【箇所別】水回りのハウスクリーニングで行う内容と所要時間
水回りのハウスクリーニングは、主に以下の4箇所に分けられます。
・キッチン
・浴室
・トイレ
・洗面所
同じ水回りでも、用途が異なれば汚れなどの問題もそれぞれ異なります。ここでは各水回りのハウスクリーニングについて、基本的な作業内容と所要時間の目安を紹介します。
キッチンのクリーニング内容と所要時間
キッチンは油汚れがこびりつきやすく、日々の掃除では除去しきれない汚れもあります。また、軽視されやすいのがシンクの水垢です。初期のうちは手軽に掃除できる水垢ですが、放置しすぎると擦った程度では落ちなかったり、シンクにサビが生じたりします。
通常の掃除だけでは汚れを落としきれないのであれば、ハウスクリーニングへの依頼を検討しましょう。
内容
キッチンは、主にシンクやガスコンロ周辺のクリーニングを行います。レンジフードのように分解を要したり頑固な汚れがつきやすかったりする部分は、オプション扱いで別途料金が発生することもあります。
ガスコンロのクリーニング内容は、五徳やグリルを洗剤に浸け置きした後に磨く、天板やガス台洗浄などです。シンクも水垢などの汚れを除去するだけではなく、排水口の掃除も行います。
所要時間
ガスコンロとシンクのひととおりのクリーニングで、1時間~3時間程度です。換気扇やレンジフードを個別で依頼した場合は、換気扇で1時間半前後、レンジフードで1時間~3時間前後と同程度の所要時間となります。
浴室のクリーニング内容と所要時間
浴室は皮脂汚れや石鹸かすが蓄積することで、頑固な汚れに発展します。追い炊き機能がある場合は、素人には掃除が難しい配管内の汚れも気になるところです。
カビや汚れが目立つタイミングもハウスクリーニングを依頼する時期として適切ですが、浴槽のカバー裏など見えない部分にすでにカビが生えている可能性もあります。そのため一見するとキレイな状態でも、浴室は定期的にハウスクリーニングに依頼して、内部までキレイにしてもらうことがおすすめです。
内容
浴室のクリーニングは、基本的な掃除内容に好みでオプションを付け加えていくケースが一般的です。浴室まわりを養生した後、まず換気扇の洗浄や天井と壁のカビ取りを行い、浴槽のカバー(エプロン)も取り外して洗浄します。蛇口やシャワーヘッドなど細かい部分の水垢も除去したり、床のカビ取りを行ったりした後、最後に排水溝の洗浄を行います。
オプションとなる部分は、浴槽のカバー(エプロン)裏や排水溝の洗浄、防カビコーティングなどです。
所要時間
基本的には1時間~3時間程度ですが、オプション内容によっては多少前後する可能性があります。
トイレのクリーニング内容と所要時間
きちんと掃除をしていても異臭がしたり、カビや尿石が気になったりするときが、ハウスクリーニングを依頼するタイミングです。毎日きちんとトイレ掃除をしていても、気付かない部分に汚れが残っていることも多いため、定期的にプロに任せることをおすすめします。
内容
ハウスクリーニングに依頼するメリットのひとつは、トイレタンクなど普段の掃除で行き届かない場所を掃除してもらえることです。ハウスクリーニング当日は汚れに適した洗剤で便器や便座、タンクをそれぞれ洗浄し、床、照明、換気扇、窓ガラスなど周囲の設備や壁、ドアなども掃除します。
ウォシュレットつきトイレの場合はウォシュレットも分解洗浄してくれるため、キレイな状態で長く愛用できます。収納スペースがある場合など、トイレ内の設備に合わせて掃除が可能です。
所要時間
30分~1時間半程度が一般的ですが、和式トイレやユニット一体型トイレなど、トイレの形状は各家庭で異なるため、あくまで目安として考えてください。
洗面所のクリーニング内容と所要時間
洗面所は水を受けるボウル部分や蛇口などに水垢がつくほか、歯磨き粉や洗顔料などがこびりついている可能性があります。問題なく水が流れていても、髪の毛が排水管に溜まっている場合もあるため、洗面所も定期的なハウスクリーニングを検討してはいかがでしょうか。
また、簡単には除去できない水垢によって「鏡が見えにくい」と感じるようになったときも、プロに依頼するタイミングです。
内容
洗面台周辺に養生した後、換気扇や陶器部分の洗浄、鏡や蛇口の水垢除去を行います。排水溝の洗浄も行い、最後に水気の拭き取りや棚も掃除します。鏡の水垢汚れはウロコと呼び、通常の掃除では落ちにくいため、プロへの依頼がおすすめです。
所要時間
作業前後に養生の用意や回収も行うため、小さな洗面所でも1時間~2時間程度の所要時間となります。
【箇所別】水回りのハウスクリーニングの料金相場とは
水回りと一口に言っても、場所によって作業内容は大きく異なり、料金もさまざまです。
