窓をリフォームするのはなぜ?目的やメリットを紹介
まずは、窓をリフォームする目的を解説します。リフォームで得られる効果やメリットの理解にもつながりますので、気になる方はチェックしてみましょう。
メリット1.防犯性を高められる
割れにくい窓ガラスや二重窓にすることで、防犯性を高められることがメリットです。窓を旧来のタイプから防犯性に優れているタイプにリフォームすることで、犯罪被害の予防につながります。
犯罪件数の多さや立地に関わらず、二重窓は多くの家庭で取り入れたい防犯設備です。
メリット2.断熱性を高められる
窓周辺は外気に晒されやすく、室内の温度が逃げやすい場所でもあります。
せっかくエアコンを入れて室温を快適にしていても、外からの冷気(暖気)が窓を伝わって入ってきてしまっては、暖房(冷房)の効きが悪くなってしまうでしょう。そのため、断熱性に優れた窓にリフォームし、生活の質を上げるご家庭が多いです。
また、外気温と室温との差でできる結露を予防し、湿気やカビを予防する効果も注目されています。二重窓や複層ガラスの窓へのリフォームは特に断熱性向上と相性が良いため、室温にお悩みのある方は検討してみることをおすすめします。
メリット3.防音性を高められる
二重窓や複層ガラスにリフォームすると、外からの音が遮断されやすくなります。工事の音・車や電車の通行音・人の話し声などを防ぐことができ、快適な生活空間を得やすくなるでしょう。
また、お子様の話し声・ペットの泣き声・楽器の演奏音などが近隣の方のご迷惑にならないよう、自宅で生じる音対策として窓のリフォームをする方も少なくありません。一ヶ所だけでなく複数の窓をまとめてリフォームするとより防音効果が高くなりますので、あわせて検討してみてはいかがでしょうか。
窓リフォームの費用相場
窓リフォームに関する費用相場は、施工内容・窓のサイズ・使用する素材などにより大きく変動します。
施工内容は大まかに分けると下記の3種類があるため、自宅に合ったリフォームがどれか、まずはイメージしてみると良いでしょう。
・窓ガラスを取り換える
・二重窓を設置する
・窓の増設やサイズ変更をする
ここでは、施工内容ごとの特徴や費用相場を紹介します。ご家庭の事情や生活シーンに合うのはどの施工か、チェックしてみてください。
窓ガラスの取り換え:3万~4万
窓ガラスの取り換えは、単板ガラスを複層ガラスなどに交換するリフォームです。一般的な複層ガラスに張り換えるほか、より断熱性・防音性の高い複層ガラスにすることもできます。
また、既にガラスが天災やトラブルで割れてしまったときに、取り換えのタイミングに合わせてガラスのグレードアップを検討する方も多いです。
窓ガラスの交換にかかる費用は、交換するガラスの種類・サイズ・リフォームする場所により異なります。
目安のひとつとして、下記の相場感をイメージしておくと良いでしょう。
施工する窓の場所 | 費用相場 |
通常の窓 | 約3万円~ |
掃き出し窓 | 約4万円~ |
出窓(1階部分) | 約1万8,000円~ |
高断熱性能の複層ガラスに取り換えた場合は、6万円以上になることもあります。
また、2階以上の出窓など足場の設置が必要な場所のガラスを取り換える場合は、別途足場代などがかかるケースもあるためトータルでの費用を見積もってもらいましょう。1階の窓であっても、極端に高いものや大きなものなど足場が必要となる施工は、追加費用がかかりやすくなります。
二重窓の設置:3万~8万
二重窓を設置する場合、既存の窓はそのまま活用し内窓を新しく設けることが多いです。解体の作業が要らないため、比較的安くかつ施工時間も短めに済むケースが多いです。
こちらもサイズや素材により価格が変動しますが、施工場所ごとの費用相場は以下の通りです。
施工する窓の場所 | 費用相場 |
通常の窓 | 約3万円~ |
掃き出し窓 | 約4万円~ |
出窓(1階部分) | 約1万8,000円~ |
二重窓を新しく交換する場合も、ガラス交換と費用はそう大きく変わりません。通常の窓で約3~4万円、掃き出し窓で約8~10万円をイメージしておくと良いでしょう。
窓の増設やサイズ変更:10~40万
窓のない場所に新しく窓を作ったりサイズ自体を変更したりする場合、外壁・内装の施工が加わるため少し費用は高くなります。施工内容はもちろん、外壁・内壁に使用している素材によって価格は変動するため、相場は目安のひとつとして捉えておくのが良いでしょう。
施工内容ごとの費用相場は、下記の通りです。
施工内容 | 費用相場 |
窓を大きくする場合 | 約30万円~ |
窓を小さくする場合 | 約10万円~ |
窓を増設する場合 | 約10万円~ |
天窓を増設する場合 | 約40万円~ |
窓の設置場所が1階か2階かなど、設置場所によっても費用が変わります。
また、窓の高さによっては、足場代などの追加費用がかかることもあるでしょう。どこにどんな窓をつけるといくらかかるのか見積もりを取り、検討していくことが大切です。
窓リフォームを業者に依頼する際の注意点
最後に窓リフォームを検討している方向けに、依頼する際の注意点を紹介していきます。
追加の工事費が必要な場合がある
事前に追加工事の有無を確認しておきましょう。
窓の状態や施工方法によっては、奥行き採寸をカバーするために窓枠を延長する「ふかし枠」を設けることがあります。加えて、カーテンレールの位置をずらすなど、施工内容に伴って追加で必要な作業が出てくるのも、少なくありません。
こうした追加工事の必要性は、あらかじめきちんと現地調査をしておくことで事前に分かります。段取りの良い業者であれば前もって追加工事が必要であることを伝え、トータルでのコストを見積もってくれるでしょう。
窓の増設ができない箇所がある
窓を新しく取り付ける場合、増設する位置にも注意が必要です。家の構造上、壁が家を支えていることがあります。新しく窓を取り付けるときは、壁に穴をあけることになります。そのため、家の強度が落ちてしまうことがあるので、事前に専門家に確認しておきましょう。
「おうちの御用聞き家工房」では、窓だけでなく家に関するトラブルであればどんな些細なことでも相談を受け付けています。「修理が必要なのか分からないけど、とりあえず一度見てくれない?」という内容でも承っていますので、お気軽にご相談ください。
また、「新しく窓を取り付けたいけど、強度が落ちないか心配」という相談も受け付けていますので、ぜひお問い合わせください。
まとめ
窓のリフォームは、施工する窓のサイズ・素材・機能・場所によって費用が変わります。およその費用相場をイメージしながら見積もりを取り、業者の比較・検討をしていきましょう。
「おうちの御用聞き家工房」でも、窓のリフォームを承っています。住宅に詳しい専門家が現地の状況を確認してから、最適な提案をしますので、安心してお任せいただけます。窓リフォームによる断熱性・防音性アップを検討している方は、お気軽にお問い合わせください。