ベランダに物干しがない!取り付けの方法や物干しの種類を解説

ベランダに物干しがないと、洗濯物や布団を干す場所がなく、不便に感じることがあるでしょう。このような場合、あとから物干しを取り付けることが可能です。 今回はベランダに取り付けられる物干しの種類や費用、自分で物干しを取り付ける方法などについて解説します。ベランダに物干しがなく困っている人は、ぜひ参考にしてください。


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ベランダに取り付けできる物干しの種類やかかる費用とは?

「物干し」といってもいろいろな種類があり、自宅のベランダや使い方に合うものを選ぶ必要があります。

まずは、ベランダに取り付けられる物干しの種類と、物干しの取り付けにかかる費用を把握しておきましょう。

ベランダに取り付けできる物干しの種類

ベランダに取り付ける物干しとして一般的なのは、「置き型」「手すり固定型」「天井吊り下げ固定型」「壁掛け式」の4種類です。それぞれの特徴や設置方法を知って、どれが自宅のベランダに合いそうかを考えてみましょう。

置き型

置き型の物干しとは、その名のとおり床に置いて使用するタイプの物干しです。足におもりが付いており、倒れにくいよう工夫されています。

床に置くだけなので設置の手間がかからず、ホームセンターなどで手軽に入手できるのがメリットです。

ただし、おもりが場所を取るので、それなりの広さがあるベランダでないと邪魔になります。ベランダがせまい場合は、折りたたみ式の置き型物干しのほうが使いやすいでしょう。

手すり固定型

手すり固定型は、ベランダの手すりに固定して使う物干しです。手すりに引っかけるだけのタイプと、金具で手すりをはさむなどしてしっかり固定するタイプがあります。

手すり固定型物干しのメリットは、洗濯物が手すりの裏側に隠れるため外から見えにくいことです。しかし、手すりに洗濯物が触れて汚れる可能性があります。

また、手すりがない、あるいは手すりの幅が広いと取り付けられないことがあるため、事前に手すりの有無や幅を確認しておきましょう。

天井吊り下げ固定型

天井吊り下げ固定型は、ベランダの天井に物干しを固定するタイプの物干しです。物干しが高い位置にあるので、物干しを使わないときでも邪魔になりにくいというメリットがあります。

また、風通しが良くなるので洗濯物が乾きやすい、バスタオルなどの長さがあるものでも干しやすいといった点もメリットです。

ただし、天井に穴をあけて固定するため、賃貸物件のベランダや天井の強度が低いベランダでは取り付けられません。

壁付け式

掃き出し窓やベランダ窓などの、部屋の壁側に取り付ける、壁付け式の物干しもあります。床に置く必要がないため、省スペースで使えるのがメリットです。

また、アームが稼働するタイプなら、使わないときは折りたたんで置けるので、せまいベランダでも邪魔になりにくいでしょう。

ただし、天井吊り下げ固定型と同じく、取り付けの際には壁に穴をあける必要があるため、賃貸物件のベランダや壁の材質によっては取り付けられません。

ベランダ物干しの取り付け費用

ベランダ物干しを自分で取り付ける場合、かかる費用は物干しの本体代のみです。天井吊り下げ固定型などの場合は、取り付けに工具が必要になり別途工具代がかかることがあります。

物干しの本体価格は商品によって異なりますが、数千円~1万円程度が一般的です。業者に取り付けを頼む場合は、別途8,000円~数万円程度の作業代がかかります。

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ベランダに壁付け式の物干しを取り付ける方法

ベランダのスペースを有効活用したいなら、やはり邪魔になりにくい天井吊り下げ固定型や壁付け式タイプの物干しがおすすめです。

とはいえ、天井に穴をあけて物干しを取り付けるのは難易度が高いため、ここでは壁付け式の物干しの取り付け方を紹介します。

必要な道具

壁付け式の物干しを自分で取り付けるには、さまざまな道具が必要です。DIYで取り付けたいなら、まずは以下の道具を準備しましょう。

・インパクトドライバーなどの電動工具
・鉄工用ドリル
・鉛筆
・メジャー
・コーキング材

鉄工用ドリルのサイズは、物干しの種類によって異なります。また、コンクリート壁やタイルに物干しを取り付ける場合は、コンクリートドリルが必要です。

物干しのメーカーによっては取り付けにソケットレンチも必要なので、事前によく確認しておきましょう。上記の道具以外に下記の道具もそろえておくと、より作業がスムーズに進みます。

・コーキングガン
・曲尺

物干しの種類によっては、上記以外の道具が必要になることがあります。作業を始める前に、何が必要なのかをしっかりチェックしましょう。

取り付け場所を決める

道具をそろえたら、物干しの取り付け位置を決めて、鉛筆で印を付けます。左右の高さの差が出ないように、メジャーなどで高さをしっかり測りましょう。

柱がない場所に物干しを取り付けると、使用中に落下するおそれがあります。掃き出し窓の場合、サッシの隣に105mmか120mmの柱が入っているはずなので、サッシから3~5cm程度の位置をビスの芯にすると良いでしょう。

穴をあけてコーキングを充填する

取り付け位置を決めたら、インパクトドリルで穴をあけます。先に小さめの穴をあけてから、必要なサイズの穴をあけるとスムーズにいくでしょう。

続いて、あけた穴にコーキング剤を充填してください。コーキング剤を使わないと、穴をあけた箇所からホコリや雨が侵入し、雨漏りする可能性があります。

ビスで固定する

コーキング剤を充填したら、物干しに合ったビスで固定します。いきなりガッチリ締めずに、まずは仮止めしましょう。

そしてすべてのビスを取り付けたら、本締めしてください。最後に物干しがしっかり固定できているかを確認したら、取り付け完了です。

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ベランダに物干しを取り付ける際の注意点

ベランダに物干しを取り付ける際に知っておきたい注意点があります。あとで問題が起きないよう、事前に確認しておきましょう。

物干しの耐荷重量を確認しておく

ベランダに物干しを取り付ける際には、物干しの耐荷重量を確認しましょう。耐荷重量を超過すると物干しが落ちてきたり、破損したりするおそれがあります。

特に家族が多いと洗濯物の量も多くなるので注意が必要です。物干しに布団を干す可能性がある場合は、布団の重量も調べておきましょう。

物干し竿の重さも考慮してください。できればステンレスやアルミなどの軽量の物干し竿を選ぶのがおすすめです。

安全に取り付けるためにも専門業者を利用する

物干しはDIYで取り付けることも可能です。しかし、うまく取り付けないと物干しが落ちたり、雨漏りして建物が傷んだりすることがあります。

特に天井吊り下げ固定型や壁付け型の物干しを取り付けたい場合は、無理に自分で取り付けるよりも、安全性を重視して業者に依頼するのがおすすめです。

物干しの取り付けをどの業者に依頼したら良いのかわからない場合は、ぜひおうちの御用聞き家工房にご相談ください。

おうちの御用聞き家工房は、おうちのなかのさまざまな困りごとを解決いたします。物干しの取り付けはもちろん、家に関する悩み・トラブルなら、どんな些細なことでも相談を受け付けています。

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まとめ

ベランダに物干しがないときは、あとから物干しを取り付けることが可能です。ベランダ向きの物干しにはいくつか種類があるので、どのタイプが自宅のベランダに合うか確認しましょう。

なお、物干しの種類によっては、天井や壁に穴をあけなくてはなりません。道具と技術があれば自分で取り付けられますが、うまく取り付けないと物干しの落下や破損、雨漏りなどが起こるおそれがあります。

自分で対処するのが難しいと感じたら無理をせずに、業者に依頼しましょう。