【カーポートの屋根掃除】汚れの原因と掃除方法・注意点を解説!

カーポートの屋根は、いつでも雨や風、汚れから車を守ってくれています。しかし、カーポート自体には、汚れが蓄積しているのです。汚れたまま放置すると、見た目が悪いだけでなく、カーポートの劣化を早める原因にもなります。 今回は、カーポートの屋根が汚れる原因について、掃除の方法や注意点もあわせて解説します。この記事を参考に、カーポートの屋根を美しく、そして長持ちさせましょう。


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カーポートの屋根が汚れる3つの原因

カーポートの屋根が汚れる原因は、大きく分けて3つあります。まずは、汚れの原因とそれぞれの汚れの特徴を知っておきましょう。

1.雨水に含まれる汚れ

「雨が降れば屋根の汚れを洗い流してくれるだろう」と思っている方もいるでしょう。しかし、雨水には細かいチリやホコリが含まれているため、とても汚れています。

そのため、雨が降ったあと水が蒸発して乾くと、チリやホコリが汚れとして付着してしまうのです。

さらに、雨水が乾きにくい環境の場合は、チリやホコリ汚れだけでなく、苔も生えてしまうおそれもあり、外観を大きく損ねる原因になります。

2.風で舞い上がった砂埃

台風や風が強い時期には、砂埃が風にのって舞い上がります。空気中に舞い上がった砂埃は、風が落ち着くと地上へ降りてきますが、このときカーポートの屋根に降りてきて、汚れの原因となってしまうのです。

春先には、飛んできた黄砂が屋根に降り積もり、黄色く汚れることもあります。

3.鳥のフンや足跡

鳥のフンや足跡も、カーポート屋根の汚れをつくる大きな原因のひとつです。直接、鳥がカーポートの屋根に乗って歩くと、足跡がつきます。そのままフンをすれば、こびりついた汚れになってしまうでしょう。

また、鳥がカーポートの屋根に乗らなくても、カーポートの上に電線がある場所の場合は、電線に止まっている鳥のフンが落ちて、カーポートの屋根が汚れることもあります。

電線にはたくさんの鳥が止まるので、場所によっては頻繁に汚れを除去しなければなりません。

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【屋根・雨樋・柱】カーポートを掃除する手順

ここからは、屋根だけでなくカーポート全体を掃除する手順を具体的に解説します。それぞれの場所の掃除に使う道具も紹介しながら解説していくので、手順を覚えて役立ててください。

定期的に掃除をしていれば、大掛かりな掃除は必要なく、水洗いのみで美しく保つことも可能です。効率良く掃除するための方法を知っておきましょう。

カーポートの屋根を掃除する

カーポートを掃除する場合は、屋根の掃除からはじめます。汚れは上から下に流れていくので、屋根から掃除することで全体を素早くキレイに掃除できるのです。

<必要な掃除道具>
・脚立や踏み台
・ホース(シャワーノズルなどがあれば便利です)
・雑巾やタオル
・スポンジ(長めの柄がついたスポンジを使うと安全に作業できます)
・中性洗剤

1.屋根のゴミを除去する
カーポートに水を掛ける前に、葉っぱや大きめのゴミなど、目立つものをあらかじめ取っておきます。手で除去できない場合は、ほうきなどを使って下に落とすのも良い方法です。先に水を掛けてしまうと、ゴミが取りにくくなるので、必ず最初に作業しておきましょう。

2.屋根全体に水を掛ける
ホースを使って屋根全体に水を掛け、水で落とせる汚れを落としていきます。

3.薄めた中性洗剤で汚れを落とす
薄めた中性洗剤をスポンジに含ませ、水だけでは落ちなかった汚れを落としていきましょう。ポリカーボネート製の屋根は、強くこすると傷がついてしまうので、優しくほど良い力加減で汚れを拭き取るのがポイントです。

4.水で中性洗剤を洗い流す
最後は、水を掛けて中性洗剤と汚れを洗い流します。丁寧に掃除する場合は、水で洗い流したあと、タオルや雑巾で水気を拭き取っておくと仕上がりが一段とキレイになります。

カーポートの雨樋・柱を掃除する

屋根の掃除が終わったら、次は雨樋と柱の掃除です。とくに、雨樋は、汚れが溜まりやすい場所であるにもかかわらず忘れがちな部分ですので、定期的に掃除する習慣をつけましょう。

<必要な掃除道具>
・脚立や踏み台(必須ではありませんが、あると便利です)
・ホース(シャワーノズルなどがあれば便利です)
・雑巾やタオル
・中性洗剤
・割り箸(必須ではありませんが、細かな部分のゴミを除去するのに便利です)

