外壁の塗装費用はどのくらい?相場と内訳をわかりやすく解説

外壁の塗装を検討している人の中には、「費用はどのくらいかかるの」「塗装費用の内訳も知りたい」と思っている人もいるのではないでしょうか。 この記事では外壁塗装にかかる費用の相場や内訳、費用が変わる条件について詳しく解説します。 見積書を見たときに慌てないためにも、塗装費用についてしっかりとチェックしておきましょう。


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坪数で変わる!外壁の塗装費用相場

外壁の塗装費用は、延べ坪数によって変わってきます。ここでは坪数ごとの費用の相場や、塗装面積の割り出し方を紹介しています。

自宅の坪数と照らし合わせながらチェックしてみてください。

外壁の塗装費用相場は延べ坪数で分かる

外壁の塗装費用は、塗装面積によって相場が異なります。塗装面積は、建物の大きさ(延べ坪数)をもちいて次の式で概算を求めることが可能です。

塗装面積=延床面積(延べ坪数×3.3㎡)×塗装係数(1.2)
※一坪あたりの面積を3.3㎡、塗装係数を1.2として計算

塗装面積は、全体の外壁面積を出して、窓やドアなどの塗装しない部分の面積を差し引いたものです。住宅によって塗装係数などは変わりますが、上の式をもちいて簡易的に塗装面積を求めることができます。

正確な坪数を知りたい場合は、お家を建てた際の図面を確認するのがおすすめです。

延べ坪数別外壁の塗装費用相場

外壁の塗装費用は、家の大きさ(坪数)によって異なります以下の表は、坪数別の外壁の塗装費用相場を表したものです。

坪数 塗装面積 費用の相場
10坪 40㎡ 20万~30万円
20坪 79㎡ 40万~60万円
30坪 119㎡ 60万~90万円
40坪 158㎡ 80万~120万円
50坪 198㎡ 100万~150万円
60坪 238㎡ 120万~180万円
70坪 277㎡ 160万~210万円
80坪 317㎡ 210万円~240万円

一般的な住宅は30坪程度であることが多いため、最低でも60万円はかかると想定しておきましょう。

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外壁の塗装費用の内訳とは

外壁の塗装費用の内訳を紹介します。費用のおおよその内訳を知っておくと、見積書を見たときに冷静に判断できます。費用の内訳にはどのような項目があるのか、しっかりと把握しておきましょう。

材料費

外壁の塗装に必要な材料の費用です。具体的には塗料のほかに、壁の隙間を埋めるシーリング、塗料の飛散防止用のネットなどが含まれています。

材料費は費用全体の20%程度を占めていることがほとんどです。

人件費

塗装を行う職人をはじめ、工事に関わるすべての人に対して支払われる費用です。また、塗装前の高圧洗浄による壁の洗浄代も含まれます。

キャリアのある職人が多いほど人件費は高くなる傾向にあります。人件費は費用全体の30%を占めています。

足場代

外壁を塗装する際に、住宅の周囲に設置する足場にかかる費用です。足場代は全体の20%占めています。

諸費用

上記の費用以外は諸費用として清算されます。職人が現場に向かうまでの交通費や、事務手数料などが主なものです。

雑多にかかる諸費用は全体の30%を占めていることがほとんどです。

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外壁の塗装費用が変わる4つの条件とは

さまざまな要因によって、外壁の塗装費用は異なります。ここでは、塗装費用が変わる以下の4つの条件を紹介します。

・住んでいる都道府県の違い
・使用する塗料の違い
・塗装する場所の違い
・塗装する職人の数の違い

それぞれ詳しく解説していきます。

条件1.住んでいる都道府県の違い

都道府県によって人件費の相場が異なるため、同じ塗装面積でも地域によって費用が変わることがあります。また、同じ「二階建ての一軒家」であっても地域によって延床面積が違うため、外壁の塗装費用も異なるのです。

条件2.使用する塗料の違い

塗料は種類によって耐用年数や機能性が違うため、塗料によって価格が変動します。

最も安価なアクリル系塗料は耐用年数が4~7年ほどで、1㎡あたり1,000円前後、最も高価な無機塗料は耐用年数が20~25年ほどで、1㎡あたり5,000円前後と言われています。

