天窓から雨漏りする原因は?修理費用やDIYを避けるべき理由も解説

天窓は室内の採光を確保したり、部屋の中に居ながら空の様子を眺められたりとさまざまな魅力がある設備です。 しかし、激しい雨が降ったときなどに雨漏りしてしまう場合があります。もし天窓から雨漏りしてしまったら、どうしたら良いのでしょうか。 今回は天窓から雨漏りする原因や、雨漏りする天窓の修理方法と費用の目安などについて解説します。


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天窓から雨漏りする4つの原因


天窓からの雨漏りに対処するには、まず雨漏りの原因を突き止める必要があります。天窓からの雨漏りの原因として多いのが下記の4つです。

・ゴムパッキンの劣化
・防水シートの劣化
・ゴミなどのつまり
・天窓自体の破損

それぞれの詳細についてみていきましょう。

ゴムパッキンが劣化しているから

壁面に設置されている窓と同様に、天窓の窓枠には雨やゴミなどの侵入を防ぐためのゴムパッキンが取り付けられています。

ゴムパッキンが日光や雨風にさらされて劣化し、硬くなってひび割れたり隙間ができたりすると、そこから雨水が侵入して雨漏りすることがあります。

ゴムパッキンの寿命は10年程度なので、天窓を設置してから10年以上経過している場合はゴムパッキンをチェックしてみましょう。

防水シートが劣化しているから

天窓の周囲には、屋根から雨水が侵入するのを防ぐための防水シートが貼られています。その防水シートが長く使ううちに劣化し、穴が開くなどして雨漏りが発生することがあります。

防水シートの寿命もゴムパッキンと同じく10年程度なので、ゴムパッキンに問題がない場合は防水シートを調べてみましょう。

ゴミなどがつまって排水できなくなっているから

天窓には、雨水を排水するための水切り板が取り付けられています。そこに周囲から飛んできた落ち葉や枝、ゴミなどがつまってスムーズに排水できなくなると雨漏りする場合があります。

壁面にある掃き出し窓などとは違い、屋根に設置されている天窓は手入れしないまま放置されがちです。何年も天窓の様子を確認していない場合は、天窓の周辺に落ち葉やゴミが溜まっていないかチェックしてみましょう。

天窓自体が破損しているから

ゴムパッキンの劣化や排水不良ではなく、飛散物が当たるなどして天窓自体が破損しているケースもあります。

天窓は屋根に剥き出しの状態で設置されており、壁面に設置されている窓のような雨戸がない場合も少なくありません。そのため、何かが飛んできて窓に当たり、破損してしまうことがあります。

台風の後から急に雨漏りするようになったなどの場合は、天窓が壊れていないか調べてみましょう。

天窓の修理方法と費用目安

天窓のパーツが劣化していたり、天窓自体が壊れたりしている場合は修理が必要です。ここでは、天窓の修理方法と費用の目安について紹介します。

部分的に補修する

天窓のゴムパッキンや防水シートが劣化している場合は、これらのパーツの補修・交換が必要です。天窓自体が壊れている場合は、天窓を新品に交換する必要があります。

天窓周辺に落ち葉やゴミが溜まっている場合は、それらを取り除いてきちんと排水できるようにしなくてはなりません。

パーツの交換や天窓に溜まったゴミの除去などにかかる費用相場は、数万円~数十万円です。天窓自体を新品に交換する場合は50万円~が目安です。依頼する業者や天窓の種類などで費用が変わるため、見積もりを取ってみましょう。

天窓を撤去する

部分的に補修しても、天窓がある限りは天窓に起因する雨漏りのリスクがつきまといます。天窓を新品に交換してすぐに台風が来たなどで、再び天窓が壊れる可能性もゼロではありません。

このようなリスクをなくすために、思い切って天窓を撤去するのもひとつの方法です。天窓撤去の費用相場は20~30万円程度です。屋根の葺き替えなど屋根全体のほかの工事と組み合わせると、費用を抑えられる場合があります。

関連記事:屋根の葺き替えっていったい何?メリットや費用相場を解説!

