カーテンレールが取れた!落ちた!対処法
カーテンレールがグラグラと不安定になったり、外れて落ちたりしたときは、壁に空いたネジ穴の状態によって対処法は異なります。それぞれどのような対処法があるのか見ていきましょう。
ネジを締め直す
カーテンの開け閉めをしようとした際にカーテンレールがぐらつくのであれば、取れかけているのかもしれません。
ぐらつきの原因がカーテンレールを固定するネジの緩みであれば、締め直すことで改善できます。ネジをすべて確認して、緩んでいるものがあればドライバーで締め直しましょう。
使っているうちにカーテンレールのネジが緩むのは、よくあることです。そのままにしておくといずれカーテンレールが外れてしまいます。
完全に取れてしまってからでは、修理にかかる手間も費用もかさみます。ぐらつきが小さなうちにメンテナンスすると安心です。
ネジ穴を埋めてネジを締め直す
カーテンレールのネジがただ単に緩んでいる状態であれば、そのまま締め直せばOKですが、壁に空いたネジ穴が大きくなっている場合は、ネジ穴の補修が必要です。
カーテンレールが大きく取れかかっていたり、完全外れたりしているときは、壁材のネジ穴が広がっていることがほとんどです。
そのままネジを締めてもすぐに緩んで、また外れてしまいます。補修剤でネジ穴を埋めてから、再びネジを締めましょう。使用する補修剤は、木材や石膏ボードなど壁の素材によって異なります。
壁材に合っていない補修材を使ってしまうと、せっかく修理してもまたネジが緩んできます。カーテンレールを取り付けたい壁に応じて、補修材の種類を選びましょう。ホームセンターやインターネット通販で購入できます。
石膏ボードはマンションや戸建て住宅の壁に、よく使われている建築材料です。石膏ボードはもろいため、ネジでとめてもだんだんと劣化してくだけてしまいネジ穴が広がっていきます。
そのため、通常は石膏ボードの奥に下地がある箇所にカーテンレールなどを取り付けますが、なかには下地がない部分に取り付けられているケースもあります。その際は、石膏ボードを強化することで下地がなくてもネジを締められる補強材も利用しましょう。
カーテンレールに衣類をかけたり、子どもやペットがカーテンにぶら下がったりすると、カーテンレールに重さがかかって、ネジ穴が広がりやすくなります。穴が大きくなると修理が大変なので、カーテンレールに負荷をかけないようにしましょう。
カーテンレールの位置をずらしネジを締め直す
ネジ穴が広がってしまいネジを締め直せない場合は、カーテンレールの位置をずらして別の位置に固定し直すのもひとつの方法です。
新しい位置に取り付けるときは、水平方向にずらすことをおすすめします。カーテンレールを少しだけ横に移動して、高さは変えないということです。水平方向への移動であれば、壁の下地をそのまま利用できますし、カーテンの長さが合わなくなる心配もありません。
ただし、これまで壁に下地がない状態でカーテンレールを付けていたのであれば、水平方向にずらして取り付けてもまたすぐに落ちてしまいます。下地がない壁に取り付ける場合は、壁の中で広がりしっかりと固定できる石膏ボード用のアンカー付きのネジを使って締めましょう。
また、位置をずらせばカーテンレールを固定できますが、賃貸物件の場合は注意が必要です。穴が増えると退去時に修理代として敷金から引かれてしまうこともあります。
業者に依頼!カーテンレールの修理・取り付け費用
カーテンレールの修理・取り付けは自分でもできますが、高いところでの作業となり、慣れていないと下地の確認も難しいものです。心配であれば、業者に依頼して取り付けてもらいましょう。プロであれば、壁の状態を確認して、より良い方法で取り付けてくれます。
カーテンレールの修理・取り付け費用の相場は、8,000円~5万円程度です。
これまで使っていたカーテンレールを利用して取り付けるだけの修理であれば、8,000円~1万5,000円程度の費用負担で済みます。
新しくカーテンレールを取り付ける場合は、取り付け箇所の個数によって、1万円~2万5,000円(1〜5ヶ所)または2万円〜5万円(5〜10ヶ所)程度とみておけば良いでしょう。
新しいカーテンレールを取り付ける際は、部品の値段によって費用は変わってきます。また業者によって料金は異なるので、複数社で見積もりを行い比較することをおすすめします。
次項では、見積もりを含めたカーテンレールを安く取り付けるためのポイントを紹介しますので、参考にしてください。
リーズナブルにカーテンレールを直すには?
カーテンレールの取り付けには、意外と費用がかかります。ここではカーテンレールの修理・取り付け費用を安く抑える方法について解説します。
DIYを行う
カーテンレールは、自分で部品を調達してDIYで取り付けることも可能です。カーテンレール本体、ネジ、補修剤など部品の費用しかかからないため、DIYは最も安価にカーテンレールを取り付ける方法です。カーテンレールが落ちてしまったのを機に、カーテンレールを新調して気に入ったデザインのものを新しく取り付けるのも良いでしょう。
しかし、DIYによる方法には、作業するのが難しいという問題があります。実際に取り付け作業をする前に、下地の強度やネジの種類、取り付け位置など確認しなければならないことが多くあります。高所での長い部品を取り付ける作業のため、危険もともないます。
慣れていない方は、うまく取り付けられなかったり、取り付けてもすぐに落ちてきてしまったりする可能性もあります。下手をしたら、カーテンレールだけでなく、壁ごとはがれ落ちてしまうおそれもあるので、不安な方は業者に頼んだほうが安心です。
相見積もりしたうえで業者に依頼する
業者にカーテンレールの取り付けを依頼するのであれば、複数の会社で相見積もりすることが大切です。
先ほど述べたように、業者によって金額は変わります。専門ハウスメーカー、取り付け専門業者、インテリアショップなどに依頼して、2〜3社程度を比較すると良いでしょう。
カーテンレールの修理と同時にカーテンも新調したい場合は、インテリアショップや取り付け工事サービスのあるホームセンターがおすすめです。購入やサイズ確認を一ヶ所でできるので、手早くスムーズに取り付け工事ができます。
見積もり時には、最終的な見積もり費用だけでなく、内訳などもしっかり確認しましょう。自分で購入した部品を取り付けてくれる業者も存在します。気に入ったカーテンレールがあるのではあれば、取り付けだけでも可能かどうか確認しておきましょう。
おうちの御用聞き家工房に相談しよう!
おうちの御用聞き家工房では、おうちに関するさまざまな悩みに対応しています。もちろんカーテンレールの修理・交換もお手のものです。
電話一本で最短であればその日に伺いますので、カーテンレールが外れて困っている方は、ぜひお気軽にご連絡ください。丁寧なヒアリングを行い、お客さまにとってベストなご提案をいたします。
また、カーテンレール以外のお悩みも同時に対応いたします。電球交換など小さなお困りごとでも100円からご依頼いただいておりますので、解決しておきたいことがあれば、いつでもご相談いただけます。
「こんなことでも頼めるかわからない」と些細な内容でも、ご心配ありません。まずはお気軽にお問い合わせください。
まとめ
落ちてしまったカーテンレール取り付けには、これまで固定していた壁の穴を補修する方法とカーテンレールを横にずらして固定し直す方法があります。どちらも自分でできますが、壁の下地の状態を確認してから適切な対処をしなければなりません。
間違った方法で取り付けると、すぐにまたカーテンレールが落ちてきてしまいます。何度も落ちてしまうとネジ穴はどんどん大きくなりますし、最悪の場合は壁がはがれてしまうこともあります。少しでも心配であれば、業者に頼んだほうが安心です。