サッシ交換にかかる費用相場は?
サッシ本体交換の費用
サッシ交換費用の計算方法は、「一窓(二枚で一組)の単価×窓の数+工事費用」です。サッシ交換の費用は、窓のサイズはもちろん、サッシの種類や工法によっても異なります。
そのため、一概に〇〇円が相場と言い切れないところもあります。しかし、サイズ別や種類、グレードや工法別の相場から、ある程度の費用目安を予想することは可能です。
まずは、サイズ別の相場を見ていきましょう。窓の大きさが70cm×90cm程度を小窓、120cm×170cm程度を腰高窓、180cm×170cm程度を掃き出し窓と3種類に分けて費用相場を表にまとめました。
一般ガラス | 遮熱ガラス | 防犯ガラス | |
小窓 | 35,000〜50,000円 | 40,000〜60,000円 | 45,000〜60,000円 |
腰高窓 | 38,000〜55,000円 | 50,000〜70,000円 | 55,000〜75,000円 |
掃き出し窓 | 50,000〜65,000円 | 120,000〜140,000円 | 70,000〜90,000 |
この表を見ても分かるとおり、サイズが大きくなればなるほど価格は高くなる傾向にあります。
サッシの種類は、一般的にアルミサッシ、樹脂サッシ、木製サッシの3種類です。アルミサッシは数万円〜25万円、樹脂サッシは数万円〜15万円、木製サッシは数万円〜12万円が相場です。
サッシ交換は工法に応じて費用が異なる
サッシ本体を交換する方法には2種類あります。それぞれメリット・デメリットがあり、費用も異なるため注意しましょう。
カバー工法
カバー工法は、既存の窓枠の上から新たな窓枠を設置して取り付ける方法です。外壁や窓枠の工事が不要なため、施工が数時間で完了します。施工の費用相場は、3万円〜5万円です。施工時間も短く、価格はリーズナブルですが、カバー工法は開口部が既存のものより小さくなるデメリットがあります。
壁カット工法
壁カット工法は、壁を切断して既存のサッシ枠を取り外し、新たなサッシを取り付ける方法です。窓枠の形状に左右されずに部材を選べるメリットがあります。窓枠の色合いやデザインなどにこだわりたい方、窓のタイプを変更したい方におすすめです。
費用はサッシのみの交換で30万〜50万と、カバー工法よりも大掛かりな工事であるため、値段は高くなります。
サッシ部品の交換費用
サッシ本体を交換せずとも、取り付けられている部品を交換することで不具合が改善されるケースもあります。部品のみの交換であれば、費用を抑えることができます。ここでは、サッシに取り付けられている部品ごとの交換費用を紹介します。
ビート
ビートはグレイジングチャンネルとも呼ばれる、ガラスとサッシを留めているゴムのことです。このビートが適切に取り付けられていないと、隙間ができて風の音がうるさかったり、部屋の寒さまたは暑さの原因になったりします。
ビートは市販のもので、1,000円前後で購入可能です。自分で交換すれば、ビートの購入費だけで済むので、費用を安く抑えられます。業者に依頼する場合の費用相場は、部品代と工事費で1万円〜2万円です。
戸車
戸車とは、引き戸に取り付けられた滑りをなめらかにする車輪状の金物のことです。サッシの動きが気になる場合は、戸車の不具合を疑いましょう。
戸車は市販のもので、2,000円前後で購入可能です。自分で交換すれば、戸車の購入費用だけで済むので安く済みます。しかし、戸車はモデルチェンジや廃盤になることが多く、自宅のサッシに付いているものと同じ戸車を手に入れるのは困難です。
互換性がある戸車もありますが、専門業者でないと見分けるのが難しいため、確実に交換したいのであれば、業者に依頼しましょう。
業者依頼の費用相場は、工事費含めておおよそ1万円です。市販の戸車を買って失敗し、手間や購入費が無駄になる可能性を考えると、専門の業者に依頼するほうが得策といえます。
サッシの交換をする際の注意点
サッシを交換する際には、サッシの値段や見た目、材質など、さまざまな項目をチェックして決めることになります。
しかし、ポイントを押さえてから決めないと、あとで後悔することにもなりかねません。ここからは、サッシ交換を依頼する前に注意したいポイントを3つにまとめました。
費用の内訳を確認する
サッシ交換を依頼する前には、費用を把握するために見積もりを出してもらいます。そのとき、見積もりで出た金額だけを見るのではなく、内訳までしっかり確認するようにしてください。
なぜなら、見積り金額のみで、自分が思っている状態のサッシ交換ができるとは限らないからです。
事例をもとに解説すると、小さい窓から大きな窓に変更するためのサッシ交換で、カーテンレールの費用が見積もりに入っていなかったというものがあります。
依頼主は、サッシ交換をすれば当たり前にカーテンレールがついているものと思っていましたが、カーテンレールは見積もり金額に入っておらず、つけるのであれば別途費用が必要だったのです。
見積もりを依頼する際には、自分が思っている完成状態をしっかり業者に伝えることはもちろん、見積書が完成したら内訳を確認し、不明点は業者に質問して明確にしておくようにしましょう。
