洗面所のカビを取りたい!対処方法とカビを発生させないための方法

風呂場の近くにある洗面所は湿度が高いため、カビが発生しやすいです。利用頻度が多いからこそ、カビでお困りの方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、洗面所にカビが生えてしまう原因をはじめ、カビの発生ポイントや対処法について解説します。カビが生えるのを防ぐ方法についても紹介しますので、洗面所のカビに困っている方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。


この記事は約7分で読み終わります。

洗面所にカビが生えてしまう主な理由

家の中でも、洗面所はカビの発生しやすい場所として知られています。まずは、洗面所にカビが生えてしまう主な原因をふたつ紹介します。

カビは湿気が多い所に発生しやすい

カビは湿気のある場所で発生し、湿度が70%を超えると増殖しやすくなるといわれています。温度が20~30度だとカビが発生する好条件となり、発生率が高いです。

洗面所はカビが発生する条件が揃っており簡単にカビが生えてしまいます。

カビはホコリが多い所に発生しやすい

カビは、適度な温度と高い湿度で発生し、ホコリや汚れを養分にして増殖していきます。水を流す場所だからホコリは少ないと思うかもしれませんが、洗面所は脱衣所に設置されていることも多く、服の着脱や洗濯物の扱いでホコリが発生しやすい場所です。

また、顔を洗ったり髪を整えたりする場所なので、皮脂などの汚れが溜まりやすいともいえます。

このことから、ホコリや汚れなどカビの養分になるものが豊富にあるため、カビが発生しやすくなっているのです。

目次へ

洗面所の中でもカビが生えやすい3つの場所

ここからは、洗面所の中でもカビが生えやすいポイントを3つ紹介します。日ごろ目が届かない場所にもカビが発生している可能性があるので、この機会に一度洗面所を確認してみましょう。

洗面台周り

水を使う洗面台周りは、カビの発生しやすい場所です。顔を洗ったり歯磨きをしたり、髪を整えたりするため、髪の毛や皮脂、汚れが溜まりやすく、カビが増殖しやすい条件が揃っています。

また、石鹸カスや水垢もカビの養分になるため、カビが発生しやすいポイントとなる要因です。鏡や棚付近は目に付きやすく、カビが生えていてもすぐにわかりますが、排水口やゴムパッキンが使用されている場所など、見えにくい場所にもカビが発生します。

床は洗面台からの水の飛び散りや汚れ、衣服から出るホコリやゴミが原因でカビが生えやすい部分です。

目に見える部分は掃除していても、洗濯機や棚を設置している洗面所では、なかなか掃除が行き届かずカビが発生しやすくなります。

一見キレイな床でも、物を置いて死角になっているところにカビが生えている、なども珍しくありません。

天井・壁紙

洗面台を使用していると、天井や壁紙にも知らない間に水気や汚れ、水垢が飛び散っています。さらに、風呂場の隣に洗面所が設置されている場合は、お風呂の水蒸気が上にあがるので、天井付近に湿気が溜まりカビが発生しやすいです。

天井や天井付近の壁紙は目が届きにくく、掃除もしにくい場所なので気がつくとカビが生えていることがあります。

見渡してみてほかの場所よりも黒ずんでいたり変色したりする場合は、すでにカビが生えている可能性が高いです。

目次へ

洗面所にカビが発生したときの対処法

ここからは、すでにカビが生えている場合の対処法を紹介します。少しのカビである場合は、自宅にある洗剤を使ってすぐに掃除することも可能です。

アルコールと中性洗剤を使って掃除する

小さな表面だけに生えているカビであれば、アルコールと中性洗剤で除去できます。

まずは、カビが発生している場所にアルコールを塗布します。このとき、直接スプレーすると、スプレーの強さによっては菌や胞子が散ってしまう可能性もあるので、ティッシュに含ませるか、優しくスプレーするようにしましょう。

アルコールを塗布してしばらくしてから、薄めた中性洗剤に雑巾を付け、固く絞ってカビを拭き取ります。

別の新しい雑巾を水で濡らし絞ったあと、洗剤が残らないように丁寧に拭き上げましょう。このまま水気が残っていると、新たなカビの原因になってしまうので、乾いた雑巾で最後に乾拭きします。

アルコールを使用する際は、濃度の高い消毒用のものを使うとより効果を発揮できるでしょう。

塩素系漂白剤を使って掃除する

根を張っているような頑固な黒カビには、塩素系漂白剤を使用した掃除がおすすめです。塩素系漂白剤は、とても強い薬剤で肌荒れや色落ちを起こす原因となるため、必ず掃除前には周辺に置いてあるものを片付け、ゴム手袋を着用しましょう。

