床下収納を後付けするメリット
床下収納を後付けすることで、収納スペースが増えることはもちろん、人目に触れずに収納できたり、点検口としても活用できたりするメリットがあります。
ここでは、床下収納を後片付けする3つのメリットを詳しく紹介します。
デッドスペースを収納スペースとして使える
床下収納を後付けすると、部屋の面積を圧迫することなく収納スペースを広くすることができます。
床下は、普段は使わないデッドスペースであることがほとんどです。床下収納を設置することによって、普段の生活では使わない場所を有効活用することができます。
収納場所が増えるので、片付いた分生活スペースを確保することもできます。
床下収納に入れるものは使う頻度が低いものやストック品、シーズンごとにしか使わないものが最適です。たとえば、下記があげられます。
・お子さまの工作や思い出の品、日用品
・保存がきく食品や調味料
・洗剤やシャンプーなどのストック品
部屋をすっきり見せることができる
床下収納は目につかない場所にあるため、部屋をすっきりと見せることができます。
収納スペースを増やすなら、収納家具や収納ボックスを追加することが一般的ではあるものの、かえって部屋がごちゃごちゃした印象になることがあります。
その点、床下収納を活用すると、収納用品を部屋に置く必要がないため、部屋がすっきりとした印象になるでしょう。
点検口としても使える
床下収納は、床下に問題があった時や定期点検をするための出入口としても使えます。
特に一戸建ての床下に不具合が発生した時、床下点検口がないと床を解体して点検することになります。その場合、通常の修理費と合わせて、はがした床の補修費用も追加でかかってしまうでしょう。床下収納があれば、床を傷つけなくても点検が可能です。
床下収納を後付けする時に知っておきたいこと
ここでは、床下収納を後付けする際に知っておきたい床下収納の種類や費用の相場を紹介します。
床下収納には、扉のタイプなどによって種類があります。自身のライフスタイルや予算に合わせて適したものを選びましょう。
床下収納の種類
床下収納には、主に以下の5タイプがあると言われています。
・横に滑らせて開けるスライドタイプ
スライドできるタイプ。2つの収納に対して一度にひとつの扉しか使えないため、大きなものを収納したい場合にはやや不便なこともあります。
・置き蓋タイプ
蓋が収納ボックスの上に乗っているだけのシンプルな収納。費用も安価であることが多いです。
・扉タイプ
通気性の良い床下では、扉を付けただけの床下収納が可能です。
・引き出しタイプ
和室の床下収納として定番のタイプ。和室が小上がりになるため、インテリアとしても楽しめます。
・跳ね上げタイプ
畳一畳分の扉が開閉する収納。和室にもよく設置されます。
床下収納を後付けするのにかかる費用
床下収納がない状態だと新設する必要があります。その場合は、費用が10万円以上することがほとんどです。
床下収納を後付けする場合、5万円前後です。ただ、収納のタイプによって金額は変動します。置き蓋タイプだと1千円~1万円ほどで設置できます。
床下収納が向いてない場合もある
「いざ床下収納を設置しよう」と思ったとしても、住宅のタイプや間取りによっては、床下収納が向いていないケースも少なくありません。
ここでは、床下収納が適さない3つのケースを紹介しています。
マンションなどの床下にスペースがない場合
床下に収納ボックスが入るスペースがないと、床下収納は設置できません。とくにマンションなどは床下に空間がないことが多いため、床下収納の後付けが困難です。
どうしても床下収納を設置したい場合は、床を上げるという方法もあります。ただし、床を上げると天井の高さが変わってしまい、圧迫感が増してしまうこともあります。
また、床を上げる場合は事前によく考えて、マンションの管理会社にしっかりと確認を取ってから行うようにしましょう。
配管設備や基礎がある場所に設置する場合
床下に配管設備や住宅の基礎がある場合は、床下収納に適していません。
配管が多い場所だと、
・床下収納が定期的なメンテナンスの邪魔になる
・水漏れなどの際に被害が出てしまう
などのおそれがあります。この場合、床下収納を設置しないことをおすすめします。
また、基礎は家の強度に関係するため、特に手を加えない方が良いとされています。
通気が悪くなってしまう場合
床下には、通気性を良くするための「通気口」や床下点検のための「人通口」があります。床下収納によってそれらの場所を塞いでしまうと、通気性が悪くなったり点検の邪魔になったりするでしょう。
通気性が悪くなると木材が劣化したり、カビが発生したりしてしまうため、家の腐敗が進んでしまう要因にもなります。
床下収納を付ける時の注意点
最後に、床下収納を設置する際の注意点を紹介します。
生活導線に配慮する
床下収納には段差ができてしまうため、生活導線に配慮しましょう。人が通る場所に設置すると足やスリッパなどが引っかかってしまい、転倒の原因になります。
特に、子どもや高齢者がいる家庭では、床下収納の場所に注意しなければなりません。
床下収納を設置する際は、「普段立ち入らない場所に設置する」「絨毯などで段差をなくす」などの対策を取りましょう。
しっかり湿気対策を行う
床下は湿気が多くなります。湿気が多いと、収納物の劣化やカビが発生するおそれがあります。定期的に床下収納を点検・掃除するなどして、湿気対策を行いましょう。
専門業者と入念に打ち合わせして設置する
床下収納を設置したい場合には、「床下収納を設置しても支障が出ない場所であるかどうか」を専門業者に相談してから決めるようにしましょう。
床下収納の設置など、お家に関することでお悩みなら、「おうちの御用聞き家工房」にご依頼ください。
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地域密着型であるため、電話一本で最短即日にお伺いすることが可能です。床下収納の後付けを考えている方はぜひ「おうちの御用聞き家工房」までお問い合わせください。
まとめ
今回は、床下収納の後付けについて詳しく紹介しました。床下収納はデッドスペースを有効活用するので、収納スペースを増やすことなく、部屋をすっきりと見せることができます。
使用頻度の少ないものを収納するだけでなく、住宅の点検口としても利用することが可能です。
床下収納にはさまざまな種類があるため、それぞれのご自宅に合ったものを後付けすると良いでしょう。ただし、住宅のタイプによっては床下収納に適さないケースもあるので注意が必要です。
床下収納を検討している場合は、一度専門業者とよく相談してみることをおすすめします。