面倒になりがちな庭のお手入れ!面倒にならないための対策・解決法

きれいに整えられた庭はすてきですが、その状態を維持するとこはとても大変です。毎年夏になると次々と生えてくる雑草に頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。 やらなくてはいけないと分かっていても面倒に感じる庭のお手入れですが、楽になるための対処法をご紹介します。


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庭で手入れが面倒になりやすい雑草の対策

雑草対策は、庭の手入れの中でも特に面倒なものです。雑草対策は、放置していると手が付けられないほど庭が荒れてしまうので、早めの対策が必要です。

定期的に草むしりを行う

庭を持っている方であれば、雑草対策として草むしりをした経験のある方がほとんどではないでしょうか。

草むしりは時間も労力もかかりますし、長時間かがんでいると足腰が痛くなってしまうこともあります。やみくもに草むしりをするのではなく、ポイントを押さえて取り組みましょう。

草むしりで大切なことは、雑草が生えてきたタイミングで抜いてしまうことです。植物は成長すると、土の奥まで根が張り引き抜くのに力が必要です。また根の先まで抜くことができずに途中でちぎれてしまうと、再びそこから雑草が成長してしまいます。

植物には、1年で枯れてしまう一年草と、何年も根がある限りは生え続ける多年草があります。一年草の雑草は春と秋に芽が出るので、発芽したタイミングで抜いてしまいましょう。

秋に発芽する雑草は冬の間は枯れたように見えますが、暖かくなるとまた芽が出てきます。一見すると枯れている冬の間に、根は成長を続けてしまうので、秋のうちに引き抜いておいたほうが楽に処理できます。

多年草はどの季節でも成長します。季節に関係なくこまめに草むしりをして、小さなうちに抜いてしまいましょう。

草むしりは特別な道具がなくてもできますが、小さなクワや雑草フォークを使うと、草むしりがしやすくなります。

草むしりはお金がかからない方法です。けれども、自分の時間と体力は相当使うことになります。特に夏はすぐに大きく成長してしまうので大変です。草むしりをしてくれる業者もいるので依頼するのもひとつの手です。

除草剤を散布

楽に雑草対策をしたいのであれば、除草剤を使うという手があります。除草剤は生えてきた雑草を枯らすだけでなく、雑草の芽吹き自体を抑えられます。

さまざまな除草剤が市販されていますが、大きく分けると液体タイプと粒剤タイプの2種類に分けられます。ホームセンターやドラッグストアで入手できるので、枯らしたい草のタイプや地面の状況によって使い分けましょう。

一般的に、液体タイプの除草剤は即効性があり、すでに生えている雑草を枯らす目的で使います。一方、粒剤タイプは雑草が生える前の土にまいて、これから雑草が生えてくるのを防ぎます。

すでに生えている雑草を枯らす場合は、雑草が成長しすぎていると草全体に除草剤がかからず効果が落ちてしまいます。草刈りカマで長くても30センチメートルくらいまでに刈っておきましょう。

雑草の芽吹きを抑える場合は、春に芽が出る前の2~3月と、夏の生い茂りが落ち着いた9~10月の年2回まくときれいな状態を維持できます。

液体タイプも粒剤タイプも、散布している最中やその後に雨が予想される日は避けましょう。薬剤が葉や土の中から流れ出てしまい、効果がなくなってしまいます。

除草剤を使用する場合は、必ず商品に記載された使い方を読んで使いましょう。パッケージには、散布量や使用上の注意事項も書かれています。商品によってはここで説明した内容と異なる場合があるので、必ず商品ごとの使用方法はよく守って利用しましょう。

また、隣の敷地と近い場所に散布するときは注意が必要です。雑にまくと隣の敷地にまでかかってしまい、植物が枯れてトラブルに発展する可能性もあります。

グランドカバープランツ

庭の手入れが面倒で、全面をコンクリートや砂利敷きにしようと考える方もいるかもしれません。けれども、すべてコンクリートにしてしまうと、せっかくの庭が殺風景になってしまいます。

