空き地で雑草が生える原因
刈り取ってもすぐに生えてくる空き地の雑草。自宅の近くであれば定期的に刈り取りに行くこともできますが、離れた場所に空き地があると、定期的に除草作業をすることも難しい場合があります。
しかし、なぜ空き地の雑草はすぐに生えてきてしまうのでしょうか。
それは、雑草の根が地中に深く伸びていることが理由です。たとえ冬に一度枯れたとしても、根っこが生きていれば次の季節に生えてきてしまいます。
根っこごと引き抜いてしまえば生えてこなくなるかというと、そう簡単にはいきません。
なぜなら、雑草を根っこごと抜いても、地中に根っこが少しでも残っていれば、そこから新しい雑草が生えてきてしまうからです。
また雑草は、日光の当たるところであれば、空き地に限らずどこでも成長して生えてきます。
その上、空き地の場合は土地の中に建物がないため、日光が当たる範囲も広くなりがちです。ほかの場所に比べて雑草が生えやすい環境になってしまっているといえるでしょう。
さらに、雑草は多くの種をまいています。風に運ばれたり、人や動物に付着したものが運び込まれたりするなどして、ひとつの株から約2,000粒~50,0000粒の種をまいているといわれています。種類によっては、50万粒の種をまいている雑草もあるほどです。
それが、雑草が無限に増えてしまう大きな要因となっているのです。
このようなことから、空き地に雑草を生やさないようにするためには、雑草が生えてくる要因を減らしていかなければなりません。
効果的な空き地の6つの雑草対策
空き地にかかわらず、日光が当たる場所であればどこにでも雑草は生えてきてしまいます。では、雑草を生やさないためには、どのような対策が効果的なのでしょうか。
ここでは、空き地の雑草対策として具体的な方法を手順ごとに紹介していきます。
1.まずは除草剤をまく
すでに空き地に雑草が生えている場合、まずは雑草の根っこ自体を枯らす必要があります。
根っこごと枯らすには、除草剤の使用が効果的です。根っこまで薬剤が届き、雑草の増殖を止めることができるでしょう。
除草剤はドラッグストアやホームセンターなどで販売されており、価格もリーズナブルで手に入れやすいアイテムです。種類も豊富で、液体のものから粒状のものまで、さまざまなタイプがあります。
ただし、雑草のタイプによって除草剤を使いわける必要がありますので、空き地に生えている雑草に効く除草剤を選択しましょう。
また、一回の使用では完全に雑草を枯らすことは難しいため、定期的に使い続けていくことになります。
除草剤の使い方や注意点についてはこちらの記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
2. 防草シートを敷く
除草剤で雑草を枯らしたら、次の対策として防草シートを敷きましょう。
防草シートを使用すると、雑草に日光が届かなくなるので、枯れきっていない雑草があっても増殖を防げるようになります。
防草シートにもさまざまな種類があるため、使い勝手や効果を調べてから購入すると良いでしょう。
複数の防草シートの中から選ぶ際は、以下のポイントを参考にしてみてください。
・遮光率の高さ
・耐久性
・透水性
日光を遮る効果が高いものを選ぶと、より雑草の増殖を防げるようになります。
また、防草シートは外で使用するものなので、耐久性がないとすぐに破れたり劣化したりして効果が半減してしまう恐れがあります。
そして、もうひとつ大事なのが防草シートの性質です。防草シートには「透水性」と「不透水性」のものがあり、「不透水性」は水はけが悪いのでカビが発生する可能性があります。
より効果的に雑草の増殖を抑えるには、性能と耐久性の高いものを選びましょう。
3. 砂利を敷き詰める
砂利を敷き詰めることで、土に日光が当たりにくくなるため防草効果を得られます。
防草シートを敷き、その上に砂利を敷き詰めることで、より効果の高い雑草対策が可能です。防草シートだけでは風でめくれたり、隙間ができたりすることがありますが、砂利を敷けば隠すことができる点がおすすめです。
除草剤の使用を避けたい場合にも砂利を敷き詰める方法が効果的なので、除草剤を撒かずに雑草対策をしたい方はぜひ試してみてください。
4. グランドカバー
グランドカバーとは、雑草以外の植物を育てて地面の隙間を埋めてしまう方法です。地面の隙間を埋めることで雑草が生えてくる隙間をなくすことができます。
グランドカバーに適した植物の条件として、発生密度と繁殖力が高い、見た目が良い、手入れが簡単といったものがあります。なかでも毎年植える手間を省くためにも多年草がおすすめです。特におすすめの植物は、シバザクラ、ハーブ、ヒメイワダレソウ、芝生などがあります。
見た目にも美しい雑草対策なので、植物が好きな人にはぴったりですが、植物が育って防草の効果が発揮するまで一定の期間が必要になる点がデメリットといえます。
5. 固まる土を敷く