塗料は予算と、求める効果で選ぶのがおすすめです。塗料の種類や耐用年数、おおよその費用相場は以下のとおりです。

塗料 特徴 耐用年数 費用相場
アクリル塗料 アクリル樹脂を主成分とした塗料。耐用年数が短いため、近年ではあまり使用されていない。 4~7年 1,000~1,200円
ウレタン塗料 柔らかい性質で壁に密着する塗料。凹凸の大きな壁に向いている。剝がれにくい。 6~10年 1,400~2,200円
シリコン塗料 シリコン樹脂を主成分とした塗料。耐久性・耐水性に優れている。 8~15年 1,800~3,500円
ラジカル制御型塗料 2015年に発売された新しい塗料。耐久性が高いのが特徴。 8~15年 2,500~4,000円
遮熱塗料 太陽光を反射する効果をもつ塗料。室内の温度上昇を抑制する効果が期待できる。 8~15年 2,000~5,000円
フッ素塗料 フッ素樹脂を主成分とした塗料。耐熱性・耐寒性に優れており、紫外線や酸性雨にも強い。 15~20年 3,500~4,800円
光触媒塗料 雨や太陽光の力で汚れをキレイにする機能がある塗料。メンテナンスがしやすい。 15~20年 4,200~5,500円
無機塗料 無機物を配合している塗料。塗料のチョーキングや色あせに強い。 20~25年 4,500~5,500円

塗料にはそれぞれ特徴があります。自宅の壁の性質や予算などから選ぶと良いでしょう。

安価な塗料を選びたくなるかもしれませんが、長い目でみれば耐久性が高いものを選んだ方が節約につながることもあります。

条件3.塗装する場所の違い

塗装する場所が増えるほど塗装面積が増えるため、費用も高くなります。外壁だけでなく、屋根やベランダも合わせて塗装する場合、追加で20~30万円ほど費用が増えます。

塗装する箇所が増えると費用も高くなりますが、同時に塗装することで足場代や人件費などが一度で賄えるというメリットもあります。そのため、ほかにも塗装したい箇所がある場合には、まとめて塗装を行うのがおすすめです。

条件4.塗装する職人の数の違い

「工期が短い」などの理由で塗装する職人の数が多い場合も、その分費用が高くなる傾向にあります。また、職人の腕によっても人件費は異なるため、業者ごとに価格が変わりやすいです。

条件5.付帯工事の有無

外壁を塗装する際に、「ベランダの防水処理」や「外壁の修理」といった付帯工事が発生すると、さらに費用が高くなります。
塗装と同時に行うことが多いコーキング処理は、付帯工事として費用に含まれる傾向にあります。

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優良な外壁の塗装業者を選ぶには

外壁塗装は家の外観に関わる、重要なものです。そのため、適正価格で品質の良い施工をしてくれる塗装業者を選ぶことが大切です。

ここでは、優良な塗装業者を選ぶポイントを2つ紹介しています。

大事なのは適正価格

外壁の塗装には、それなりの金額がかかります。値段の安さだけでなく、品質面も考慮する必要があります。

適正価格で施工してくれる業者を見つけることが重要です。必要に応じて相見積もりを取り、納得できる業者を選ぶようにしましょう。

外壁塗装もおうちの御用聞き家工房にご相談を

おうちの御用聞き家工房でも、外壁塗装に関する相談を受け付けています。見積もりは無料なので、気軽にお問い合わせください。

電話1本で最短即日に、お宅に伺うことも可能です。外壁塗装以外にも、お家のさまざまな困りごとに対応していますので、何かあれば、ぜひおうちの御用聞き家工房にご相談ください。

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まとめ

外壁の塗装にかかる費用の相場や内訳、費用が変わる条件を解説しました。

外壁の塗装費用は塗装面積や住んでいる地域、使用する塗料の種類などによって変わります。おおよその相場をしっかりとチェックし、適正価格で施工してくれる業者を見つけるようにしましょう。

また、おうちの御用聞き家工房でも外壁の塗装に関する相談ができます。無料で見積もりができるほか、電話1本で最短即日に訪問することも可能です。

便利なサービスを上手く利用して、納得のいく外壁塗装をしましょう。