さらに、発注時には、工事内容の詳細や追加費用が発生しないかも、業者に確認しておくと安心です。
価格を重要視しない
サッシ交換には、多くの費用がかかることから、できるだけ安く抑えたいと考える人も多いです。しかし、安さだけでサッシを決めてしまうと、あとで後悔する可能性もあります。
断熱性を高めることや、見た目を美しくするなど、目的があってリフォームをしているのに、安いという理由だけでサッシを選んでしまうと、本来の目的を果たせなくなることにもなるのです。
また、家の外観や室内インテリアとのミスマッチも起きやすいので、価格だけを重視するのではなく、素材の質感やカラー、性能など、全体的なバランスを見ながら決めていきましょう。
もちろん、業者側からも機能性についてのアドバイスなどは行ってくれる場合もありますが、依頼主の趣味嗜好や部屋のインテリアまでは把握できません。
一度自分で慎重に考えてみて、コーディネートが得意な業者ならアドバイスをもらうくらいのほうが良いかもしれません。
見た目だけを重視しない
サッシ交換では、見た目を重視して選ぶ人も多いです。サッシのカラーや質感など、もちろん見た目はとても重要なポイントでもあります。
しかし、見た目だけで窓やサッシを決めてしまうと、使い勝手が悪くなったり、リフォームの目的が果たせなくなったりすることもあるのです。
事例をもとに解説すると、普通の窓からデザイン性の高い出窓に交換したところ、窓と鍵の位置が遠くなってしまい開閉しにくくなってしまったというものもあります。
せっかく高い費用を払ってリフォームを行っても、本来の使い方ができなければ無駄な出費になってしまうのです。
何のためにリフォームをするのか、サッシの必要性についても熟考して選ぶようにしましょう。
サッシ交換費用を抑えるポイント
自分でサッシそのものやサッシの部品を交換できれば費用を安く抑えられますが、失敗する可能性もあるうえ、手間もかかります。しかし、業者に依頼するにしても、できる限り交換費用を安く抑えたいものです。ここでは、サッシ交換費用を安く抑えるポイントを紹介します。
相見積もりをする
サッシ交換費用は業者によって異なります。複数の業者から見積もりを依頼し、料金を比較して最も安い業者を選ぶのがポイントです。
ただし、出張費用や深夜・早朝などの割り増し料金で費用が変動することもあります。そういったオプションや追加料金などにも注意して、総合的な料金で比較しましょう。
また見積もりの際には、値段だけではなく、業者の対応が親切かどうかも判断材料にしましょう。対応が雑な業者は、サービスの質が悪い可能性もあります。
補助金を利用するのも選択肢のひとつ
サッシ交換には、意外と高い費用がかかると驚いた人もいるでしょう。サッシ交換に必要な費用を少しでも安く押さえるには、断熱リフォームの補助金制度が使えるかチェックしてみることをおすすめします。
この補助金制度は、断熱性の高い高性能な建材に交換することや申請者が常時住んでいること、申請者が住宅を所有しているなど、所定の基準を満たす必要がありますが、サッシ交換にも使える可能性が高いです。
断熱性の高いサッシは価格も高くなりますが、交換すれば、光熱費が下がるなどのうれしい効果も期待できます。
サッシ交換をするならおうちの御用聞き家工房にお任せください!
費用を抑えるために、サッシ交換をDIYしようと考える人もいますが、大掛かりな工事になることも多く、一般的には業者に依頼して施工してもらいます。
業者に依頼するとなると、まずは業者選びからしなければなりません。サッシ交換をしてくれる業者は数多く存在しますが、優良な業者を選ばなければしっかりとした施工はしてもらえません。実績が多く、信頼できる業者選びが失敗しないサッシ交換のコツです。
サッシ交換を依頼する業者選びで迷っているなら、おうちの御用聞き家工房にお任せください。おうちの御用聞き家工房は、地域密着型で御用聞き事業を行っています。
これまでにも、地域の皆さまからたくさんのご依頼を受け、優良な業者として信頼してもらっております。
おうちの御用聞き家工房の強みは、庭の草むしりや電球の交換、エアコン洗浄など、お家にまつわる困りごとなら何でも相談できることです。
そのため、サッシ交換以外のハウスメンテナンスもまるごと対応できるので、一度に多くのお悩みを解決できます。
「サッシの調子が悪いけれど交換が必要?」や「サッシの調子を見て欲しいのだけれど…」など、ちょっと見て欲しいだけでもご連絡いただければ、最短で即日伺うことも可能です。
御用聞きメニューは、100円からの安心価格で、急なご相談も電話一本でお伺いします。おうちの御用聞き家工房の事例紹介に掲載されていない内容でも、お客様のお困りごとに、可能な限り尽力いたします。
全国にたくさん店舗がありますので、困ったときはぜひ一度ご連絡ください。
まとめ
長年、同じサッシを使っていると、いつかは不具合が出てきます。また、不具合が特になくても、家の断熱性能を上げるためにサッシを交換するのは、非常に有効な方法です。
サッシの性能も年々上がってきており、交換することで光熱費が大幅に下がる可能性も高いため、補助金制度を活用しながら賢くサッシ交換をしましょう。