天窓の修理はプロへの依頼がおすすめ

天窓の修理費用を抑えるために、DIYで何とかできないかと考える方もいるかもしれません。しかし、天窓の補修作業には特殊なノウハウが求められます。

また、屋根の上という高所での作業となり危険がともなうため、きちんと修理するにはプロに依頼するのがベストです。

おうちの御用聞き家工房では、天窓の補修に対応しています。屋根の別の部分の修理と合わせてご依頼いただくことも可能です。

大掛かりなリフォームから電球交換や水回りの修理などのちょっとした困りごとまで、電話1本で最短即日お伺いしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

天窓を長持ちさせるメンテナンスのコツ

天窓の寿命は20年程度といわれており、飛散物が当たって破損するなどの事故がなければ短期間で新品に交換する必要はありません。

また、きちんとメンテナンスをしていれば、もう少し長く使い続けられます。ここでは、天窓を長持ちさせるための4つの方法を紹介します。

窓ガラス掃除では防水シリコンに触らない

天窓を掃除するときには、ガラスと窓枠の接続面にある防水シリコン(ゴムパッキン)に触らないようにしましょう。

ゴシゴシとこするなどしてゴムパッキンが傷つくと、そこから劣化が進んでしまいます。窓ガラスにも細かな傷が入って透明度が下がってしまうので、柔らかい布や研磨剤なしのスポンジなどを使って、やさしく水拭きしましょう。

雨樋を点検する

天窓と雨樋は位置的に無関係なように見えますが、雨樋のつまりも天窓からの雨漏りの原因になります。雨樋がつまっていると天窓から流れてきた雨水がうまく排水されず、水が溢れてしまうことがあるためです。

雨樋に落ち葉やゴミなどがつまっていないか、天窓周辺の屋根から雨樋までうまく雨水が流れていっているかを定期的に点検しましょう。

天窓周辺のカビやシミをチェックする

天窓は外気の影響を受けやすく、結露が発生することが多い設備です。何の対策もしないうちに何度も結露が発生していると、天窓周辺がカビたりシミができたりする場合があります。

カビやシミを放置すると周囲の壁や骨格など、建物内部まで傷んでしまうおそれがあるので、天窓周辺にカビが生えたりシミができたりしていないかも定期的にチェックしましょう。

また、天窓周辺に湿気が溜まらないように、天気が良い日は天窓を開けたり送風ファンで空気を循環させたりすることが大切です。

窓ガラスのひび割れを確認する

天窓は屋根に剥き出しの状態で設置されているため、風が強い日などに飛散物が当たって窓ガラスが割れてしまうことがあります。窓ガラスが割れているとそこから雨が侵入してくるので、窓ガラスがひび割れていないかもこまめにチェックしましょう。

天窓の窓ガラスのひび割れについては、窓ガラスメーカーの保証が使える場合もあります。もし窓ガラスにひび割れを見つけたら、まずはメーカーに確認してみましょう。

開閉式天窓の場合は動作確認をしておく

開閉式天窓の場合は、月1回を目安に動作確認もしておきましょう。うまく開閉できない場合は、ゴムパッキンが窓枠に張り付いていたり接続部に不具合が発生したりしているおそれがあります。

ゴムパッキンの劣化や接続部の不具合を放置すると雨漏りの原因になるだけでなく、症状が悪化して天窓ごと新品に交換しなければならなくなるケースもあります。手動・電動にかかわらず、開閉動作がしっかりできるかを定期的に確認しましょう。

まとめ

採光の確保や自然を感じられるのが魅力の天窓ですが、パーツの劣化や本体の破損などで雨漏りが発生することがあります。定期的に点検や清掃を行って、雨漏りが発生しないようメンテナンスしましょう。

すでに雨漏りが発生している場合は、パーツの補修や本体の交換を行いましょう。天窓がある限り、天窓起因の雨漏りが発生するリスクがありメンテナンスの手間もかかるため、思い切って撤去するのもひとつの方法です。

補修するにしても撤去するにしても、天窓に関わる作業には特殊なノウハウが必要で、高所での作業であるため危険がともないます。無理に自力で解決しようとするよりも、プロの手を借りることを検討しましょう。