【給湯器】交換費用の相場はいくら?費用を抑える方法を紹介

給湯器の耐用年数は約10年といわれています。つまり10年に1度は交換しなければ、不具合が生じやすいです。とはいえ、いざ給湯器を交換するとき、選び方や交換費用の相場などが分からない方もいるのではないでしょうか。 今回は、給湯器の交換費用と適切な選び方を紹介します。無事新しい給湯器にスムーズに交換できるように、給湯器の交換費用を安く抑える方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。


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給湯器の交換費用

給湯器の種類は主にガス・灯油・電気の3つに分類されます。種類によって選び方や交換費用も異なるため、給湯器を選ぶ際は自分の生活に合わせて、どれが適切なタイプなのかを確認しましょう。

給湯器の工事費用

給湯器の標準工事費用は、おおよそ5万円前後です。標準工事とは、現在設置している給湯器を取り外して、同じタイプの給湯器を取り付ける工事のことです。

工事費の内訳は、主に以下の通りです。

・取り付け、交換の工事費
・給湯・ガス・給水・追い焚き管の接続工事費
・遠隔操作機器(リモコン)の接続工事費
・出張費
・給湯器の撤去・廃材処分費
・点火試験費

給湯器の交換で追加料金が請求されるパターン

給湯器の種類を変える場合や、設置方法、設置場所などを変更するときは、別途料金が発生します。また、極端に狭い場所や高い位置に給湯器を設置する場合は、スタッフの増員が必要なため、人件費が加算される可能性もあります。

給湯器の交換時は、事前に具体的な工事内容と費用を必ず施工会社に確認しましょう。

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給湯器の選び方

ここでは、給湯器を選ぶ際に確認すべきポイントをまとめていますので、確認していきましょう。

設置場所を確認する

給湯器を選ぶ前に、まずは給湯器をどこに設置するかをチェックしましょう。

・現在設置されている場所がどこか
・同じ場所に設置するのか
・設置方法は地面に直置きの据え置きタイプなのか、外壁に掛けてある壁掛けタイプなのか
など。

上記の確認が必要です。

基本的には、現在設置している場所に合う給湯器を選ぶのがセオリーです。もし異なる場所に設置したい場合は、新しい場所に合う給湯器を選択しましょう。

サイズを考慮する

設置場所を確認したら、次に給湯器のサイズを考えましょう。給湯器のサイズは、16・20・24号のどれかが一般的です。号数が大きければ大きいほどお湯が利用できる量が増える設計になっているため、家族の人数や生活時間も考慮してベストなサイズを検討しましょう。

なお、給湯器のサイズが実際に使用するお湯の量に対して大きすぎたり小さすぎたりする場合は、光熱費がかかってしまうこともあります。なるべくお湯の使用量を把握してからサイズを選ぶのが望ましいです。

また、給湯器は外気温が低いと一度に使えるお湯が少なくなってしまいます。寒冷地の場合は、大きめの号数の給湯器を設置した方が無難です。大型のものが設置できるのであれば、床暖房と併用できるタイプを選んでおきましょう。

燃料で選ぶ

給湯器で使用される主な燃料は、ガス・灯油・電気の3種類があります。

一般的な種類はガスですが、オール電化住宅であれば電気給湯器を選びましょう。

寒冷地にお住まいの方は、灯油の給湯器をおすすめします。寒冷地ではお湯を使う機会が多いので、ランニングコストの安い灯油タイプは重宝されます。

燃料代は地域によって異なりますので、生活場所や生活スタイル、家族のライフスタイルから逆算して自分たちに合った燃料の給湯器を選ぶのがおすすめです。

システム・性能で選ぶ

給湯器には、「貯湯式」と「瞬間式」の2つがあります。「貯湯式」は、電気代が安い夜にお湯をまとめて沸かして貯めるタイプなのに対して、「瞬間式」は、使いたいときに瞬間的に水をお湯に変えるため、使用量を気にせずに使えるタイプです。

