【費用相場】庭木の伐採にかかる費用
庭木を伐採するときには、伐採費用・伐根費用・整地費用・重機費用・処分費用など、さまざまな費用が必要になります。
そこで、まずは、各費用の相場について詳しくみていきましょう。
伐採費用の相場
伐採とは、木を根元の部分から切ってしまうことです。
根元から下の部分は、切り株の状態で残ります。
伐採費用の相場目安は、
・低木(葉渡り0.5~1m、高さ0.5~1.5m):3,000円~
・中木(葉渡り2~3m、高さ1.5~3m):10,000円~
・高木(葉渡り3.5~4m、高さ3~4m):20,000円~
となっています。
庭木を伐採するときの費用は、木の高さや太さ、伐採の難しさなどによって変わります。
伐根費用の相場
伐根とは、木を根っこごと掘り起こして抜く作業のことです。
伐根をするときには、まず木を伐採してから伐根を行います。
伐根するときには、のこぎり、チェーンソー、シャベルなどの道具以外にも、ユンボやクレーン車などの重機が必要になることがあります。
そのため、木の太さや使用する重機の種類、業者の価格設定によって費用が変動するので、依頼するときは注意しましょう。
整地費用の相場
伐根をするために穴を掘るので、伐根が終わったあと、木があったところに大きな穴が開きます。
整地をしないと、穴が開いたままになって危険です。また、見た目もよくないので、きちんと整地をしたほうがいいでしょう。
1㎡あたり、300円~600円程度が相場の目安になっています。
整地をするときには、「穴を土や砂、石などでただ埋めればいい」というわけではなく、地面を平らに踏み固める作業を何度も繰り返します。
整地が必要な範囲が大きいほど、専門的な知識やコツ、労力が必要になるため、専門の業者に依頼したほうが良いでしょう。
重機費用の相場
木を伐採・伐根するとき、人力だけでは作業ができず、重機が必要になった場合は別途費用がかかります。
・クレーン車(10t):80,000円〜100,000円程度
・クレーン車(20t):130,000円〜200,000円程度
・ユンボ(1.5t):20,000円程度
・ユンボ(7t):35,000円程度
・ユンボ(10t):50,000円程度
重機が必要になると、その分、費用も多くかかってしまいます。そのため、処分したい木の大きさをみて、重機が必要か把握しておいたほうが良いでしょう。
自分で判断が難しい場合は、業者に見積もりを依頼して、どのくらいの費用がかかるのか確認してみてください。
業者によって、伐採や伐根の費用に差があることもあるので、いくつかの業者に同時に見積もりをだしてもらうのがおすすめです。
処分費用の相場
伐採や伐根が済んだあと、樹木の処分にもお金がかかります。
樹木を置いておけるような場所があれば、その場所に放置しておくこともできます。しかし、虫がわいたり、近所に迷惑をかけたりすることもあるので、適切に処分したほうが良いでしょう。
処分する場合、伐採した樹木は「産業廃棄物」として、処理場へ持ち込むことになります。
樹木の幅や高さによって、処分費用は変わりますが、「伐採費用の半額以下」であることが一般的です。
庭木を伐採するときの注意点
では、実際に自身で庭木を伐採するとなったときに、押さえておきたいポイントを紹介しますので、参考にしてみてください。
伐採するなら1~4月がおすすめ
1月~4月までの間は、空気が乾燥して木の水分が抜けているので、伐採しやすいです。
また、木の種類にもよりますが、冬場は葉が落ち切っていることが多いため葉が落ちにくく、比較的楽に作業ができるでしょう。
念入りに計画を立てよう
切ろうとしている木の大きさによっては、木の伐採は一人でもできます。しかし、自分一人でできる作業であっても、ある程度の大きな木であれば、人手があったほうが良いでしょう。
木の伐採に不慣れな場合は、なおさら、誰かに居てもらうようにしてください。
次に、協力してくれそうな人に声をかけて、伐採を行う日を決めます。木の伐採をするためには、いろいろな道具が必要になります。必要なものを書きだして、伐採を行う日までに揃えましょう。
たとえば、必要な道具として
・長袖、長ズボンの服
・作業用の手袋
・のこぎり
・チェーンソー
・スコップ
・トラック
・ロープ
・滑車
・はしご
・脚立
・ゴミ袋
などが考えられます。
安全のために、ヘルメットやゴーグル、耳栓、防護ズボン、安全靴なども用意しておくといいでしょう。
また、いきなり作業に入るのではなく、作業の手順についてイメージしておくことが大切です。
木を倒す方向を決めないといけませんが、木が倒れる方向に、家や自動車、車庫、花壇などの物がないか、確認しておきましょう。
伐採場所が斜めになっている場合や、風が強いときは、思わぬ方向に木が倒れてしまうことがあります。倒れてきた木の下敷きになってケガをしないように、作業位置や立ち位置なども相談して決めておきましょう。
近隣住人に配慮する
木を伐採するとき、なにかと大きな音がでてしまうことが考えられます。
チェーンソーの音が気になる場合は、「電気チェーンソー」を使う業者を選ぶようにすると良いでしょう。一般的なチェーンソーよりも、電気チェーンソーのほうが、音が気にならないです。
近隣住民への配慮として、庭木の伐採作業をすることを、あらかじめ周囲に伝えておくようにすると安心です。
業者選びは慎重に
自分で木を伐採するとなれば、道具を揃える、人手を集めるなど、手間と時間がたくさんかかってしまいます。
このことを考えると、やはり業者に頼んだほうが無難でしょう。
先ほども少しお話しましたが、業者によって、費用の設定に違いがある場合も多いです。そのため、見積もりは複数の会社に依頼して、金額を比較すると良いでしょう。
見積もりをみて、「料金は明瞭か」「追加料金がかからないか」など、費用について、きちんと確認するようにしてください。
また、庭木の伐採や伐根についての知識や経験・実績がある業者なのかを確認しておくことも大切です。
豊富な実績があるかを確認するためには、業者のホームページを見て、今までの施工事例を調べてみても良いでしょう。
庭木の伐採なら「おうちの御用聞き家工房」に相談
庭木の伐採や伐根をしようとすると、大がかりな作業になります。
また、必要な道具を揃えたり、伐採・伐根についての知識や技術、体力も必要になったりするでしょう。
自分で作業をするのは、なかなか難しいので、業者に頼んでやってもらうほうが、安全でスムーズにできます。
庭木の伐採でお困りのときは、「おうちの御用聞き家工房」までご相談ください。家に関するトラブルであれば、どんな些細なことでもお受けしています。
「庭木を1本だけ切るために、わざわざ来てもらうのは悪いな…」と思わずに、まずは一度お問い合わせください。庭木1本からでも、お電話一本いただければ、最短即日で伺うことができます。
家工房は、地域密着型なので、定期的にお庭のメンテナンスもお受けできます。
ほかにも、おうちの「困りごと」があれば、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ
木を伐採・伐根するだけでも、時間と手間がかかって大変な作業になるでしょう。整地作業まで必要となると、人力だけではかなり難しいです。
ゴミの処分なども考えると、いろいろと手間がかかることが多いので、業者に頼んでしまうのがおすすめです。
今回紹介したポイントを参考にして、業者選びで失敗しないようにしましょう。