浴室塗装をする際に覚えておきたい基礎知識。業者選定のポイントも紹介

ユニットをまるごと交換しなくても、浴室塗装をすることで新品のような綺麗なお風呂にすることができます。雰囲気だけでなく気分も明るくなり、毎日のバスタイムが楽しみになりそうです。 しかし、浴室塗装にはメリットだけでなくデメリットがあることに注意が必要です。事前に押さえるべき注意点もあり、業者選定の前に知っておいた方が良いでしょう。 今回は、浴室塗装に関する注意点を紹介します。理想のお風呂にするためにも、ぜひお役立てください。


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浴室塗装を考えるべきタイミング

まずは、どんなときに浴室塗装をするとよいか、理想的なタイミングを考えてみましょう。下記で挙げるタイミングで実施するとビフォーアフターがはっきりするため、完了後の楽しみも増えそうです。

掃除で取り除けない汚れが増えてきたとき

掃除やハウスクリーニングでも取り切れない頑固な汚れが増えてきたときは、浴室塗装がおすすめです。お風呂は毎日使う場所であるため、どんなに丁寧な掃除をしていても数年後には汚れがこびりつきやすくなります。

また、カビが頻繁に発生したり古い被膜が浮いたりしてくると衛生状態も損ねるため、気分を一新して塗装するのが良いでしょう。定期的に塗装すると、さらに綺麗な状態を保ちやすくなります。

色を変えたいと思ったとき

浴室塗装の魅力は、お風呂の色を変えられることにあります。気分に合わせて色を変えたり、浴室インテリアに合わせたりできるため、検討してみると良いでしょう。

なかには、お子様が生まれたり両親と同居したりするなど生活が変わったタイミングで浴室塗装をする人も少なくありません。雰囲気ががらりと変われば、お風呂が楽しみになるような効果も期待でき、リフレッシュにもおすすめです。

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浴室塗装を行う4つのメリット

次に、浴室塗装をするメリットを解説します。どんな効果があるのか知り、自宅に照らし合わせながらイメージを膨らませてみましょう。

1.入れ替えリフォームに比べて費用が安い

浴室塗装は、浴室を入れ替えリフォームよりも安価にできます。ユニットバスを入れ替えるのと比較すると、約2分の1から5分の1程度の価格ででき、非常にコストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。

浴室を新しくするためには、総入れ替えが必要だと思っている方も少なくありません。塗装によるリフォームを選択に加え、費用や工期と比較しながら判断してみるのがおすすめです。

2.新品と同じくらいきれいにできる

前述の通り、浴室塗装をすると新品と同じくらいお風呂が綺麗になるため、見た目の美しさを演出できます。

特にお風呂は水回りであるため湿気や汚れにさらされやすく、カビ・皮脂汚れ・着色などが目立つことが多い場所です。親戚を招いてもお風呂を貸すのが恥ずかしい、入浴の度に汚れが気になってストレスに感じるという方は、浴室塗装によるリフレッシュを図るのがおすすめです。

コストを抑えつつお風呂を綺麗に生まれ変わらせるためにも、ぜひ検討してみましょう。

3.ユニットバスの入れ替えができないときもリフォームできる

柱や梁の関係でユニットバスの入れ替えができないときや、近隣への工事音が気になって入れ替え工事を躊躇ってしまうときでも、塗装であればできるケースがあります。

どんなに注意していても、入れ替え工事は解体撤去やビス打ちなどで大きな音がたってしまうものです。周りに与える影響が少ないということも、大きな音がしにくい浴室塗装ならではのメリットだと言えるでしょう。

4.工事期間を短く抑えられる

浴室塗装はユニットバスの入れ替えよりも工事期間を短縮できます。一般的に入れ替え工事は1週間程度要しますが、再生塗装であれば補修と塗装、乾燥を入れて3日程度で完了するでしょう。