固まる土とは、セメントに土を混ぜて固めることで防草効果が期待できる土のことです。セメントを敷くことと変わりないので、高い防草効果を期待できます。
固まる土はホームセンターなどで購入が可能で、DIYでの施工が簡単なのもメリットのひとつです。ただし、上手に使うにはコツが必要なので、うまく固まるように使い方や水の量などを調節しながら使ってみましょう。
6. コンクリート塗装
コンクリート塗装は雑草対策の効果が非常に高いうえ、駐車場としても利用できるなど、多くのメリットがあります。ただし、費用が高く、施工や撤去が大変になるという難点もあります。
また、経年劣化や地震などによってコンクリートにヒビが入ってしまった場合や、隙間ができてしまった場合などは、その隙間から雑草が生える可能性もあるので注意が必要です。
空き地の雑草を放置するリスク
空き地に生えている雑草を放置すると、ただ草が生えているだけとはいえ多くのトラブルが発生しやすくなってしまいます。ここでは、空き地の雑草を放置するリスクについて紹介します。
害虫・害獣の発生・被害
雑草が生えた空き地には、蚊やダニ、ゴキブリなどの害虫や、ネズミをはじめとする害獣が発生しやすくなります。空き地で発生した害虫や害獣が近隣住宅に侵入してしまうと、近隣住民との関係悪化などのトラブルにつながる可能性もあるのです。
ゴミの不法投棄がされやすい
管理されていない雑草が生い茂っている空き地は、捨てられたゴミの目隠しになり、近隣住民や土地の所有者にも気付かれにくいという問題があります。そのため粗大ゴミや産業廃棄物などを不法投棄される可能性が高くなります。
不法投棄されたゴミは、投棄した者が不明の場合、最終的にその土地の所有者が処理の責任を持たなければいけないため、他人事ではありません。行政や自治体が処分費用を負担することはないので注意が必要です。
景観を著しく損ねる
空き地の雑草が繁殖すれば、周囲の景観の悪化につながります。近隣の不動産価値に悪影響を与え、近隣住民とのトラブルの発生のもとになることも考えられるのです。
放火や火災の危険性
空き地の繁茂した雑草が枯草になると、放火などの犯罪の標的になりやすいという危険性もあります。また、乾燥している季節には、たばこの投げ捨てなどで火災が発生する可能性も考えられます。
たばこ1本の投げ捨てでも、気候や風向きによっては近隣の住宅に大きな被害をもたらすおそれがあるので、空き地の枯草の放置には注意が必要です。
自治体の管理条例による罰金
市町村によって、雑草の草刈り条例を制定している場合があります。その場合は、雑草を放置していると勧告が来ることがあるので確認が必要です。勧告された後も勧告に従わず雑草を放置していると、罰金を課せられることもあります。
困ったら!プロの業者に依頼
雑草を生やさないためには、除草剤で根っこから枯らし、防草シートで日光を遮る方法が効果的です。
しかし、所有する空き地が広すぎたり、複数の空き地を所有していたりする場合、自分の力だけでは対応が難しいことがあります。
・空き地が広すぎて自力では対応しきれない
・忙しくて時間がとれない
・除草剤をまいたり防草シートを敷いたりする手間が面倒
このような場合は、専門の業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
業者ではお客様の要望に沿った対処をしてくれるだけでなく、その土地やお客様の状況に合った対策を提案してくれます。
ただし、業者によって費用はさまざまで「1平米あたりいくら」と細かくお金を請求されることもあり、結果的に費用が高額になってしまうケースも珍しくありません。
業者を選ぶ際は、複数の業者に見積もりをとって、信頼できる業者を選ぶことが重要です。費用面だけでなく、最適な対策を実施してくれる業者を見極めましょう。
おうちの御用聞き家工房では、空き地の雑草対策も行っています。
お客様のご要望に沿い、その土地にとって最適な施工を実施いたします。かかる費用も事前にお伝えしていますので、後から高額な費用を請求するということもありません。
電話一本で最短即日に伺うことができるので、急ぎの方でもぜひご相談ください。
公式サイトでは過去の事例も紹介していますので、施工方法や流れなども参考にしていただけます。
おうちの雑草対策でお困りなら、おうちの御用聞き家工房までお問い合わせください
まとめ
空き地に生えた雑草について、雑草が生えてしまう理由と対策方法を紹介してきました。
雑草を放置しておくと、景観が悪くなり、不法投棄や不審火などのリスクも高まってしまいます。また、害虫やねずみなどが発生してしまうと近隣住民の方とのトラブルに発展する恐れもありますので、雑草が生えないように対策をとりましょう。
おうちの御用聞き家工房なら、空き地の雑草対策も迅速に対応いたします。最短即日にお伺いもできますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。