屋根はメンテナンスで寿命を延ばす!実施する目安を紹介!

新築で綺麗だった自慢のマイホームも、年月が経てば気づかぬ箇所から徐々に老朽化していくものです。そして、住宅において一番気づきづらいのは屋根の状態ではないでしょうか。 目に見えて問題が発生していない場合、「そもそも本当に屋根のメンテナンスは必要なのか」と疑問に感じる人もいることでしょう。 しかし、屋根の状態によってはすぐに対処した方が良い場合もあり、放置すると家が危険な状態になることもあります。それくらい、屋根のメンテナンスは大事なことです。 ここでは屋根のメンテナンスの重要性や、屋根材ごとにメンテナンスのタイミングを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。


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屋根のメンテナンスをするメリット

屋根のメンテナンスをした方が良いとはわかっていても、屋根のメンテナンスを考えたことがない人が多いのではないでしょうか。

そこでこの項目では、屋根のメンテナンスを行うことで得られるメリットを紹介していきます。

屋根が長持ちする

屋根が長持ちするというのは一見地味かもしれませんが、大きなメリットです。

普段はあまり意識が向かないかもしれませんが、屋根は気候や飛来物によるダメージが蓄積されています。晴れの日には強い日差しから、悪天候の日には強風や豪雨、土砂にさらされています。屋根は常に、そういった自然にさらされ続けているのです。

さらにお住まいの地域によっては、地震や塩害のダメージを受けることもあります。北海道から福井県の日本海沿岸部では、海岸から20㎞の範囲は塩害が及ぶと言われています。

積雪地帯では、融雪剤が撒かれており、融雪剤の主成分である塩も屋根のダメージに影響を及ぼすとされています。

このように、屋根に蓄積されているダメージは計り知れないのです。そこで、屋根をメンテナンスすることで、屋根の寿命を延ばすことができます。それが家の寿命を延ばすことにも繋つながるため、屋根のメンテナンスは家にとって大切なものなのです。

メンテナンスの流れ

屋根材によって時期は変わってきますが、まずは数年ごとの塗装からはじめましょう。屋根材が劣化してきたら塗装を繰り返し行い、リフォームをしていきます。

また、屋根内部には下地として防水シートが組み込まれています。防水シートの耐用年数は20~30年であるため、その間に1度はメンテナンスが必要ということになります。上記はあくまで目安なので、防水シートが劣化していたら、茸き替えか茸き直しを行いましょう。

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屋根材別メンテナンスのタイミング

定期的に屋根のメンテナンスが必要とはいえ、屋根材によってもメンテナンスのタイミングは異なります。ここでは屋根材別で、メンテナンスのタイミングやその内容を紹介しています。

ストレート

最近の住宅のほとんどはストレートの屋根が使用されています。ストレートは、7~15年ごとに塗装などのメンテナンス、30年前後で重ね塗りか葺き替えが必要です。

なお、2006年以前に建てられた住宅ではアスベストを含むストレート屋根が使用されているものもあります。メンテナンスの際には周囲に飛散しないよう、十分な配慮を必要としますので、ストレートにアスベストが含まれていると、葺き替えは高額になる傾向があります。

トタン

トタン屋根は耐久性が最も低く、5年~10年ごとに塗装などのメンテナンスが必要です。しかし塗装をし直したとしても、20年を目安に葺き替えが必要になる可能性があります。トタンは年数が経過すると素材自体が劣化していくため、重ね張りは難しいのです。

トタンは錆びやすいなどデメリットが多いため、現在はガルバリウム鋼板に置き換えるのが主流となっています。

ガルバリウム鋼板

軽量なことで人気の高いガルバリウム鋼板は、10~20年ごと、塗装などのメンテナンスが必要です。

また、30年経過した頃には重ね張りや葺き替えの検討が推奨されています。場合によってはメンテナンスで十分なケースもあるため、業者に相談し、しっかりと判断してもらいましょう。

セメント瓦(洋瓦)

