フローリングの変色は何が原因?汚れの理由と落とし方を解説

フローリングは新築のときと比べると、年数が経つにつれて変色してしまいます。いつまでも新築のままの色合いやツヤを保ちたいという人も多いのではないでしょうか。今回は、フローリングが変色してしまう原因や変色したフローリングの補修方法について紹介します。


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フローリングが変色する理由

なぜフローリングの色は変わってしまうのでしょうか。ここでは、変色する原因を解説します。

日焼けによる変色

部屋に太陽光が差し込む場合、日焼けによってフローリングが変色することがあります。紫外線によりコーティングの劣化が進み、白っぽく浅い色になってしまいます。

床全体が同じように日焼けすれば気になりませんが、家具を置いている部分は新築時や入居時のままになるので、余計に変色したフローリングが目立ってしまうのです。

水分による変色

生活していると、フローリングの上に飲み物をこぼしてしまう、梅雨の時期などで強い湿気にさらされてしまうなどの思わぬトラブルが生じます。そのため、水分によってコーティングが劣化し、日焼けの時のように白っぽくなってしまうのです。

また、フローリングは湿気や水気に強くないため、最悪の場合、ヒビ割れや膨張、カビといった材質そのものの劣化・汚損を招くこともあるので、注意しなければなりません。

油分による変色

油分による変色は、油ものをこぼしてしまったまま放置したり、裸足で歩いて皮脂が付着したりすることが原因です。特にキッチン周りは、目には見えなくても意外と調理中に油がはねて床に落ちている可能性も高いです。

油分による変色の場合は、表面だけでなく材質にも浸透してしまい、黒ずみになりやすいので注意しましょう。黒ずみが染み込んでしまうと、掃除をしてもなかなか落とすことができません。染み込む前に拭き取るようにしましょう。

化学薬品による変色

化学薬品もフローリングにとっては大敵です。フローリングは中性以外の性質に弱いため、灯油やアルコール、家具に使われるゴム素材などの影響で劣化を招きます。薬品の色移りによる変色も起こるため、特に注意が必要です。

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変色したフローリングの補修方法

変色したフローリングは、補修によって元通りにすることができるのでしょうか。ここでは、変色してしまったフローリングを補修する方法を解説します。

汚れ・染みを落とす

カビや皮脂汚れは、お酢かクエン酸をしみこませた雑巾で優しく拭くことで落とせる場合があります。

または、フローリング専用の洗剤でこすり落とすのも方法のひとつです。フローリング専用であれば、フローリングを傷めることなく汚れを落とせます。すぐに掃除できるように常備しておくと良いでしょう。

ワックスをかけ直す

フローリングをキレイなまま保つには、ワックスをかけ直すことも大切です。ワックスをかけ直す前に、表面の汚れを落としてワックス除去剤で既存のワックスを落とします。キレイに落としたら、フローリング用のワックスをムラなく塗り直しましょう。

ワックスはこまめにかけ直すことで、フローリングが長持ちします。ワックスをかける前の掃除は大変ですが、定期的にかけ直すようにしましょう。

表面を軽く削る

単一フローリングと呼ばれる無垢材のフローリングであれば、表面をヤスリで軽く削り落とすのも方法のひとつです。

無垢材のフローリングは1種類の木材からできているため、汚れが気になる部分だけ削り取れば、再びキレイな木目が現れます。表面を削り落とした後は、無垢材用のコーティング塗料を忘れずに塗っておきましょう。

ただし、複合材フローリングを削るのは避けましょう。複合材フローリングは複数の板を貼り合わせてできているため、表面を削ると木目の模様まで削ってしまい、見栄えが悪くなってしまいます。

着色ニスで色合いを調整

内部まで浸透してしまった汚れは、掃除では落とすことができません。

フローリングの変色を目立たなくするには、着色されたニスを塗り、色合いを周囲に合わせるのもひとつの方法です。フローリング用のワックスには着色されているものもあるので、代用できます。汚れが落とせないときは、ぜひ試してみましょう。

フローリングを交換

時間が経ってひどい染みや汚れが溜まり、薬剤や洗剤を使っても落としきれないなら、フローリング自体を交換する必要があります。

フローリング全体を交換するには相応の費用がかかりますが、部分的に交換できるフローリングもあるため、自宅のフローリングが部分的に交換できるタイプなのかどうか確認しましょう。

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フローリングの補修に必要な費用

フローリングの補修や部分的な張り替えには、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。張り替えをDIYで行うパターンと業者依頼に依頼するパターンに分けて、それぞれに必要な費用の相場を解説します。

DIYなら数千円程度から

フローリングの変色の補修をDIYで行うなら、必要な塗料や洗剤だけを購入すれば済みます。DIYでかかる費用は数千円程度です。

しかし、DIYの場合はフローリングがなぜ傷んでいるのか、どのような状態になっているのかなど、フローリングの状態を正確に把握するのが難しい場合があります。

業者への依頼なら2~3万円

業者にフローリングの張り替えや交換を依頼する場合、染みや変色の補修ならおよそ2~3万円程度が相場です。業者に依頼すれば、なぜ変色したのか、今どんな状態なのかも的確に調べて対応してくれます。

変色の原因を取り除き、周囲と色を合わせるには熟練の技術が必要です。プロの業者に依頼すれば、DIYする場合よりも確実な対応とキレイな仕上がりが期待できます。

ただし、変色の補修だけでなく張り替えをする場合は、十数万以上の費用が必要です。フローリングの種類や材質、広さ、現在の状態にもよるので業者に見積もりを取ると良いでしょう。

賃貸物件は原則費用負担なし

賃貸物件におけるフローリングの補修費用は、自然劣化なら原則大家の負担となります。借主の負担は基本的にはありません。ただし、フローリングが変色している現状を放置したり、通常考えられない用途による汚損や破損があったりした場合は借主の負担となります。

その際は、補修費用の全額を求められる可能性もありますので、賃貸物件の場合は、事前に不動産会社や大家に確認をとっておくことが大切です。

フローリングの汚れにお悩みなら「おうちの御用聞き家工房」がおすすめ!

フローリングの変色の補修を自力でする時間がない、自力でするのは不安があるという方は、業者に依頼するのがおすすめです。「おうちの御用聞き家工房」では、家に関するどのような悩みでも電話で相談することができます。

もちろん、フローリング周りのトラブルについての相談も承っております。補修や貼り替えの「見積もりだけ取りたい」といった内容でも問題ありません。お電話一本で最短即日に伺うことができ、最短でお悩みを解決に導きます。

お家に関するお悩みならどんなささいなものでも構いません。ちょっとした相談でもお受けできますので、ぜひ「おうちの御用聞き家工房」までご連絡ください。

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まとめ

今回は、フローリングが変色する原因や対処法、補修する場合の費用相場について紹介しました。フローリングは、使っているうちに皮脂汚れや油汚れ、水分による傷みや紫外線など、さまざまな要因で少しずつ変色していきます。

生活する中では、こまめな掃除などである程度の変色は防げても、避けられない要因もたくさんあるのです。

変色したフローリングの補修や張り替えなら、「おうちの御用聞き家工房」にご相談ください。どんなささいなお悩みでも構いません。最短即日でお伺いし、お悩みを聞くことができますのでぜひ一度お電話ください。