玄関タイルの補修費用とは?自身でできるDIYの補修方法もあわせて紹介

玄関タイルにヒビや欠けがあると、玄関を出入りするたびに目につくものです。見た目が悪いので修理したいけれど、費用が気になる方もいるのではないでしょうか。ここでは玄関タイルの補修にかかる費用と、自分で直す方法を解説します。


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玄関タイルの補修にかかる費用

タイルの補修にかかる費用は、1平方メートル当たり1万3,000〜3万円程度が相場といわれています。もちろんタイルの種類や補修面積、業者によって、費用は変動します。タイル1枚を交換する場合は、5,000〜1万3,000円程度が目安です。

タイルは大きさや素材、デザインによって値段が異なります。表面が凸凹に加工された砂岩調のファインスレートは、30センチメートル角で1枚約150円からと手頃な価格です。一方、金や銀などの金属の質感を出した高級感のあるメタリックタイルは、40センチメートル角で1000円以上します。

タイルの張り替えはせずに、欠けているモルタルの目地を補修する場合は、5,000〜8,000円程度の修理費用がかかります。

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玄関タイルの補修費用を抑えるならDIYをしよう!

簡単な玄関タイルの補修であれば、業者に依頼せずに自分で修理することも可能です。できるだけ費用を抑えたいと考えている方は、DIYでできる玄関タイル補修についてチェックしてみましょう。

必要な道具

DIYで補修する際に必要なものを確認していきましょう。どれもホームセンターやインターネット通販で手に入ります。

・コーキング材
タイルとタイルをつなぐためにコーキング剤を使います。コーキング剤は非常に多くの種類が販売されています。耐久性や外で使えるかを確認して、玄関タイルに向いているコーキング剤を使いましょう。

・タイル用接着剤
はがれてしまったタイルの補修をする場合に必要です。タイル用接着剤にも種類があるので、外壁用を選びましょう。

・マスキングテープ
補修をする際に、余分なコーキング剤や接着剤からタイルを保護するために使用します。

・ヘラ
コーキング剤をしっかりと慣らして、目地をきっちり埋めるために必要です。

・ぞうきん
補修を始める前にタイルや目地の汚れを拭いたり、補修中にタイルの間からはみ出した目地剤を拭き取ったりします。

・タイル
タイルがはがれてしまった場合に必要です。もとのタイルが残っているなら、そのまま使います。ない場合は、大きさや色や素材が似たものを探して購入しましょう。

目地の補修

目地のヒビ割れは、DIYで一時的に直せます。下準備として、ぞうきんで補修する場所の汚れを拭き取り、目地の周りをマスキングテープで貼って保護します。

コーキング剤をヒビ割れの奥まで届くようにしっかりと充填し、ヘラを使ってなじませます。このときコーキング剤が均等になるようにしましょう。

マスキングテープははがして、しっかりと乾かします。乾いてからマスキングテープを取ると、コーキング剤も一緒にはがれてしまいます。コーキング剤を打つ作業が終わったら、すぐにマスキングテープは外しましょう。

またコーキング剤が乾燥するまでは、雨などで水に濡れないようにします。

DIYによる目地の補修は、あくまで一時的なものです。大きなヒビ割れになる前に、専門家による修理が必要です。

タイルの補修

はがれてしまったタイルの修理は、タイル用接着剤を使って貼り直せます。新しいタイルは、どれだけ似たようなのを使っても色や素材が微妙に異なり目立ちます。また、目地の間にぴったりにはめ込むのも難しいため、できる限りはがれてしまったタイルを再利用するのがおすすめです。

まずはタイルを貼る場所の汚れを、ぞうきんで拭き取ります。タイルの裏にたっぷりタイル用接着剤を塗り、貼りたい場所にはめ込みます。完全にくっつくまで、マスキングテープなどで上から押さえておくと良いでしょう。

湿っていると接着力が弱まるため、雨の直後など地面が濡れているときは避け、乾燥している状態で作業することが大切です。冬場は接着剤が固まるまで時間がかかるので、十分時間をかけて固定しましょう。

