洗濯機の黒いカビが出続ける原因は?対処法を紹介

「洗濯物に黒いカスがついている」「洗濯槽を掃除したら黒いワカメのようなものが出てきた」と困っている人も多いのではないでしょうか。その黒い物体の正体は黒カビで、早めの対処が必要です。 今回は、洗濯機のカビが出続ける原因と対処法を解説します。またカビが発生しないための予防方法についても紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。


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洗濯機にカビが出続ける原因とは

カビを除去する前にカビが発生する原因を把握しておきましょう。ここでは洗濯機から出てくる黒いカスの正体とあわせて原因を解説します。

黒いカスのようなものの正体

洗濯物を干す際に「衣類に黒いカスがついていた」、洗濯槽を掃除した際に「ワカメのような黒い物体が出てきた」などの経験をした方もいるのではないでしょうか。

それらの正体は黒カビです。1回の槽洗浄だけでは取り切れないケースがあり、困っている人は多くいます。

黒カビはクラドスポリウムと呼ばれる代表的なカビです。きのこや酵母と同じ真菌類で、菌糸と胞子のふたつから構成されています。

洗濯機のカビは高温・多湿が原因

黒カビは高温・多湿を好んで生育します。洗濯機の中は、黒カビが好む環境であるため繁殖しやすいのです。そして黒カビが餌にするのは有機物質やホコリ、汚れなどです。

洗濯機の中は皮脂汚れや水垢、洗剤カスなど、黒カビの栄養分になるものが多くあります。

また、掃除が不十分なことや、掃除してもカビを取り切れていないことも、カビが繁殖する原因になるため注意しましょう。

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洗濯機のカビが出続けるときの対処法

「洗濯機から出てくるカビを取ってもキリがない」と困っている方は、ここで紹介する4つの対処法を実践してみてください。

洗濯槽クリーナーの種類を変えてみる

まずは市販の洗濯槽クリーナーを購入し洗濯槽を掃除してみましょう。すでに洗濯槽の掃除をしているものの取れない場合は、現在使っているクリーナーを変えて再度掃除してみてください。

洗濯槽クリーナーにも選び方があります。市販の洗濯槽クリーナーを購入する際は、ご自宅の洗濯機に対応しているクリーナーであるか確認してみてください。洗濯機の形状に加えて、洗濯槽の素材によっても使える洗濯槽クリーナーが限定される場合があります。

各メーカーが推奨している洗濯槽クリーナーを使用するのもおすすめです。非対応のものを使うと故障の原因になるおそれもあります。

そのほか、掃除の頻度によって洗濯機クリーナーを選ぶのも良いでしょう。こまかな汚れを落とすのに適しているのは塩素系の洗濯槽クリーナーです。殺菌力が強いためカビや雑菌、嫌な臭いをまとめて落とす効果を見込めます。使い方も簡単で時間もかからないため、洗濯機を頻繁に回すひとは1ヶ月に1度は行ってみてください。

半年以上洗濯槽の掃除をしていなかった場合は酸素系洗濯槽クリーナーがおすすめです。酸素系は塩素系と比べて殺菌力には劣るものの、厚みのある汚れを落とすのに適しています。

一年以上洗濯槽の掃除をしていなかった場合は、塩素系と酸素系の両方を使用しましょう。酸素系で厚みのある汚れを落とし、その後は殺菌力の高い塩素系でこまかな汚れやカビを除去します。

メーカー純正の洗濯槽クリーナーを使用する

市販の洗濯槽クリーナーでも落ちない場合は、メーカー純正の洗濯槽クリーナーを試してみてください。洗濯機の主要メーカーの多くは洗濯槽クリーナーを販売しています。

メーカー純正の洗濯槽クリーナーは市販で販売されているものよりも高濃度で作られていることが多く、頑固な汚れを落とせる可能性が高いです。

公式サイトや通販ショップでも購入できるため調べてみてください。純正の洗濯槽クリーナーもドラム式用と縦型用とを別で販売しているため、自宅の洗濯機に合った洗浄剤を選びましょう。

プロに洗濯機のクリーニングを依頼する

自分で洗濯槽の掃除をしても黒カビが落ちない場合は、プロの業者にクリーニングを依頼してみましょう。自分では掃除しにくい洗濯パンや排水口までクリーニングしてもらえます。

