台風で窓ガラスが割れたらまずは身の安全を確保
台風の日に窓ガラスが割れたら、まずは身の安全を守りましょう。
台風が収まるのを待つ
台風が猛威を奮っているときは、強い風が吹き、横殴りの雨も降っています。そのような状況下での割れた窓ガラスの応急処置は、作業の最中に割れる範囲が広がったり、ガラスが飛散したりするなどして、自分自身がケガをする原因になります。割れた窓ガラスが2階以上にある場合は、風に煽られて転落する恐れもあります。
台風が強いときは、医療機関に駆けこむのも、救急車に来てもらうのも難しいでしょう。台風が収まるまでは、窓ガラスが割れた部屋からは離れ、安全な場所で身を守るのが一番です。ほかに行き場所が無ければ、布団や毛布に包まるなどして、飛来物でケガするのを防ぎましょう。
割れた窓ガラスを片付ける
台風が収まったら、まずは割れた窓ガラスを片付けます。家族がいる場合は、片付けや窓の応急処置が終わるまで近づけてはいけません。
ガラスの破片でケガをしないように、軍手やゴム手袋、スリッパ、靴を履いて、手と足を保護しましょう。服もデニムのように厚手の長袖・長ズボンを着用すると安心です。帽子も被って頭を保護しましょう。
最初に大きな破片を集め、新聞紙で包み、段ボール箱に入れます。ゴミ袋に入れるのは、ガラスの尖ったところから破れてしまうので、おすすめできません。
細かい破片はホウキを使って集めます。粘着テープがあると、より細かい破片を集めるのも簡単です。その上で、目に見えないほど小さな破片を掃除機で集めましょう。
そのまま吸い込むと掃除機の内部を傷つけて、故障する原因になるので、吸い込み口にストッキングを被せておきます。ストッキングにガラスの破片が付着した状態で、吸い込み口を段ボール箱の上に移動し、スイッチを切ると破片が落ちる仕組みです。
ここまでしても回収できなかった破片については、雑巾を使って丁寧に集めると良いでしょう。懐中電灯やスマホのライトで照らすと、ガラスが反射してどこにあるかわかりやすくなります。
集めた破片は自治体のルールに従って捨てます。段ボールに「割れ物注意」など、ガラスが入っているのがわかる書き込みをしておくと親切です。
応急処置をする
片付けが終わったら、応急処置を行います。これ以上割れる範囲が広がって被害が大きくなったり、外部から何かが侵入したりするのを防ぐのが目的です。業者が来てくれるまでの数日間を凌げれば良いでしょう。
取りかかる前にスマホで被害状況を撮影しておくと、後で業者に説明するとき便利です。ひびが入ったり、割れたりしたところはもちろん、窓全体を撮影すれば、交換するガラスのサイズを把握できます。
【状況別】窓ガラスの応急処置方法
続いて窓ガラスの被害状況別に、どのような応急処置をすれば良いのか確認していきましょう。
ひびが入っている
割れたり、穴が空いたりしてはいないものの、ひびが入っていると、いずれ範囲が広がり、何かの拍子で割れる恐れがあります。そのため、範囲が広がったり割れたりしないように応急処置が必要です。
基本的には、内側と外側の両方からガムテープで補強します。できれば、布テープや養生用のガムテープ、ガラス専用の補修テープを使うのがおすすめです。紙のガムテープは水濡れに弱く、耐久性も劣りますが、ほかに無ければ使いましょう。応急処置は早いほど被害の拡大を防げるためです。
小さな穴が空いている
小さな穴でも、そこから虫や異物、雨風が侵入します。また、次に衝撃が加わったときに割れたり、穴が広がったりする恐れがあります。ガムテープだけでふさぐのは難しいので、板状のもので覆いましょう。
できれば、プラスチック板やアクリル板のほうが水に強く、耐久性もあります。無ければ段ボールで代用しましょう。
まずは余裕を持って穴を覆うことができる大きさに板をカットします。穴を覆ったら、周りをガムテープで留めましょう。穴から伸びるひびがあるなら、ガムテープで補強すれば、範囲が広がったり、割れたときに破片が飛散したりするのを防げます。
板の周りをガムテープで留めるときも、余計な力が加わりがちです。ひびが入っていないところでも、慎重に留めるようにしましょう。
大きく割れている
窓ガラスが大きく割れてしまうと、段ボールやブルーシートを目いっぱい使いましょう。空いているところを覆ったら、その周りをガムテープで留めます。
残っている窓ガラスにはガムテープをクロス状に貼って、これ以上割れたり、割れたときに破片が飛散したりするのを防ぎます。
虫や異物、雨風が入り込むのは防げますが、ここまで大きく割れてしまうと意図的な侵入は防げません。貴重品を別の場所へ移動したり、夜間は安全なところに避難したりするなど対策しましょう。
専門業者に窓ガラス修理を依頼しよう
応急処置は一時的な対応に過ぎず、そのままにしておくと被害が大きくなったり、補修したところが劣化したりする恐れがあります。できるだけ速やかに業者へ修理・交換を依頼しなければいけません。この項目では、どのような業者に依頼すれば良いのか紹介していきます。
業者を選ぶときのポイント
台風で窓ガラスが割れたときは、安全のためにも、すぐに対応してくれる業者が一番望ましいでしょう。ただ、事前に費用面や修理実績を確認しておく必要があります。
業者によっては、修理範囲も修理費用も異なります。確認せずに依頼してしまうと、高額な費用になったり、修理の対応範囲が狭かったりするおそれもあります。
まずは、業者が提示する価格が適正か見極めましょう。相場を知るためにも、複数の業者に見積もりを依頼するのがおすすめです。
一般的に、窓ガラス1枚の交換につき12,000円前後が相場です。内訳は、ガラス代や施工費、出張費、割れたガラスの処分費が含まれています。安い価格を提示された場合は、オプションの費用が含まれていないか確認しましょう。
薄い傷や小さなひび程度なら、ガラスを交換しなくても、特殊な樹脂の注入で対応できる場合があります。修理代金の相場は8,000円前後です。
窓ガラスを修理した実績についても確認しましょう。なぜなら、窓ガラスの修理を引き受ける業者の中には、専門でないところもあるからです。窓ガラスの修理では、必要な大きさにガラスをカットして、隙間なく埋め込むという作業をしなければいけません。技術力によって見た目や防水性など、仕上がりに大きな差が出ます。
専門ではなくても、窓ガラスを修理した実績が豊富にあれば安心です。
「おうちの御用聞き家工房」がおすすめ
おうちの御用聞き家工房は窓ガラスを修理・交換実績が豊富です。小さな傷やひび、大きな穴まで幅広く対応できます。台風に備えて、窓ガラスにフィルム施工するのも可能です。電話1本で、最短即日でお伺いいたしますので、まずは気軽にご相談ください。
まとめ
台風で窓ガラスが割れたときは、身の安全を確保するのが一番です。台風が収まったら応急処置を行います。割れたガラスを片付けて、ひびが入った部分をガムテープなどで補強したり、穴を板や段ボールで覆ったりするという流れです。その後は、できるだけ早く業者に修理・交換をしてもらいましょう。