そのようなときにおすすめなのが、グランドカバープランツです。グランドカバープランツとは、地面を低く覆うように茎や枝を伸ばす植物で、雑草の代わりに土一面に成長するので雑草対策になります。

グランドカバープランツとして有名なのは芝ですが、天然芝はひんぱんに刈り込みをしなければならないのでメンテナンスが大変です。

人気のグランドカバープランツとしては、クローバーやクラピア、クリーピングタイムなどがあります。花が咲く季節には見た目にも楽しめるでしょう。

クリーピングタイムは、ハーブの一種で虫よけにもなり食用としても楽しめます。ハーブの中にはグランドカバープランツとして利用できるものも多いですが、ミント系は繁殖力が強く地中に根がどんどん広がっていくので、地植えをするグランドカバープランツには向いていません。

手入れの手間が少なくするためには、多年草、常緑、踏みつけに強いもの、密に生えるもの、をポイントにグランドカバープランツを選びましょう。

タイルを張り付ける

敷石やレンガ、タイルなどを張り付けることで、土の部分を減らし雑草を抑えることができます。

庭全体を同じ敷材で統一してしまうとシンプルになりすぎるので、大きさや形、素材の異なる種類を組み合わせて庭づくりをするとおしゃれに仕上がります。タイルは高さを出して、タイルデッキをつくることも可能です。

素材を選ぶ際は、耐久性や掃除のしやすさを考慮して選びましょう。タイルや敷石は、色あせや素材が腐る心配がないので、扱いやすい素材です。レンガは年月ともに劣化していきますが、ヴィンテージ感のある味が出てくるともいえるでしょう。

敷材1個1個の間を目地で埋めない場合は、隙間から雑草が生えてきます。防草シートを敷材に敷くのを忘れないようにしましょう。

敷石やタイルなどの敷材で庭づくりをする際に、注意しなければならないのが排水性です。水を吸い込まないので、雨水を逃がせるような設計にする必要があります。

ウッドデッキ

家から直接出られる位置にウッドデッキをつくることも、雑草対策になります。雑草が生えてくるスペースを減らせるだけでなくさまざまな用途に使えます。

洗濯物干し場や子どもやペットの遊び場として利用できます。大きめにつくれば子ども用プールも出せますし、テーブルと椅子を置いて家族の憩いの場にすることも可能です。

植物を植える場所が少なくて寂しく感じるのであれば、プランターの花の寄せ植えや、鉢植えの樹木を置きましょう。家からすぐに出られるウッドデッキでキッチンハーブを育てれば、とても便利です。

ウッドデッキには高さがあります。ウッドデッキ下を土のままにしておくと、太陽の光が差し込む部分に雑草が生えてきてしまいます。防草シートを忘れずに敷きましょう。

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庭を丸ごと手入れ!スピーディにきれいにするためには

こまめに手入れをしなければならない庭の手入れは面倒です。ちょっとでもメンテナンスを怠ると、予想以上に庭が荒れてしまうものです。

荒れてしまった庭の手入れは、素人では難しくどこから手を付けて良いのか分からなくなるものではないでしょうか。そのようなときは業者に依頼するのがおすすめです。

「おうちの御用聞き家工房」では草むしりや除草剤の散布などの雑草対策だけでなく、庭木の剪定・伐採や敷材の補修、庭掃除も行っていますので、荒れてしまった庭の手入れはおまかせください。庭全体の定期的なお手入れも請け負っています。

またタイル敷きにしたいなどのリフォームも可能です。これを機に、手入れが面倒ではない庭に生まれ変わらせたいというご依頼もお待ちしております。

小さなことから大きなことまで、庭をはじめとしてお家の悩みを解決します。面倒な庭の手入れにお悩みでしたら、「おうちの御用聞き家工房」までお気軽にご相談ください。

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まとめ

庭の手入れの中でもひんぱんにする必要があり面倒なのが、雑草対策です。草むしりや除草剤の使用で雑草は除去できますが、庭の手入れを楽にするには雑草が生えにくい庭にするという手もあります。長い目で見れば、庭をつくりかえる方法は効果的と言えますね!