1.雨樋のゴミを除去する
雨樋の形状は、カーポートの種類によって異なりますが、一般的なカーポートにはドレンエルボがついています。ドレンエルボのキャップを外して、雨樋部分と一緒に内部に溜まった落ち葉やゴミを除去しましょう。手で取りにくい場合は、割り箸を使うとキレイに掃除できます。

2.柱に水を掛ける
柱全体に水を掛けて、水で落とせる汚れを落とします。汚れがひどくない場合は、水洗いでも十分キレイになるので、そのままタオルや雑巾で水気を拭いて完了です。

3.薄めた中性洗剤で洗う
水洗いで落ちない汚れがあるときは、薄めた中性洗剤を含ませた雑巾で拭き取ります。汚れが落ちたら、水洗いで洗剤を落とすか、濡れた雑巾を使って中性洗剤が残らないようにしましょう。

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カーポートの屋根掃除で気をつけたい注意点

カーポート掃除の手順を紹介しましたが、屋根の掃除にはいくつかの注意点があります。注意点を意識して掃除をしないと、思わぬケガや事故につながったり、カーポートを劣化させる原因になったりするのです。

また、住宅地でのカーポート掃除は、近隣住民の方とのトラブルに発展する可能性もあります。しっかりとポイントを押さえて、安全に作業するようにしましょう。

「届かないから」と絶対に屋根に乗らない

カーポートの屋根は、家の屋根よりも低いとはいえ、高所での作業となります。脚立を使って掃除を行いますが、届かないからといって絶対に屋根には乗らないようにしてください。

カーポートの屋根は、雨や汚れから車を守るために設計されているので、大人の体重を支えられるほどの強度がありません。

また、経年劣化で屋根パーツ自体が劣化していると、少しの重みでも割れてしまいます。軽いからといって、掃除道具を屋根に乗せるのもやめておきましょう。

「キレイにしたいから」屋根を傷つける洗剤や道具を使わない

カーポートには、さまざまな材質があります。現在、一般的に多く使われている屋根材は、ポリカーボネートです。

カーポート屋根に使われている素材は、汚れが付着しにくいものが選ばれていますが、その反面、傷がつきやすいというデメリットもあります。

汚れがこびり付いているからといって、金属製のブラシやヘラ、たわしなどは使わないようにしましょう。

また、使用する洗剤は、必ず中性洗剤を使うようにしてください。アルカリ性や酸性の洗剤を使うと、屋根の素材を傷め、変形やひび割れの原因になることがあります。

「脚立は便利だから」と近隣に配慮がないのはNG

隣の家との距離が密接している住宅地や、道沿いでの作業の場合は、近隣の方への配慮も重要です。

作業中に他人の通行を妨げたり、道具を広げて迷惑をかけたりしないよう、脚立を使うときは、周りに人がいないかしっかり確認してから掃除をするようにしましょう。

また、よくある近隣トラブルとして、汚れや水の飛び散りが挙げられます。隣の洗濯物に水しぶきがかかってしまったり、汚れが飛んで近隣の家の壁を汚してしまったりしないように、慎重に掃除をしましょう。

万が一、水しぶきが飛びそうな場合は、事前に伝えておくようにするとトラブルを回避できます。

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自力が難しい場合は業者に依頼を検討しよう!

自分で掃除できる時間を確保できない場合や、作業自体に不安がある場合は、業者に掃除を依頼するのがおすすめです。

カーポートの掃除を業者に依頼するメリット

カーポートの掃除を業者に依頼する大きなメリットのひとつに、安全に掃除ができるという点が挙げられます。

カーポートの掃除は、高所での作業も含まれるため、慣れていない人が実施すると思わぬケガをしてしまうおそれもありますが、業者に依頼すればケガや事故のリスクがありません。

また、忙しく掃除が行き届かない場合、手間と時間が節約できる面も大きなメリットとなるでしょう。道具がない場合は、道具を買い揃える費用を節約することにもつながります。

さらに、汚れや材質を見分け、適切な方法で掃除をしてくれるので、カーポートを傷つける心配もありません。頑固な汚れがあり、自力で汚れを落とせなかったという方も、業者に依頼するのをおすすめします。

カーポートの屋根掃除なら「おうちの御用聞き家工房」がおすすめ

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お客様の要望や困りごとをヒアリングしてからサービス内容を決定するので、無駄な費用が発生することもありません。

対応エリア内であれば、出張費や見積りを無料でさせていただきます。電話一本で最短即日お家へお伺いすることもできますので、お気軽にご相談ください。

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まとめ

カーポートの掃除は、定期的に行うことが重要です。定期的に汚れを落としておけば、常に美しく保てるのはもちろん、経年劣化のスピードも抑えられます。しばらくカーポートを掃除していなかったという方は、これを機に業者への依頼も検討してみましょう。