掃除方法は、カビが生えている部分に塩素系漂白剤を塗布してしばらく時間をおきます。このとき、あまり時間をかけて放置すると塗布した場所の素材が傷む可能性があるため2~3分程度に留めておくと良いです。

2~3分経過したら、水に濡らして絞った雑巾などで塩素系漂白剤をキレイに拭き取ります。このとき、薬剤が残らないよう丁寧に拭き取ってください。

水拭きができたら、次は乾拭きです。新しい雑巾を使って水気をしっかりと取り、十分に乾かしましょう。

塩素系漂白剤が使えない材質もあるため、はじめに小さな範囲で使用して色落ちがないか確認してから使うことをおすすめします。

重曹を使って掃除する

できるだけ安全な方法でカビを掃除したい場合には、重曹がおすすめです。頑固なカビ汚れは落とせませんが、軽いカビであれば問題なく落とせるほか、身体にも害がなく安心して使用できます。

100mlの水に小さじ1杯程度の重曹を入れればアルカリ性の洗剤として使用できます。

これをメラミンスポンジや歯ブラシに含ませて、カビの生えている部分に塗布します。軽く擦りながらカビを落とし、最後は水拭きして重曹をしっかりと落としてください。その後、しっかりと乾かして完了です。

カビ取りに詳しい業者に掃除を依頼する

小さな軽いカビなら自宅ですぐに掃除できますが、カビの範囲が広がってしまっている場合や塩素系漂白剤が使ない場所に根の張ったひどいカビが発生している場合は、残念ながら自分で対処するのは困難です。

カビ取りに詳しく、慣れている業者に依頼するのが良いでしょう。壁紙や床にカビが生えている場合は、壁紙や床を新しく張り替える方法もあります

ひどいカビにお困りの場合は、ぜひ「おうちの御用聞き家工房」にご相談ください。おうちの御用聞き家工房では、家に関するトラブルであればどんな些細なことでも相談を受け付けています。

カビ取りと張替えで悩んでいる場合もお気軽に相談いただければ、電話一本で最短即日に伺うことも可能です。

不衛生なカビをなんとかしたいとお困りなら、家のトラブルに関するプロ「おうちの御用聞き家工房」にお任せください。

目次へ

洗面所にカビが生えるのを防ぐ方法

せっかくカビをキレイにしても、条件が揃えばまたカビは生えてきます。しかし、カビを生えにくくする方法を日々の生活に取り入れることで、カビの発生を防ぐことも可能です。

洗面所の換気を徹底する

カビを予防するには、なによりも湿気が溜まらない環境をつくることです。24時間換気ができるのであれば、極力換気システムを作動しておきましょう。24時間換気をすることで、湿度を逃して多湿にならないようにコントロールします。

また、風呂場の近くに洗面所が設置されている場合は、お風呂のドアを極力開けないようにすることで湿気の溜まりを防ぐことが可能です。お風呂場のドアは開けっ放しにせず、必ず閉めることを徹底しましょう。

お風呂上がりなどで湿気が多いと感じるときは、窓を開けて換気しておくのも良い方法です。

水気や汚れをこまめに掃除する

洗面所を使用したあとは、極力すぐに水気と汚れを拭き取るようにしましょう。水気や汚れをすぐに掃除することで、カビの発生を抑制できます。洗面台だけでなく、壁や天井も定期的に掃除できれば完璧です。

カビが発生したときだけでなく、日常的に防カビスプレーやアルコールを使って掃除するのも良いでしょう。

ものをあまり置かないようにする

床や壁際に物を置かないようにするのも、カビを防ぐのに効果的な方法です。物を置くと掃除がしにくくなるだけでなく、ホコリや湿気が溜まりやすくなりカビが発生します。

お風呂マットなどを敷いている場合は、毎日洗濯をして新しいものと交換すると良いでしょう。珪藻土マットなど洗濯できないマットの場合は、立てかけて置いて使用時のみ床に置く習慣にします。

目次へ

まとめ

洗面所はカビが生えやすい場所ではあるものの、普段の気をつけて生活することでカビを防ぐことも可能です。カビが生えると見た目が悪くなるだけでなく、衛生的にも良くありません。

カビが自分で落とせない場合は、早めに業者に依頼して対処してもらいましょう。