近くに銭湯など代替手段がない場合や、工事期間中の在宅が仕事・プライベートの関係で負担になる場合は、塗装を選ぶのがおすすめです。

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浴室塗装を行うときの注意点

浴室塗装は非常にメリットの多い手段でありながら、注意点やデメリットもあります。依頼をする前に考えておきたいポイントを紹介しますので、チェックしておきましょう。

1.浴室塗装ができないケースがある

浴室塗装はどのタイプのお風呂にでもできるものではなく、向き・不向きがあります。特に下記のような浴室ではできない可能性が高いため、業者に相談してみると良いでしょう。

モルタル

浴室塗装に向かないタイプであるため、もし新しくしたい場合はパネルを貼り付ける工法を取るのが一般的です。色を変えることだけを考えるのであれば、ホームセンターなどで販売している塗料を購入して塗ることもできるため、目的と照らし合わせながら検討しましょう。

タイル地

下地がしっかりしていないとできないことが多く、業者により判断が異なります。全てのケースで不可というわけではありませんので、まずは経験豊富な業者に聞いてみるのがよいでしょう。

檜風呂など

檜など木材を活用したお風呂も、塗装には向きません。繊細な木の素材を痛めてしまうことが多く、イメージ通りの色がでるとも限らないため、避けておいた方が良いでしょう。

一方で、ユニットバスの場合は浴室塗装がしやすくなります。FRPや人工大理石は浴室塗装と相性が良いです。ステンレス・ホーローだと、職人の技術により異なりますので、事前に相談してみることをおすすめします。

2.機能性が向上するわけではない

浴室塗装はあくまでも塗装による上塗りをする工法であり、お風呂の機能性そのものが向上するわけではありません。保温性など機能自体を改善したい場合は、入れ替えに勝るものはないでしょう。

あくまでもお風呂の見た目を綺麗にしたり、色変更によるリフレッシュ効果を狙ったりしてやるものだと理解しておくことが肝心です。

3.下地補修が不十分だと塗装が剥がれることも

浴室塗装する前に、浴室の汚れ・カビ・サビなどに対して適切な下地補修をしておくことが大切です。これをしないまま塗装してしまうと長持ちせず、早期に剥がれてしまうことがあるでしょう。

塗装剤を購入して自分でDIYすることもできますが、次にプロへ頼むとき高くついてしまうリスクも考えられます。なるべく最初の段階からプロに頼み、効果を長持ちさせるのが理想です。

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浴室塗装を依頼する業者を選ぶ2つのポイント

最後に、浴室塗装を依頼するときのポイントを紹介します。特に依頼業者を選定する際の注意点を紹介しますので、後悔のない施工をするためにも参考にしてみましょう。

保証期間があるかどうか

保証期間があるかどうか確認し、万が一のトラブルに備えましょう。多くの業者では、数年単位の保証期間を設けています。

保証がないと万が一の剥がれがあったときに有料で再依頼するしかなく、金銭的な負担が増えてしまう可能性があるため、注意しましょう。保証内容や条件も業者によって異なります。保証の有無だけではなく内容や条件もしっかり確認しておくことが大切です。

浴室再生専門の職人がいるかどうか

浴室塗装は水回りでおこなうため、外壁塗装などとは、やり方が異なります。そのため、浴室再生専門の職人がいるかを確認し、知識・経験・スキルが抱負な業者を選定していきましょう。安心して任せられる業者を探すのも、成功の秘訣です。

おうちの御用聞き家工房」なら、浴室塗装はもちろん、それ以外のリフォームもあわせて相談いただけます。

家に関するトラブルの総合窓口としてサービス提供しているため、窓・屋根・庭などありとあらゆる場所のお悩みをお聞かせください。住宅のプロによる現地調査をしていることも強みであり、ご要望のヒアリングも徹底させていただきます。

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まとめ

浴室塗装は、お風呂が新品同様に美しくできる施工法です。総入れ替えのようなコスト・工期もかからず、手軽にできることも利点だと言えるでしょう。

「おうちの御用聞き家工房」では、浴室塗装だけでなくお風呂に関するありとあらゆるトラブルのご相談を受け付けています。お風呂以外のリフォームを検討している場合にも、ぜひお気軽にお問い合わせください。