キッチンクリーニングの料金相場
キッチンクリーニングの料金相場は13,000円~17,000円前後です。ハウスクリーニング業者の中には条件によって細かく設定されている場合もあり、大手~中堅業者の料金表を例にあげると、以下のとおりです。
A社 | B社 | C社 | |
クリーニング料金(税抜)
※基本料金のみ |
17,000円~ | 11,000円~26,700円 | 16,500円 |
キッチンの面積やタイプ(アイランドキッチンなど)の違い、ガスコンロかIHコンロかの違いなどで料金が決まります。
浴室クリーニングの料金相場
浴室クリーニングは18,000円〜22,000円前後が相場です。各業者でオプション料金や基本料金内に含まれる作業内容は異なっており、3社の例は以下のとおりです。
A社 | B社 | C社 | |
クリーニング料金(税抜)
※基本料金のみ |
19,800円 | 12,000円~23,100円 | 15,000円 |
浴室クリーニングの料金が変動するポイントは、浴室の面積や作業内容の違いです。また、トイレや洗面台と一体型になっている場合は比較的高額となる傾向があります。
トイレクリーニングの料金相場
トイレクリーニングは、7,000円~1,1000円前後が料金相場です。ただし、業者によっては高額となる事例もありました。
A社 | B社 | C社 | |
クリーニング料金(税抜)
※基本料金のみ |
8,600円 | 9,400円~31,500円 | 9,000円 |
トイレクリーニングの料金が変動する理由は、トイレの形状や設備です。一体型トイレ、タンクレストイレなどの違いのほか、業者によってはユニットバス全体のメニューをトイレクリーニングの料金表に含んでいることがあります。
洗面所クリーニングの料金相場
洗面所は作業範囲が狭いため、料金相場も7,000円〜11,000円と安価な傾向です。実際に大手~中堅業者の料金表では、以下のとおり1万円未満です。
A社 | B社 | C社 | |
クリーニング料金(税抜)
※基本料金のみ |
8,600円~ | 9,400円 | 8,500円 |
洗面所クリーニングの料金の変動ポイントは、作業内容のほかに洗面所の面積です。一定の面積ごとに追加料金が加算される業者もあります。
ハウスクリーニング業者を選ぶポイントとは
ハウスクリーニング業者は、基本料金だけではなく作業内容や所要時間もそれぞれ異なります。料金だけで業者を選び、作業内容に納得がいかないというトラブルが生じる可能性もあるため、業者選びは慎重に行いましょう。
最後に、ハウスクリーニング業者を選ぶときのポイントを3つ紹介します。
自社で施工しているかどうかを確認する
同じ場所のハウスクリーニングでも、どういった会社が作業を担当するかで仕上がりは大きく変わります。自社で施工しているハウスクリーニング業者であれば、作業内容や手順が統一されているため、いつ依頼しても安定したレベルでの仕上がりが期待できます。
業者を間に挟まない分、適正価格かつ安い料金で依頼できるメリットがあります。自社で施工しているかどうかを確認してみてください。
損害保険加入有無を確認する
ハウスクリーニングは強力な洗剤を使用したり、作業のために設備を分解したりすることがあるため、トラブルのリスクを抱えています。きちんとした業者であれば、万が一のトラブルに適切な対応ができるよう、損害保険に加入しています。
損害保険に加入していない業者は、万が一のトラブル発生時に保障してくれるとは限りません。依頼する前に、必ず損害保険加入の有無を確認しましょう。ハウスクリーニング業者のホームページを見るときも、損害保険についての記載があるかチェックしてください。
Googleなどの口コミを確認する
多くのハウスクリーニング業者は、Googleなどで会社名を検索すると口コミを確認できます。100%信用できるものではありませんが、あまりにもひどい内容の口コミが多い場合は依頼を避けたほうが良いでしょう。
まとめ
ハウスクリーニングは費用がかかるため自力で済ませたくなりますが、通常の掃除では落とし切れない汚れや作業が困難な場所もあります。安全にハウスクリーニングをするなら、実績豊富で細かな部分も徹底的に作業できるプロへお任せください。
「おうちの御用聞き家工房」なら、水回りだけではなく、玄関周りや外壁、庭の手入れなどさまざまな場所のクリーニングに対応可能です。ひとつの作業に特化した専門業者よりも幅広く柔軟な対応ができるため、どんな些細なお悩みもご相談いただけます。
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