壁紙の貼り替えにかかる費用相場は?貼り替えのタイミングやメリットも紹介

壁紙・クロスを貼り替えにかかる費用相場

壁紙（クロス）の貼り替え費用は、主に「貼り替える面積」「壁紙のタイプ」「貼り替える部屋の種類」の3つによって決まります。

ここでは、壁の面積や部屋の種類ごとの貼り替え費用の相場をご紹介します。

広さ毎の費用相場

リビングや寝室、和洋室などの一般的な部屋（居室）では、「スタンダードクロス」と「ハイグレードクロス」の2種類の壁紙が用いられます。

スタンダードクロスの場合

スタンダードクロスの壁紙は特別な機能やデザイン性のないシンプルな壁紙ですが、その分、安価になります。スタンダードグレードの価格相場は1㎡あたり1,000円～1,200円程度です。

ハイグレードクロスの場合

一方のハイグレードクロスは、機能性をもたせたり、デザイン性を高めたりする際に使われます。機能やデザインの分、費用もスタンダードグレードより上です。
ハイグレードは1,400円～1,600円程度になります。

2種類の壁紙を使用したときの費用相場をまとめると、下の表のようになります。

貼り替え費用の相場は、基本的に部屋が大きく、壁紙が高品質であるほど高価になります。

トイレの費用相場

トイレの場合、貼り替え費用の相場は27,000～45,000円程度です。トイレのような狭い部屋だけを貼り替えた場合は、居室に比べて割高になります。これは、職人の人件費が1日単位で支払われる関係で、貼り替え作業自体よりも人件費がかかってしまうためです。

トイレなどの狭い部屋の貼り替え費用を安く抑えるには、ほかの部屋と合わせて壁紙を貼り替えるのが効果的です。また業者によっては、トイレ用の個別の料金プランが用意されていることもあります。

脱衣所や洗面所の費用相場

脱衣所や洗面所はおよそ2.5畳の広さですが、壁紙の貼り替え費用は39,000円～44,000円程度とかなり割高になります。

脱衣所や洗面所は湿気が多く、カビや汚れが発生しやすい場所です。そのため、使われる壁紙も防カビ、汚れ防止機能のあるハイグレードの壁紙が選ばれやすい傾向にあります。

目次へ

壁紙を貼り替えるメリットとデメリット

壁紙の貼り替えにはメリットだけでなく、デメリットも存在します。貼り替えを検討する前に、きちんとメリット、デメリットを把握しておきましょう。

メリット

壁紙を貼り替えるメリットは、以下のとおりです。

・部屋の雰囲気を変えられる
・安価で施工できる
・汚れや劣化を隠せる

部屋の内装を変えるには、壁を直接塗装するという手もありますが、壁紙の方が費用を安く抑えられます。壁紙を貼り替えることで雰囲気を変えられるほか、汚れや傷のある壁を隠すことも可能です。

壁材をできるだけ安く交換したい場合は、壁紙の貼り替えが最も適しているといえます。

デメリット

壁材の種類は多岐にわたります。そのため、壁材を慎重に選ばなければ、以下のようなデメリットが考えられます。

・耐久性、耐水性が低くなる
・劣化しやすくなる
壁材によって性能が異なるため、壁紙を選ぶときはデザインだけではなく、性能も確認しましょう。

目次へ

壁紙を貼り替えるときのポイント

壁紙の貼り替えをする際には、いくつか注意すべき点があります。ここでは、貼り替えの際に押さえておきたいポイントをご紹介します。

5～10年で貼り替える

壁紙の耐用年数は、一般的に5～10年とされています。基本的には、この周期で交換するのがおすすめです。ただし、この期間を待たずに交換したほうが良い場合もあります。

例えば、汚れや傷が多くなってきた場合です。放置しておくと部屋全体の見た目が悪くなってしまうため、早めに貼り替えを行った方が良いでしょう。

また、壁紙には防水、消臭効果があり、カビを予防したり室内の臭いを消したりします。しかし、経過ととともに効果は薄れていきます。カビや臭いに気づいたら、貼り替えを検討しましょう。

壁紙は全体を貼り替える

壁紙の貼り替えの際は、一度に全体を貼り替えるようにしましょう。汚れや傷がある部分だけ交換したい、と希望される方もいると思われますが、こうした方法はあまりおすすめできません。

壁紙を一部だけ新しくすると、交換していない部分の古さや汚れが目立ってしまいます。また、天井の壁紙とのバランスも悪くなり、部屋全体の見た目を損なうことが多いのです。

加えて、貼り替えには職人さんの出張費がかかります。何度も依頼するより、一度に直してもらった方が、結果的に費用を抑えられてお得です。壁紙の貼り替えの際は、一度に全体を貼り替えることをおすすめします。

壁に面する家具も交換する

壁紙が新しくなると、照明やエアコン、窓枠がより古く見えてしまうことがあります。また、部屋の照明と壁紙のデザインの相性を考えずに施工した結果、なんともかみ合わない印象になってしまうこともあるでしょう。

壁紙の交換直後の追加工事は手間がかかり、繊細な作業です。窓枠の塗り替えやエアコンの取り付けを後から依頼すると、工事費が想定を超えてかかってしまうこともあります。

壁紙を貼り替える際は、同時にリフォームしたい場所を洗い出しておくのがおすすめです。照明や家電の買い替えや、窓枠の新調なども考えてみましょう。

賃貸は管理者に確認する

賃貸物件では、壁紙の貼り替えが禁止されていることがあります。施工を検討する前に、管理会社や大家さんと交わしている契約内容を確認しておきましょう。

仮に契約内容で貼り替えが禁止されていても、「原状回復費」を支払えば許可が下りるケースがあります。原状回復費とは、退去後に部屋を元通りの状態に戻すための費用のことです。また、契約内容で貼り替えが許可されていても、貸主の承諾が必要なこともあります。

もし許可が下りない場合は、元に戻せる範囲でDIYを行うのもひとつの手です。

専門の業者に依頼する

壁紙の貼り替えは自分で行うことも不可能ではありませんが、専門の業者に依頼する方がきれいに仕上がります。業者の中には実績や経験がない職人しかいないケースもあるため、事前によく調べてから依頼しましょう。

壁紙の貼り替えをご検討の際は、ぜひ「おうちの御用聞き家工房」にご依頼ください。

家工房では、お客様のご希望の仕上がりになるよう、事前のヒアリングを丁寧に行っております。壁紙の貼り替えはもちろん、家具や照明の取り換えなど、ほかのお悩みもご相談ください。

お電話でご依頼を頂ければ、最短即日にお伺いすることが可能です。

目次へ

まとめ

壁紙やクロスの貼り替え費用相場は、部屋の面積や使う壁紙の質、部屋の種類によって決まります。

壁紙の貼り替えを検討するときは、貼り替えで生じるメリットとデメリットをしっかりと把握し、押さえるべきポイントを確認することが大切です。

壁紙の貼り替えの際は、計画性をもって、自分好みの仕上がりになるよう検討を重ねていきましょう。