トイレレバーの交換・修理費用の目安
トイレのレバーが戻らなくなるトラブルは、さまざまな原因が考えられます。その多くが部品の劣化によるため、トイレレバー本体の交換などの簡単な修理で解決できます。
しかし、なかには「水道関係の修理は高額なイメージがある」と、業者を呼ぶことに躊躇している方も多いのではないでしょうか。水回りの部品の交換や修理費用は技術料金や出張費などが加算されるため、単純に部品代のみを基準に考えることはできない難しさがあります。
この項目では、業者選びの参考にもなるトイレレバーの交換や修理にかかる費用の目安を紹介します。
自分で交換・修理をする際の費用
簡単な部品交換程度であれば、自分自身で対処することも可能です。費用は部品代のみなので、最小限に抑えられます。
自分で作業した場合 | |
費用目安 | 1,200~3,000円程度 |
特徴 | 部品の種類・ランクによって費用が異なる |
トイレレバーなどの部品は、ホームセンターや通販で個人でも購入可能です。ただし商品ごとに規格が異なる点に注意しなくてはなりません。
購入する前に自宅のトイレレバー規格を確認し、スマホで写真を撮っておきましょう。
専門業者に依頼する際の費用
専門業者に自宅まで出張してもらう場合は、部品代のほかに技術料金や出張費が加算されるため、コストが若干高くなります。
ただし自分で交換する場合に比べて、規格間違いや技術不足による失敗リスクが低いメリットもあります。万が一トラブルが生じた場合に保証してくれる業者を選ぶと、更に安心です。
専門業者に依頼した場合 | |
費用目安 | 5,000~20,000円程度 |
特徴 | 業者ごとに技術料金などが異なる |
作業時間は30分程度で終了するため、1日中トイレが使えなくなるという心配はありません。
ただし、電話しても即日中に対応してもらえなかったり、訪問日時の希望を聞いてもらえなかったりする場合もあることに注意してください。ホームページで「即日対応可能」であることを記載している業者がおすすめです。
トイレレバーの主な故障原因
トイレレバーが元の位置に戻らないとき、必ずしもレバー本体に異常があるとは限りません。そのためトイレレバーのみを自力で交換しても、トラブルの根本的な解決にはつながらない場合もあります。
ほかの部分に原因があった場合、ホームセンターや通販で購入したトイレレバーの代金が無駄になってしまうため、まずは故障原因を確認しましょう。
トイレレバーの故障原因
トイレレバーの故障原因として考えられるものは、症状によって主に以下の2通りが考えられます。
トイレレバーが戻らない・空回りする場合
トイレレバーが元の位置に戻らない・空回りする場合は、レバー以外の部分が故障している可能性も考えられます。
故障しやすい部分は、以下のとおりです。
・レバーとフロートバルブをつなぐ鎖
・フロートバルブの柱
・レバー本体の軸
フロートバルブとは、タンクの底にあるゴム状の部品です。トイレレバーを回すとフロートバルブが上がり、タンク内の水が便器に流れます。
トイレレバーとフロートバルブは鎖でつながれており、鎖が切れてしまうとトイレレバーを上げても水は流れません。また、鎖が切れたり柱が折れたり、なんらかの事情でフロートバルブがきちんと排水口を塞いでいない場合は、水が流れたまま止まらないトラブルも生じます。
フロートバルブや鎖・柱に問題がないのであれば、トイレレバー本体の軸部分が故障している可能性も考えられるでしょう。
トイレレバーが折れる場合
長年使用しているトイレは、トイレレバー本体が折れる場合もあります。主な原因は経年劣化によるものです。
取っ手部分が完全に折れるのではなく、亀裂が入ったり外側からはわからない部分が折れたりしているケースも多いため、目視のみでチェックしても故障箇所が見つかりません。トイレレバーを回したときに不自然な感触や音がする、不具合が生じるなどの異常を見つけたら、交換の時期です。
自分でできるトイレレバーの交換方法
業者との都合がつかないときや、費用をできる限り抑えたいときは、自分自身でトイレレバーの交換に挑戦してみてはいかがでしょうか。ただし、トイレの形状や故障原因によっては業者に依頼したほうが安心できる場合もあります。