接着剤を使ったタイルの貼り直しも、一時的な応急処置です。しっかりとした補修は、業者に依頼して直してもらいましょう。

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DIYで玄関タイルを補修するときの注意点

DIYは失敗すると、すぐに元どおりになってしまったり補修前よりかえって悪い状態になったりする危険性もあります。自分で補修する場合は、ポイントを押さえて作業しましょう。

目地の色・タイルの色を確認

コーキング剤のような目地の補修剤は、乾燥すると色が変わります。乾くにつれて濃い色から薄い色に変化するので、仕上がりをイメージして補修剤を購入しましょう。

とはいえ、市販されている補修剤のほとんどは、黒、白、グレーで微妙な色の調整はできません。周りの目地とまったく同じ色にするは難しいことは理解しておきましょう。

タイルを新しく購入した場合は、同じ製品を用意したとしても、以前から貼っているほかのタイルと見分けがついてしまいます。タイルは時間とともに劣化して、色が薄くなっていくからです。はがれたタイルがあるならば、それを使って修理しましょう。

補修部分が多少なりとも目立ってしまうのが嫌な場合は、全面のタイル貼り替えをおすすめします。

作業時間が長くかかる

タイルの貼り替えには、時間がかかります。慣れない作業に手間取るだけでなく、コーキング剤や接着剤の乾燥時間もあるからです。

十分な作業時間を確保してから、補修作業に取りかかりましょう。

末端や角は丁寧に

階段の末端や角の部分は圧力がかかりやすいため、欠けたりはがれたりと補修が必要になりやすい部分です。下地モルタルの処理が雑だと、タイル部分がもろく壊れやすくなってしまいます。

丁寧に下地モルタルで補修、整形をしてから、タイルを貼っていきましょう。

隙間を埋める

隙間があると、そこから雨や水が染み込み内部が劣化します。タイルのはがれや割れが、どんどんと広がっていく原因なので注意が必要です。

目地でもタイルでも、少しでも隙間があれば必ず埋めておきましょう。

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玄関タイルの補修の費用が気になるなら業者に相談してみよう

小さな傷みであればDIYで玄関タイルの補修はできますが、あくまで一時しのぎの応急処置ととらえておきましょう。時間が経てば、またはがれてきたり、知らず知らずのうちにタイルの下で劣化が進んでいたりする可能性があります。本格的な補修は専門家に任せましょう。

費用面で業者への依頼をためらっている方もいるかもしれません。コストパフォーマンスを高く、業者に補修してもらうコツをご紹介します。

相見積もり

複数の業者に見積もりを出してもらって、価格やサービス内容を比較しましょう。相見積もりをすることで、相場がわかります。担当者とのやり取りから、顧客のことを考えている丁寧な業者かどうかも判断できるでしょう。総合的により良い業者に依頼することが可能です。

相見積もりをしたい場合は、無料の一括見積もりサービスの利用も便利です。インターネットを通じた一括サービスを利用すれば、一度の入力で複数の業者と連絡を取ることができます。

ただし、多数の業者から頻繁に電話がかかってくるかもしれないことは、頭に入れておきましょう。

実績豊富な業者を

業者を選ぶときは、値段だけで決めるのは早計です。補修作業の質が悪いケースで失敗することもあります。せっかくお金を出して直したのに、すぐに戻ってしまったり、仕上がりが思っていたものと違ったりすると困ります。

そうならないためには、玄関タイルの補修実績の多い業者に依頼すると安心です。一括サービスを利用せずに直接見積もりを依頼する場合も、実績のある業者を選びましょう。

おうちの御用聞き家工房は、タイルの補修実績が豊富なうえ、リーズナブルな料金で対応しています。タイル補修工事だけでなく、お家に関する悩みであればなんでも引き受けているので、ほかの気になる点もあわせてご相談いただけます。

最短即日でお伺いできます。こんな小さなことでも大丈夫かしら?と疑問に思う内容でも、どうぞお気軽にご相談ください。

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まとめ

玄関タイルの補修工事は、タイルの種類や補修が必要な面積、業者によって値段は異なります。小さな傷であれば自分で直すこともできますが、あくまで一時的な処置です。

どんどん劣化が広がり、結局広い範囲の補修が必要になってしまうかもしれないので、早めに業者に依頼してしっかり直すことをおすすめします。