天井に黒カビが発生する原因は?

黒カビはお風呂場やキッチンなど常に水を使用している場所のほか、玄関や部屋の天井、壁、床などにも発生します。
天井に黒カビが発生しているとき、主に考えられる原因は次の4つです。
ホコリが溜まっているから
1つ目の原因は、天井付近に溜まったホコリです。ホコリの正体は繊維くずのほか、髪の毛やフケ、ペットの毛、食品など複数あげられます。花粉や土砂も、ホコリに含まれることがあります。
ホコリの多くは、カビにとって栄養になる物質です。天井付近にホコリが溜まっていれば、栄養を取り込んで黒カビが育ちやすくなります。
カビは胞子を発生させるため、空中にも漂っています。床掃除をこまめに行っていても、天井付近にホコリがあれば、黒カビが広がる条件として十分です。
換気が不足しているから
2つ目の原因は、換気不足によって湿気が溜まっていることです。カビが活動するためには、栄養のほかに一定以上の湿気が必要です。こまめな換気で室内の湿度が60%以下に保たれていれば、カビは活動できません。
近年の住宅は断熱性や遮音性に優れている一方で、湿度を逃がしにくい構造になっていることがあります。例えば鉄筋コンクリート造のマンションなどは室内の密閉度が高く、調湿性が低めです。こまめに換気しなければ、湿気が溜まり、黒カビの発生につながります。
雨漏りが発生しているから
3つ目の原因は、黒カビの発生場所付近の雨漏りです。前述の通り、カビの発生には栄養に加えて一定以上の湿気も必要です。雨漏りしている部分は水分が多く、湿度や栄養などの条件が揃いやすいといえます。
雨漏りした部分に雨水が貯まれば、壁紙などの建材や雨水に含まれる物質が栄養となり、黒カビを発生させます。雨漏りが黒カビの原因と考えられるときは、屋根裏のほか、壁紙、床下など雨水がしみ込みやすい場所の状態も確認しましょう。
上階の天井に黒カビが広がっている場合は、屋根自体に不具合が生じている可能性もあります。軽度の雨漏りであっても、放置すれば黒カビの原因となります。
日当たりが悪いから
4つ目の原因は、日当たりの悪さです。例えば、隣家との距離が近い部屋は、窓を開けてもうまく風が入らなかったり日陰ができたりなど湿気がこもりやすくなります。加えて、日光が当たりにくいことで、カビにとって過ごしやすい環境が整います。
日当たりが良い部屋のメリットは、紫外線による殺菌作用が期待できることです。紫外線によって室内が殺菌されれば、カビが増殖する心配がありません。日光によって昼間の室温が上昇すれば、カビそのものを死滅させてくれます。
天井のカビ取りに必要なもの
天井に黒カビができたときは、早急な対処が必要です。自力で黒カビを掃除したいときは、下記のアイテムを揃えましょう。
| アイテム名 | 役割 |
| 塩素系漂白剤かアルコールスプレー | 黒カビの除去や消毒に使用します。塩素系漂白剤は、カビによる黒いシミを取り除く効果も期待できます。 |
| 雑巾 | 黒カビ掃除をする前に、天井のホコリや汚れを軽く拭き取ります。 |
| キッチンペーパー | アルコールなどの薬剤を吹き付けて、天井をこすります。 |
| ゴム手袋 | 塩素系漂白剤など薬剤の刺激から手を保護します。 |
| 台や脚立 | 天井を安全に掃除するために設置します。 |
| ペーパーモップ | キッチンペーパーや雑巾を取り付けて天井のカビを除去します。 |
| 保護メガネ | 天井に使用した薬剤が目に入らないように保護します。 |
| マスク | 薬剤やホコリ、カビの胞子を吸い込まないように保護します。 |
キッチンペーパーなどの拭き取り用アイテムは、付着した汚れを再度天井につけないために、こまめに取り換えられる量を用意します。
天井のカビ取り時に踏まえておきたい注意点
天井の黒カビを掃除するときは、下記の点に注意しましょう。
・換気をする
・体を保護する
・安定した体勢で作業を行う
・ほかの種類の洗剤を混ぜて使用しない
・天井の素材に合った道具を使用する
・薬剤はしっかり拭き取る
安全に作業するために、換気と準備は入念に行ってください。ゴム手袋や保護メガネ、マスクできちんと保護しつつ、転ばないように台や脚立で足場を確保することも大切です。
作業中は、異なる種類の洗剤を混ぜないように注意しましょう。例えば、塩素系と酸素系を混ぜると毒性のガスが発生するため危険です。
また、天井に合わせて使用する薬剤や道具を選ぶと、見た目の著しい劣化を防げます。木材や紙など染み込みやすい素材には塩素系漂白剤は使用せず、酢や重曹での掃除、アルコールスプレーによる除菌がおすすめです。
