自分でできるおすすめ隙間風対策6選!賃貸でもできる方法とは

冬の隙間風は暖房も効きにくいため快適に過ごせず、室温を上げると光熱費もかさみ、良いことがありません。ですが隙間風を無くすことは難しく、家のほんの僅かな隙間からでも入ってきてしまいます。なぜ隙間風ができるのか、その対処法と対策について解説します。


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窓から隙間風が入ってきてしまう原因とは

窓から隙間風が入ってきてしまう原因とは

隙間風の原因はいくつかありますが、そのほとんどが「経年劣化」によるものです。住居は日々劣化していくため、築年数を重ねた物件ほど隙間風が入ってくることは自然なことでしょう。

窓から隙間風が入ってきてしまう原因となる、家の経年劣化で起こる問題は、下記の4つがあげられます。

戸車の経年劣化により歪みが生じている

戸車とは、引き戸の下に付いている小さな車輪型の部品です。戸の動きに合わせて戸車がレール上で回転する仕組みにより、開閉がスムーズにできます。

戸車は開閉の頻度が多いところほど劣化しやすくなります。劣化により戸車がグラグラすることで隙間ができ、隙間風が発生してしまいます。

新品の戸車はメーカーの通販サイトやホームセンターなどで購入できます。DIYでの補修もできますが、劣化具合によっては少し触っただけでさらに悪化し、より修理が困難になる場合もあり危険です。

ささいな異変でも、状態を悪化させないためには専門業者に見てもらうようにしましょう。

気密ピースの経年劣化により歪みが生じている

気密ピースとは、窓の下部とレール上にある「風止板」の隙間を調整するための、ゴム製の部品です。気密ピースの劣化で歪みが生じると、風止板との隙間が広がり、そこから風が入ってしまいます。

気密ピースの歪みを調節できれば、風止板周辺からの隙間風を防げます。ただし気密ピースや風止板は、メーカーによって形状が異なるため注意してください。

「違いがよくわからない」と思ったら、自力で対処せず、プロに相談してみましょう。

ゴムパッキンの経年劣化により歪みが生じている

ゴムパッキンは、窓とフレームの間にあるゴム製の部品です。ゴムパッキンは経年劣化しやすい素材のため、隙間風が入ってくる事が多々あります。長期間使用していると縮んだりヒビが入ったり、場合によっては切れることもあります。

また、ゴムパッキンの経年劣化は隙間風の原因だけでなく、窓ガラス自体がフレームから外れて落下するリスクも考えられます。ヒビ割れなどの異常を見つけたときは、隙間風の有無にかかわらず一度詳しく点検してみてはいかがでしょうか。

ゴムパッキンの交換もホームセンターなどで材料を購入すれば、自力で行うこともできます。しかし作業を進めるには窓を取り外さなければならないこともあり、窓ガラスが割れてしまうなど危険なケースがあります。

隙間風がない仕上がりにするためにも、基本的には専門業者への依頼が望ましいでしょう。

窓枠のコーキングが経年劣化により歪みが生じている

コーキングとは、建物の隙間を埋めるための充填剤で、シーリングともいいます。主に外壁に行なわれるものですが、窓枠サッシの周辺もコーキングが施されています。このコーキングの劣化も隙間風が発生する原因です。

コーキングの劣化(ひび割れている等)は目視で確認可能です。ですが無理に対処するのは得策ではありません。

コーキングもホームセンターで材料を販売しているため、自力で対処できると思われるかもしれませんが、プロが使うものと成分が違うことがあります。再発しないためにも、専門業者に依頼するほうが安心です。

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今すぐできる!窓の隙間風対策6選

経年劣化とうまく付き合いながら快適に過ごすためにも、隙間風を放置するのは良くありません。

やり方次第でコストをかけずに対処できることがあります。

バブルシート(プチプチ)を張り付ける

バブルシートとは、一般的に「プチプチ」と呼ばれることが多い、凹凸のある透明なシートのことです。よく荷物の梱包に使われているため緩衝材としてのイメージが強いですが、実は「窓の断熱用」としてもさまざまなタイプが販売されています。

バブルシートを窓の大きさに合わせて貼り付ければ、手軽に隙間風による冷気を防ぐことができます。「冬の間は開け閉めしない」という窓がある場合は、窓全体に貼ってしまえば隙間風も入りにくく、断熱とあわせて高い保温効果が期待できるでしょう。

ただし、プチプチを貼る際に使用したテープの材質によって、壁紙が剥がれてしまったり、粘着質が残ったりするなどの思いがけない事故もあります。バブルシートを使用する際は、テープ選びにも十分注意しましょう。

断冷効果のある、厚手のカーテンを設置する

自力でできる対策のもう一つが、断冷カーテンを設置することです。なかには『断熱カーテン』というものもあります。効果は似ているのですが仕組みが違います。

『断熱』は室内の熱を外に逃がさないためのもので、『断冷』は外から侵入する冷気を防ぐものです。断熱でも効果は十分ですが、隙間風を防ぐには断冷カーテンがおすすめでしょう。ホームセンターやインテリアショップなどでも購入できるため、一度確認してみてください。