給湯器のタイプを選ぶ際には、熱効率や光熱費だけでなく、各機種の性能や運転音なども重要な要素になります。集合住宅であれば、静音機能が高いものに絞って検討してみるのがおすすめです。

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給湯器の交換費用を安く抑える方法

ここでは、給湯器の交換費用を安く抑えるための方法について解説します。確認すべきポイントを押さえて、適切な費用で給湯器を交換できるように確認していきましょう。

給湯器本体・工事費用を抑える

給湯器の交換費用の内訳は「工事費」+「本体代」です。どちらか一方または両方の費用を抑えると、総額の費用を抑えられます。

本体価格を抑えるためには、複数社で比較するのがおすすめです。インターネット販売業者から購入したり、リフォーム会社の割引時期に給湯器本体を購入したりすると、安く購入できる傾向にあります。

給湯器本体とは別に、施工業者を選ぶ際には、複数の施工業者を比較して選ぶのがおすすめです。その他、給湯器本体+施工のセット割販売を行っている販売会社を選ぶと、費用を抑えられます。

号数を下げる

給湯能力を表す号数を低くすることも検討しましょう。各メーカーさまざまな号数のガス給湯器を製造していて、一般的に普及している号数は16号・20号・24号の3タイプです。基本的に号数が大きくなればなるほど、給湯器の料金も高くなっていきます。

号数選びの目安は単身世帯なら16号、2人家族なら20号、4人家族なら24号になります。号数の表記は、水温+25℃のお湯を1分間に給湯できる量を表しています。例えば24号の場合、水温+25℃のお湯を1分間に24ℓ給湯できるという意味です。

使用状況から考えて、もし可能であれば、号数を下げるのも費用を抑える一つの手になります。

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給湯器交換なら家工房にお任せください

給湯器交換作業を業者へ依頼する際には、資格を保有しており、高い技術や実績を持っていることが伺える業者を選ぶようにしましょう。

給湯器交換には必ず必要な資格(行う工事やガスの種類にもよりますが、液化石油ガス設備士、ガス可とう管接続工事監督者など)の他に、ガス機器設置スペシャリストや給水装置工事主任技術者などの資格を持っている事業者であれば依頼先としては安心できます。

また、施工料金と作業内容は事前に確認しておきましょう。料金や作業内容を明確に確認しておかないと、作業当日に想定外の追加料金を請求されることがあるため、事前の見積もり時点で明確な料金と作業内容を把握しておくと安心です。

設置費用が良心的であったとしても、設置後の保証やアフターサービスがきちんとしているかどうか、事前にチェックしておきましょう。

万が一、給湯器が不良品であった場合、どのような対応をしてくれるのか、使用後の不具合時のサポート体制はどうなっているのかは、設置して終わりではない給湯器では非常に重要です。

給湯器交換の依頼先で悩まれている方は、おうちのなかのさまざまな「困った」に対応する「おうちの御用聞き家工房」におまかせください。

おうちの御用聞き家工房なら、電話一本で最短即日にお伺いできることもございます。困ったときはお気軽にご相談ください。

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まとめ

給湯器交換を検討されている方へ、給湯器の選び方や交換費用の相場、交換費用を安く抑える方法を紹介しました。給湯器は設置する場所やサイズ、燃料の種類、性能など選ぶものによって本体費用が大きく変動します。

また、本体の購入方法や設置をどこへ依頼するかによっては費用が大きく変わることはもちろん、設置工事時と設置後のアフターサービスの安心感もあります。

給湯器の選び方は理解できたものの、自分だけで手配を進めるのは不安で詳しい有識者のアドバイスをもらいながら決めたいという場合には、専門業者へ相談をしてみるのもおすすめです。

スムーズに給湯器交換ができて、快適な日常生活を送れるように、本記事で紹介した給湯器交換費用の内容をぜひ参考にしてください。