この項目では、自力でトイレレバーの交換を検討している方へ、簡単な手順を紹介します。
準備するもの
トイレレバーの交換で使用する工具や道具は、以下のとおりです。
・モンキーレンチ
・マイナスドライバー
・ゴム手袋
・タオル
ゴム手袋やタオルは必須ではありませんが、用意しておくと汚れることなく作業できます。
トイレのレバー交換前に、止水栓を止める
水回りの部品交換や修理を行うときは、第一に止水栓を操作して水が流れないようにする必要があります。トイレの止水栓は、基本的にタンク周辺、壁の排水管に近い場所に設置されています。
止水栓は簡単に開け閉めできないよう、取っ手は付いていません。締めるときは、十円玉やマイナスドライバーを溝部分に入れて回します。(築年数の経った物件など長期間操作していない止水栓は固くなっていることもあります)
トイレレバーを外す
止水栓をしっかりと締めたら、次はタンクの蓋を開けましょう。トイレレバーの正確な位置を確認し、以下の手順でレバー本体を取り外します。
・トイレレバーにつながったチェーンを外す
・タンクとトイレレバーを固定しているナットを外す
・トイレレバーをタンクの外側から引き抜く
タンクとトイレレバーを固定しているナットは、タンクの内側部分に取り付けられています。外したチェーンなどは再度利用するため、捨てたり引きちぎったりしないよう注意してください。
トイレレバーを取り付ける
次は新しいトイレレバーを取り付けます。付属しているパッキンも忘れずにはめ込み、ナットでしっかりと締めます。
外していたチェーンも再び軸部分に取り付け、タンクの蓋を閉じたら止水栓を開けて作業完了です。
自分で交換するのが難しい場合は業者に依頼しよう。
トイレのタンク内は複数の部品で構成されており、トイレレバーのみを交換しても故障が直らなかったり、作業中に部品を壊してしまったりする可能性もあります。
タンクを開けてみて難しいと感じた方や、故障箇所自体が分からないという方は、専門業者に修理を依頼することをおすすめします。
業者に依頼するメリット
専門業者に依頼すると、何よりも失敗リスクがありません。素人が水回りの修理を行うと、仮に手順通りに作業を進めても部品の取り付けが甘いなど新たなトラブルを生じさせることも多く、かえって修理料金が高くついてしまいます。
最初から専門業者に任せれば新たなトラブルに発展するおそれがなく、以下のようなメリットもあります。
・ほかの故障や異常も見つけてくれる
・トイレレバーを自分で調達する必要がない
・時間と労力がかからない
故障箇所が複数ある場合、専門業者に依頼すれば即座に気付いてもらえます。同時に修理を依頼できれば、後日改めて依頼する手間を省けるでしょう。
また、特殊な形状のトイレや型の古いトイレなどは、ホームセンターや通販で最適なトイレレバーが販売されているとは限りません。専門業者に依頼すれば業者専用の在庫から最適な規格や互換できる部品を用意してくれます。
業者を呼ぶときは立ち合いが必要ですが、プロに任せれば作業時間は最低限で済むでしょう。ボルトやナット、止水栓の開け閉めなど力を要する作業も任せられます。
トイレの修理はおうちの御用聞き家工房がおすすめ
専門業者への依頼を検討している方は、「おうちの御用聞き家工房」にお任せください。お客様に選ばれる理由として、以下のポイントがあげられます。
・水回りのトラブルに関する実績や知識が豊富
・おうちのトラブル全般に対応
・お電話一本で、最短即日でトラブルに対応
トイレをはじめ水回りのトラブルはもちろん、庭のお手入れや屋根の修理など、おうちのトラブル全般に対応可能です。
どんなこまかなトラブルでも親切丁寧に対応しておりますので、まずは一度ぜひご相談ください。
まとめ
トイレのレバーが元の位置に戻らなければタンク内にいつまで経っても水が溜まらないため、水道料金が跳ね上がってしまいます。「ときどき起こることがあるが、毎日ではないから問題ないだろう」と油断していると、ある日突然、完全に戻らなくなる可能性もあるため、早急な対処が必要です。
おうちの御用聞き家工房は、プロの技術と知識で水回りのトラブル解消にも丁寧に対応しております。最短で即日対応できますので、お急ぎの方もぜひ一度お問い合わせください。