害額が免責金額以下の場合も申請ができません。
修理する部分を業者と相談する
修理する部分を事前に業者ときちんと相談しておくことで、修理費用を抑えることにつながります。業者によっては、不要な部分も交換しようとする場合があります。
修理範囲が広がれば費用も高くなるため、業者任せっきりにせずにしっかりと話し合っておくことが重要です。
そのためには、業者へ依頼する前に修理箇所を自分できちんと確認しておくことをおすすめします。普段から掃除をする際に、こまめにチェックしておくと故障個所の状態がわかるので、業者に相談しやすくなります。
割引キャンペーンを利用する
シャッターの修理費用を抑えるために、割引やキャンペーンを実施している業者を見つけるという方法もあります。例えば、オンライン申込限定の割引や期間限定の割引などです。
業者によってキャンペーンの内容は異なります。近所の業者で、お得なキャンペーンを行っている業者がないか探してみましょう。
相見積りをとる
見積りをとる際は、複数の業者と相見積りをとることが重要です。
シャッターの交換費用には、部品代のほかに工事費や撤去費用などがかかります。それらの費用は業者によって異なるため、1社のみの見積りだと相場を把握できません。
費用が工事内容に見合っていれば問題ありませんが、なかには相場よりも高い費用を提示する業者も存在するため注意が必要です。
費用を安く抑えるためには、複数の業者を比較して価格の目安を知ることが大切です。
シャッター交換はDIYでなく専門業者に依頼する
シャッター交換は自力でできるのでしょうか。シャッターの交換・修理を依頼するときの依頼先についてもあわせて解説します。
シャッターの交換はDIYでは難しい
シャッターの交換をDIYして自力で行うのは、避けておいた方が無難です。シャッターバネの扱いが非常に危険なので、素人が安易に手を出して良いものではありません。
また、シャッターに関する部品は全体的に重量のある部品が多いため、高所への取り付けなど、個人では作業しづらいのも理由のひとつです。
シャッター工事自体には特別な資格は不要ですが、電動シャッター部分の施工に関しては電気工事士の資格が必要な場合があります。お金がかかっても、専門の業者に依頼するのが得策です。
シャッターの修理は専門業者に依頼する
シャッターの交換や修理は業者に依頼するとしても、どの業者に依頼すれば良いのでしょうか。依頼先として考えられる業者について紹介します。
シャッターメーカー
シャッターのメーカーなら、対応の信頼度が高いのでおすすめです。社内でのルールが整備されており、品質が安定していることでも定評があります。
また、メーカーなら修理や交換の対応エリアが広く、アフターサービスが期待できるのも魅力のひとつです。ただし値段が比較的高く、値引きがきかないデメリットもあります。
シャッター修理業者
シャッターの修理施工専門の業者に依頼する方法もあります。シャッターメーカーの下請けをしている業者は技術レベルも高いので安心です。
ただしメーカーに比べると信頼度はやや下がるのがデメリットといえます。信頼を取るか料金の安さを取るかの選択を迫られることになりそうです。
シャッターの修理・交換にお悩みなら、「おうちの御用聞き家工房」がおすすめです。おうちの御用聞き家工房では、おうちに関するどのような悩みでも電話1本で相談を承っています。
どんな些細なトラブルでも受け付けております。もちろんシャッター周りのトラブルについての相談も可能です。「シャッターの状態をちょっと見てくれない?」といった内容でも構いません。
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まとめ
今回は、シャッターの交換をするときにかかる費用について紹介しました。シャッターのトラブルはどこに問題があるのかによって修理や交換の費用が大きく異なります。鍵の交換など少ない金額で終わるトラブルもあれば、全部交換しなければならないなど多額の費用がかかることもあるのです
シャッターの修理や交換は部品があれば誰でもできるものではないので、プロの業者に依頼するのがおすすめです。おうちの御用聞き家工房なら、シャッターのトラブルをはじめ、おうちに関するさまざまなトラブルに対応できます。
おうちに関するお悩みを抱えている方はぜひ一度「おうちの御用聞き家工房」までご相談ください。