最後は使用した薬剤が残らないように、拭き取ることも大切です。
天井の黒カビを掃除する方法!安全に除去する手順を紹介
天井の黒カビを掃除するときの方法を、使用するアイテム(塩素系漂白剤またはアルコールスプレー)ごとに解説します。
塩素系漂白剤を使用する場合
塩素系漂白剤は黒カビによるシミも除去してくれる一方で、強力なため天井の素材によっては見た目に悪影響を及ぼす場合もあります。まずは目立たない場所でテストをして、問題なく使用できるか確認してから黒カビ掃除に使用してください。
また、下記の天井では薬剤を完全に拭き取れないため、塩素系漂白剤の使用は避けましょう。
・紙や布のクロスなどの水を吸う天井
・土や木材の天井
・金属製の天井
塩素系漂白剤で掃除するときは、先に雑巾やペーパーモップなどで天井のホコリと汚れを取り除きます。薬剤やホコリが落ちるので、床部分の家具は移動しておくか、カバーで保護しておくと安心です。
キッチンペーパーに塩素系漂白剤を染み込ませて、黒カビが広がっている部分に貼り付けます。5分ほど置いてからキッチンペーパーを剥がして、残った薬剤と汚れをキレイな布などで丁寧に拭き取ります。
アルコールスプレーを使用する場合
アルコールスプレーを使用するときは、濃度に注目して選ぶことが失敗しないコツです。濃度の高いアルコールスプレーを使用しましょう。
雑巾などで天井のホコリと汚れを除去した後は、アルコールスプレーで黒カビ部分を掃除します。キッチンペーパーやキレイな布にアルコールを染み込ませたもので、繰り返し丁寧に黒カビを拭き取ります。
台や脚立がない場合は、柄の長いペーパーモップにキッチンペーパー(アルコールつき)をセットする方法がおすすめです。ただし、凹凸のある天井の場合、手でキッチンペーパーなどを持って直接拭き取ったほうがキレイに取り除けます。
アルコールは自然と乾燥するため、水拭きや乾拭きは必要ありません。
天井の黒カビ掃除を行う時期はいつ?
天井にできた黒カビを掃除するときは、最適な時期を選ぶことも大切です。
天井の黒カビ掃除を行うべき時期1「春〜初夏」
春から初夏にかけての暖かい時期が、黒カビ掃除に適しています。カビにとって、増殖しやすい環境は気温が20~30℃、湿度70%以上です。地域によっては3月を過ぎたあたりからカビが発生しやすくなるため、天井や壁紙の様子をこまめに確認しましょう。
6月上旬になると、梅雨入りから本格的な夏へ移行するため、カビがより活発化します。繁殖しやすい時期を迎える前の、春~初夏の間に対策しておきましょう。
天井の黒カビ掃除を行うべき時期2「夏〜秋口」
日本の夏は湿度が高くなりつつも、8月に入ればカビの繁殖が少なくなるほど暑くなります。ただし、すべてのカビが死滅するわけではありません。
8月を乗り切ったカビが繁殖しやすい時期が、9月から10月にかけてです。気温が低下し、人間のみならずカビにとっても過ごしやすくなります。9月は降水量が比較的高い傾向にあり、湿気が十分あることもカビが繁殖しやすくなる要因です。
また、夏に稼働し続けたエアコンの内部にも、カビの胞子が蓄積されやすくなっています。残ったカビの胞子を取り除くためには、夏~秋口のカビ掃除がおすすめです。
天井の黒カビが落ちない!プロに依頼すべきケースやメリット
ハウスクリーニングのプロに天井のカビ掃除を依頼すべきケースは、下記の通りです。
・黒カビが広範囲に広がっている
・手が届かない場所に黒カビがある
・天井裏などからカビが広がってきた
・見た目は変わらないがカビ臭い気がする
広範囲に広がった黒カビや、高い天井など手が届かない場所の掃除は素人には困難です。ハウスクリーニングのプロなら、専門技術で広範囲や高所のカビ掃除を徹底的に行ってくれます。天井を傷つける心配がなく、黒カビの発生も予防可能です。
おうちの御用聞き家工房なら、電話一本で最短翌日に担当者が伺える場合があります。ハウスクリーニングはもちろん、リフォームなど直接現地調査に伺うため、明確な見積もりを提示できます。
例えば、天井の黒カビが屋根の雨漏りだった場合、屋根の修理も視野に入れなくてはなりません。家工房なら、黒カビ除去もリフォームもご相談いただけます。
「ちょっとカビ臭い気がするから、見てほしい」といったご相談からでも構いませんので、ぜひお気軽にお電話ください。
まとめ
天井の黒カビは、放置すると見た目が悪くなるばかりではありません。健康被害が生じたり、屋根や天井裏などの建材をボロボロにしたりするリスクも考えられます。被害が広がる前に除去するか、難しい場合はハウスクリーニング業者に相談しましょう。