また、プロに掃除のコツやカビが発生しないための予防策もアドバイスしてもらえるため、次回以降の掃除にも役立つはずです。

とはいえ、業者選びは慎重に行いましょう。業者にも得意・不得意があり、業者選びで失敗するとトラブルに発展することもあります。

そういった事態を避けるために、複数の業者から見積もりを取ることが大切です。値段だけでなく口コミや実績、電話対応なども踏まえて検討しましょう。

どこに依頼すれば良いか悩んでいる人は、ぜひ「おうちの御用聞き家工房」へご依頼ください。「おうちの御用聞き家工房」はお客さまの地域に密着し、おうちの困りごとを解決するサービスを展開しています。

洗濯機のクリーニングをはじめ水回りの掃除や電球交換など、日常生活で生じる困りごとを解決しています。電話1本で最短即日にお伺い出来る場合もございますので、些細なお悩みでも遠慮なくお問い合わせください。

水回りのハウスクリーニング料金の相場や依頼時のチェックポイントなどについては、以下の記事で解説していますので参考にしてみてください。

水回り別ハウスクリーニングの料金相場!依頼先選定時のチェックポイント

洗濯機の買い替えを検討する

洗濯機を長く使っていて蓄積された汚れが落ちない場合は、買い替えの検討をおすすめします。洗濯機メーカーが推奨する標準使用期間は6〜7年程度です。

標準使用期間を超えていると故障しやすくなるため、掃除でキレイにしてもすぐに寿命がきて買い替える必要が生じるかもしれません。洗濯機の購入費用は高いものの、この機会に洗濯機の買い替えを検討してみるのも良いでしょう。

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洗濯機のカビを予防する方法を紹介

洗濯機はキレイにしたら終わりではなく、今後もカビが発生しないように予防しておくのが大切です。ここでは洗濯機のカビを予防する方法を4つ紹介します。

定期的に洗濯機を掃除・乾燥させる

洗濯槽の掃除・乾燥は定期的に行いましょう。洗濯機を毎日回すご家庭では1ヶ月に1度、あまり洗濯機を回さないご家庭であっても2ヶ月に1度は、洗濯槽を洗浄するのがおすすめです。

また、カビは湿気を好むため洗濯が終わったら蓋を開けて乾燥させる時間も必要です。乾燥機能がある場合は、週に1回を目安に衣類の乾燥コースで洗濯槽の内部を乾燥させると良いでしょう。

糸くずフィルターをこまめに掃除する

糸くずフィルターは、洗濯するときに出たホコリや髪の毛などをキャッチする機能をもっています。洗濯するほど糸くずフィルターにゴミが溜まり、放置しておくとカビが生える原因になります。

洗濯が終わったら毎回キレイにするのが理想です。難しい場合は週に1度は掃除することをおすすめします。

洗剤・柔軟剤の入れすぎに注意する

「汚れをたくさん落としたい」「香りを強くしたい」などの理由から洗剤や柔軟剤を多く入れる人もいるのではないでしょうか。洗剤や柔軟剤を入れた分キレイになるわけでも、香りが強くなるわけでもありません。

規定の量より多く入れると泡切れが悪くなる、洗い残しになって槽内に溜まるなどして、カビの発生につながりかねません。

洗剤や柔軟剤は製品に記載された規定の量に従って入れましょう。

お風呂の残り湯の使用はできるかぎり避ける

水道代を節約するために、お風呂の残り湯で洗濯するご家庭も多いでしょう。しかし、お風呂の残り湯には皮脂やアカなどの汚れが入っているため菌が繁殖しやすいです。

お風呂の残り湯を使う場合は、その日のうちに「洗いのみ」で使用しましょう。また残り湯を使う前に浮いている汚れがあれば、取り除いておくことが大切です。

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まとめ

洗濯機のカビが発生する原因は、高温・多湿によるものです。洗濯が終わったら蓋を開けて乾燥させ、週に1度は糸くずフィルターの掃除、月に1度は洗濯槽の掃除を行ってみてください。

カビが出続ける場合は、業者に頼んでキレイにしてもらいましょう。掃除のプロに掃除のコツやカビが発生しないための予防策もアドバイスしてもらえます。