カーテンを設置するときは、窓枠よりも少し長めのものを選ぶことで十分な効果を発揮できます。

隙間テープを貼る

隙間テープはホームセンターや100円ショップで購入できる、簡単な隙間風対策です。隙間に専用のテープを埋めるように貼ると、隙間風を物理的に防ぐことができます。

また、隙間テープを貼ると窓の隙間をぴったりとふさぐため、隙間風防止のほか、防音や開け閉めの際の衝撃緩和にも役立ちます

戸車を調整する

窓の戸車が高い場合は、調整しましょう。窓の戸車の高さが原因で窓に隙間が生じる場合には、戸車を調整することで隙間を解消できます

まずは窓の傾きを確認して、どれぐらいの調整が必要か確認しましょう。そのうえで、サッシの側面の下にある戸車を調整できる調整ネジをプラスドライバーで回して傾きの調整をおこないます。

気密ピースを調整する

サッシの戸が重なる部分から隙間風が生じている場合、気密ピースとサッシのレールに隙間が生じていることが原因かもしれません。気密ピースとは、サッシの戸が重なる部分の下にある室内の気密性を保つ部品です。

気密ピースの調整方法を紹介します。

1.気密ピースにあるネジをプラスドライバーで左に回す

2.隙間をなくすように調整する

3.調整ができたらネジを右に回す

4.しっかり固定できているか確認する

これらの順序で調整することで隙間が解消されます。

クレセント錠(窓の鍵)を調整する

窓に鍵をかけにくくなったり、サッシがガタガタする場合は、クレセント錠本体とクレセント受けの部分を調整しましょう。

クレセント本体を調整する場合

クレセント本体を調整する場合は、プラスドライバーで調整ネジを左に回し緩めると、クレセント本体が上下に動くので、適切な高さに調整します。

クレセント受けを調整する場合

クレセント受けを調整する場合も同様に、プラスドライバーで調整ネジを左に回し緩めると、クレセント受けが左右に動くので適切な位置に調整していきます。

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隙間風がおさまらない!誰に相談すべき?

ここまで紹介した隙間風対策を講じても隙間風がおさまらない場合は、別の部分に問題や原因があると考えられます。また、サッシや通気口、換気扇などの簡単に直せない箇所に問題が生じている可能性もあります。そのため、誰に相談すべきか確認していきましょう。

【賃貸】管理会社・大家さんに相談

お住まいが賃貸の物件の場合は、管理会社・大家さんに相談しましょう。隙間風がおさまらない旨を説明して、故障や異常などがないか点検をしてもらい、必要に応じて修理の相談をすべきです。

状況次第では、修理費用を管理会社に負担してもらえる、または保険が適用になる可能性もあります。

【持ち家】業者に相談

お住まいが持ち家の場合は、専門の修理業者へ相談してみましょう。その際、修理費用は業者によって異なるため、複数の業者に見積もりを依頼します。費用を比較して業者を選定していくことが重要です

分譲マンションの場合は、管理組合に相談してみましょう。専属の修理業者を紹介してもらえるケースも多いです。

また、修理費用は火災保険が適用する可能性があるため、加入している保険の保障範囲を確認しておきましょう。

隙間風に悩まされる前に!内窓を付けて対策

手軽な隙間風の対処法は、応急処置として有効ですが、そもそも隙間風が発生しないようにできれば、わざわざ応急処置をする必要もありません。

今後も同じ家に住み続けるなら、長く隙間風に悩まされないためにも、まずは対策を講じるのが良いでしょう。新しい住居に引っ越したばかりの方も、今後隙間風に悩まされないためにも、対策は必要になります。

隙間風の対策なら内窓をつけるのがおすすめです。『二重窓』や『二重サッシ』とも呼ばれまる内窓は、既存の窓ガラスの内側にもう一枚窓ガラスを設置した窓のことをいいます。内窓は、隙間風の対策だけでなく、断熱や結露防止の効果もあります。

内窓をつけるには大掛かりなリフォームは必要ありませんが、簡単な工事は行います。各メーカーや製品によって材料費や施工費に違いがあり、かかる費用は大きく変わります。

工事費用がかかるため、上記ふたつの対処方法より費用がかかりますが、寒冷対策以外にも防犯性が増すことからも、設置する価値は十分あります。

施工を依頼するときは、工事の手順や費用の詳細についても業者に確認しましょう。

隙間風の対策なら「おうちの御用聞き家工房」にご相談ください。

家工房ならあらゆるお家のトラブルに対応できるため、隙間風の対策にも尽力できます。電話一本、最短即日での対応も可能です。「こんなことで呼んでも良いのか」と不安に思うことはありません。ぜひご活用ください。

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まとめ

隙間風についての原因や対策法を解説しました。隙間風の原因は窓や周辺部品をはじめとした、家の「経年劣化」によるものが大半です。

自力ですぐにできる対策としては、「バブルシートを貼る」「カーテンを用意する」などがありますが、それは一時的な対処に過ぎません。長い目で見た場合は内窓(二重窓)の設置を検討することをおすすめします。

家の経年劣化は避けられません。だからといってそのままの状態にしておくことはおすすめできません。そういうときは、住宅の専門家や家のトラブルに詳しい業者に相談することをお勧めします。ぜひ一度、「おうちの御用聞き家工房」にご相談ください。