洋風のデザインが豊富で人気のセメント瓦は、10~20年ごとに塗装などのメンテナンスが必要です。そして20~40年を目安に葺き替えをするのが良いでしょう。

ただ、セメント瓦は年々生産数が減少しているので、葺き替えのタイミングで十分な量を確保できない可能性があります。ほかの屋根材への変更も検討してみる必要が出てくるかもしれません。

日本瓦

日本瓦は屋根材の中で最も耐久性が優れているため、塗装によるメンテナンスは必要ありません。ただ、地震や台風などの自然災害の後には破損やズレがないかを確認することが重要です。

さらに瓦と瓦の間を埋める漆喰のはがれがないか、定期的に確認することもおすすめします。漆喰のはがれは、雨漏りが発生する原因にもなります。はがれが見つかった際には塗り替えをしましょう。

日本瓦のメンテナンスの目安としては、20年~30年で葺き直し、30年~60年で葺き替えです。また日本瓦の場合、屋根が重くなるため重ね張りはできません。

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こんなときはすぐにメンテナンスを

屋根のメンテナンスが重要だとわかったものの、耐用年数の長さなどから、のんびりやれば良いと思われがちですが、緊急を要するメンテナンスが必要な状態もあります。ここでは、すぐにメンテナンスをした方が良いケースを紹介しています。

変色や色あせしている

屋根に変色や色あせがある場合、すぐにメンテナンスをしましょう。

色あせは、ストレートやガルバリウム鋼板、セメント瓦などの塗装をしている全ての屋根で発生します。変色や色あせは塗膜の劣化が始まり、防水機能が低下しているサインです。緊急性は低いものの、早めのメンテナンスをおすすめです。

塗膜がはがれたり膨れたりしている

塗膜のはがれも、塗装をする全ての屋根で発生します。塗膜がはがれたり膨れたりしているのは、塗膜の寿命が近づいているということなので、早めに塗装し直すなどのメンテナンスが必要になります。

また、屋根の表面に触れると塗料の粉が指に付着する「チョーキング(白亜化)」現象にも要注意です。こちらも塗料が劣化し、寿命が近づいていることを表しています。いずれにせよ早めのメンテナンスをおすすめします。

コケやカビ、藻が発生している

コケやカビ、藻が発生している場合はより深刻です。コケなどが発生するということは、防水性能が低下しているサイン。見た目が損なわれてしまうほか、屋根材の劣化が進み、屋根自体がもろくなる可能性もあります。

コケやカビがさらに繫殖してしまうと、雨漏りを引き起こすこともあるため、早めに業者に見てもらうようにしましょう。一般的な対処法としては、高圧洗浄で汚れをしっかりと洗い流します。

屋根材が劣化したり傷んだりしている

漆喰の劣化や瓦の破損といった、屋根材の劣化は雨漏りや腐食の原因になります。特に漆喰などは屋根の頭頂部に位置するため、地震や強風の影響をダイレクトに受けやすいです。そのため、このような場合はすぐにメンテナンスをしましょう。

破損した部分を放置すると、雨水の侵入が防げず雨漏りが発生するほか、下地材の腐食も引き起こす可能性があります。

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屋根のメンテナンスは「おうちの御用聞き工房」へ

屋根のメンテナンスなど住宅に関することは「自分の目では正しい判断ができないかも」「ちゃんとした人に見てほしい」という人も多いでしょう。

そんなときは、「おうちの御用聞き工房」に相談してください。おうちの御用聞き家工房は住宅に関する簡単なメンテナンスから、本格的なリフォームまで幅広く対応しているため、安心して相談が可能です。

庭の草むしりや水回りの修理といったことも相談できるので、気軽に利用できます。電話一本で、最短即日で対応してもらえます。住宅に関する困りごとがある際に、ぜひおうちの御用聞き家工房の利用を検討してみてください。

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まとめ

今回は、屋根材別のメンテナンスのタイミングやメンテナンスの重要性について紹介しました。屋根は家の頭頂部にあるためにダメージを受けやすいです。劣化を放置していると家の寿命を縮めることにも繋がるので、早めにメンテナンスをすることが大切です。

気軽に相談できる「おうちの御用聞き家工房」を利用して、住宅環境を快適に維持しましょう。