天井の張替えにかかる費用相場と業者へ依頼するときのポイント

住宅の内装や設備には寿命があり、どれだけきちんと清掃していても、長く住んでいる間に少しずつ傷んできてしまいます。 古くなって汚れた部屋を見ると何となく気分も落ち込むため、リフォームしたいところではありますが、フルリフォームするとなると費用が厳しいという方もいるでしょう。そんなときには、天井の壁紙やクロスを張替えるのがおすすめです。 日常で意識して天井を見る機会は少ないと思いますが、実は家具や家電などで視界が遮られない天井は部屋の印象を決める場所のひとつであり、天井が変わるだけで部屋の雰囲気が大きく変わります。 天井の壁紙やクロスを張替えるだけであれば、フルリフォームのような高額な費用もかからないため、比較的気軽にリフォームできるでしょう。 「そうはいっても、やっぱりいくらくらいかかるか心配になる」「どの業者頼むか悩む」という方のために、天井の壁紙やクロスの張替えにかかる費用や業者選びのポイントについて、くわしく紹介します。


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天井の張替え時期の目安

壁紙やクロスの寿命は意外に短く、施工から10年前後が張替えの目安といわれています。

環境や使い方によっては15~25年ほど持つこともあるようですが、特に天井はメンテナンスがしづらい場所なので、10年ほどでカビが生えて傷んでくることが多いのです。

天井は視界を遮るものが照明器具程度しかなく、意識していなくても視界に入る箇所なので、部屋の雰囲気に大きな影響を与えます。

カビたり傷んだりしていると、部屋をきれいに掃除していても、何となく汚れた雰囲気に感じることもあるでしょう。天井の壁紙やクロスを張替えれば、そうした雰囲気もガラっと変わります。

また、壁紙やクロスの色や素材を変えることで、空間を広く見せたり、明るく見せたり、落ち着ける雰囲気にしたりすることも可能です。

すべての部屋に同じ壁紙やクロスを使うのではなく、リビングの天井は部屋が広く明るく見える色を、寝室は落ち着いて見える色を選ぶなど、場所によって壁紙やクロスを変えるのも良いでしょう。

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天井を張替えする際にかかる費用

天井の壁紙やクロスを張替えるのにかかる費用は、使用する壁紙によって異なります。

また、壁紙やクロスの費用単価には、部屋の面積で計算する「㎡単価」と、壁紙やクロスの長さで計算する「m単価」の2種類があり、どちらで見積もりを出すかは業者によって違います。

天井の壁紙やクロスの張替えであれば㎡単価で計算するのが一般的ですが、素人が部屋の面積から使用する壁紙やクロスの大きさを計算するのはむずかしいので、業者に確認するのが一番です。

なお、壁紙やクロスを張る際に下処理が必要な場合や、天井が高いなどで足場を設置する必要がある場合などは、別途費用を請求されることがある点に注意しましょう。

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張替えにかかる料金を抑えるコツは

天井の壁紙やクロスの張替えにかかる費用を抑えたいのであれば、安価な素材の壁紙を選ぶと良いでしょう。

ビニール素材の壁紙(ビニールクロス)であれば価格が安いですし、加工がしやすい素材なので、色や柄、機能が豊富というメリットもあります。高い壁紙でも、型落ち素材であれば安価に入手できる可能性があるので、業者に相談してみましょう。

また、すべての部屋の天井の壁紙やクロスを張替えると、その分費用もかさみますが、とくに汚れが気になる部屋だけ、穴が空いたりカビが生えてしまったりしたところだけなど、補修箇所を絞ることでも費用を抑えられます。

何らかの災害によって雨漏りが起き、壁紙やクロスが傷んでしまったなどという場合は火災保険が適用できる可能性があるので、保険会社に問い合わせてみましょう。

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張替えを業者に依頼するときのポイント

内装業者に「クロス職人」という、壁紙やクロスを張る専門の職人が存在することからわかるように、壁紙やクロスをきれいに張替えるには技術が必要です。

特に資材が落ちてこないようにしながら張る必要がある天井は壁や床よりも施工がむずかしいため、納得のいく仕上がりにするには、たしかな技術を持つ業者に頼む必要があります。

また、施工後に法外な金額を請求してくるなど、いわゆる悪徳業者も存在するため、天井の壁紙やクロスの張替えを依頼する業者は慎重に選ぶことが重要です。

とはいえ、天井の壁紙やクロスの張替えは頻繁に行うものではないので、何を基準に業者を選べば良いかわからない方もいるでしょう。そこで、天井の壁紙やクロスの張替えを依頼する業者を選ぶときのポイントについても紹介します。

相見積もりを行う

天井の壁紙やクロスの張替えを業者に依頼するときには、複数の業者をピックアップして相見積もりを行いましょう。

相見積もりは、ただ単に料金が安い業者を探すために行うものではありません。料金の相場を知って、優良業者を選ぶことにも役立ちます。

というのも、優良業者は基本的に、相場価格に近い料金を設定するからです。壁紙やクロスの張替えに限らず、何らかの作業には材料費や人件費など、さまざまなコストがかかります。

それを踏まえて料金を設定すると、自然に相場に近い金額になっていくのです。

悪徳業者の場合はコストではなく「いかに稼ぐか・騙すか」が基準になるので、料金が相場とかけ離れており、極端に高かったり安かったりすることが多くなります。

また、優良業者は見積もりの内容が明確でわかりやすいですし、不明点があればきちんと教えてくれるでしょう。

一方、悪徳御者は何かごまかしたいことがあるので、見積り内容がわかりにくい、説明を求めてもしっかり答えないなど、不審な行動が多く見られます。

見積もりを出すために自宅まで調査に来てもらえば、担当者の対応は良いか、「今契約してもらえば半額にできます」などと強引に契約を進めようとしないかといった点をチェックすることも可能です。

過去の施工事例をチェックする

業者を選ぶときには、その業者の過去の施工事例もチェックしてみましょう。今は業者を選ぶときにインターネットで検索する人も多いため、業者の多くは自社のホームページを用意しています。

そこに作業中や完成後の写真を載せるなど、詳細な施工事例を掲載している業者は、自分たちがどのような作業をしているか見てもらいたい、つまり作業内容に自信を持っている業者である可能性が高いためです。

可能であれば、口コミサイトなどでも業者を検索してみて、実際にその業者に依頼した人の意見も見てみましょう。口コミサイトで評判が高ければ、信頼できる業者である可能性がさらに高くなります。

天井の壁紙やクロスの張替え業者選びに迷ったときには、ぜひおうちの御用聞き家工房にご相談ください。

天井の壁紙やクロスの張替えや補修をはじめ、外壁塗装や屋根の補修、排水パイプの交換、各種清掃など、家に関するさまざまなトラブルや悩みに電話一本で最短即日可能です。

これまでの施工事例をチェックしたいという場合は、当社ホームページの「事例紹介」のページからご確認いただけます。

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まとめ

天井は部屋の印象を決める場所のひとつです。天井の壁紙やクロスを張替えるだけでも部屋の印象は大きく変わるので、「家が古くなってきたけど、フルリフォームはむずかしい」というときには、天井の壁紙やクロスの張替えを検討してみましょう。

費用は使用する壁紙や業者によって異なるので、業者に予算や希望を伝えて、見積もりを出してもらうのが一番です。

天井の壁紙やクロスの張替え作業は技術がいるので、納得のいく仕上がりにしたいのであれば、相見積もりを行う、過去の施工事例をチェックするなどして良い業者を選びましょう。