【洗面台の水垢】石灰化してガチガチ。効果的な落とし方と予防策とは

洗面台の蛇口周りにいつのまにか白い汚れがついていることはないでしょうか。この白い汚れは水垢が石灰化したものです。不潔な印象を与えるため放置したくない汚れですが、時間をかけて擦ってもなかなか落ちないといった経験はございませんか? そこで今回は、洗面台の水垢が石灰化する原因と石灰化した水垢の落とし方を紹介します。洗面台の水垢を掃除するときの注意点や水垢の予防法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。


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洗面台の水垢が石灰化する原因

洗面台の水垢が石灰化してしまうのは、水道水に含まれているカルシウムが原因です。一見すると無色透明な水道水には、実はカルシウムやマグネシウム、ナトリウム、カリウム、ケイ素といったミネラル成分が含まれています。

カルシウムには「石灰」が含まれており、これが乾燥して石灰化することで白い汚れとなるのです。

水道を使うたびに水滴を拭き取れば、水垢が石灰化することはないでしょう。しかし、毎回洗面台を拭き上げるのは大変ですので、定期的に掃除するのがおすすめです。

長期間放置すると頑固な汚れになって落としにくくなるため、週1回を目安に水垢を掃除すると良いでしょう。

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洗面台の石灰化した水垢を落とす方法

石灰化した洗面台の水垢は、スポンジなどでこすっただけでは落ちないことがあります。このような場合は、酸性洗剤かクエン酸を使って掃除してみましょう。

水垢はアルカリ性の性質をもつ汚れなので、酸性の洗剤やクエン酸を使うことで中和できます。

酸性洗剤やクエン酸がないからと、食器用洗剤で洗面台を掃除する人もいるかもしれません。しかし、食器用洗剤の多くは中性で石灰化した水垢にはあまり効果が見込めません。しっかりと水垢を落としたいのなら酸性のものを用意しましょう。

それでは酸性の洗剤やクエン酸を使ってどのように掃除すれば良いのか、具体的な手順を下記にて解説します。

方法1.酸性洗剤を使用する

酸性洗剤を使って洗面台を掃除する際には、まず以下のものを用意します。

・スポンジ

・ゴム手袋

酸性洗剤を直接触ると肌が荒れてしまう可能性があるので、ゴム手袋を使用するのがおすすめです。道具を用意したら、以下の手順で掃除してください。

1.水垢が石灰化している箇所に酸性洗剤をかける

2.数分待つ

3.スポンジでこすって水垢を落とす

4.洗剤を水でしっかりすすぐ

5.乾拭きして仕上げる

なかなか水垢が落ちないときは、酸性洗剤をかけたあと、数分ではなく数十分~数時間放置してみましょう。洗剤をかけた上からラップなどを貼りつけておくと、洗剤が流れるのを防止できてしっかりと浸け置きできます。

ちなみにトイレ用洗剤も酸性の洗剤で、それでいて酸度はほかの洗剤よりも高いものとなっています。ですが、洗面台の掃除では使用を避けましょう。酸度が高い強力な酸性洗剤は、洗面台を傷めることがあります。

洗面台の掃除に使うなら、水回り用やお風呂用の酸性洗剤を選びましょう。

方法2.クエン酸を使用する方法

クエン酸を使って洗面台を掃除する際には、まず以下のものを用意しましょう。

・スプレーボトル

・水

・ラップ

・ゴム手袋

クエン酸も酸性の物質であり、直接触ると肌荒れを起こす可能性があるため、使用の際にはゴム手袋を用意したほうが安心です。道具を用意したら、以下の手順で掃除しましょう。

1.スプレーボトルに水とクエン酸を入れて混ぜ、クエン酸スプレーを作る(水200mL+クエン酸小さじ1が目安)

2.水垢が石灰化している箇所にクエン酸スプレーをかける

3.クエン酸スプレーをかけた上からラップを貼りつける

4.数分待つ

5.汚れが浮いてきたらスポンジでこすって水垢を落とす

6.水拭きする

7.乾拭きして仕上げる

なかなか水垢が落ちない場合は、クエン酸をかけてラップを貼りつけたあとに、数十分~数時間程度放置してください。

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洗面台を掃除するときの注意点

洗面台の水垢を掃除するときに、いくつか気をつけたいことがあります。ここで紹介する内容を知らないと、洗面台を傷めたり事故が起こったりするリスクがあるので、洗面台の水垢掃除を始める前にチェックしてみてください。

最後は乾拭きで仕上げる

洗面台の水垢を掃除したら、最後は乾拭きで仕上げましょう。洗面台の水垢は、洗面台に付着した水分が蒸発して残ったミネラルが、空気中の酸素や二酸化炭素と結合することで作られます。

つまり、掃除した後に水滴がついたまま放置してしまうと、それが再び水垢になるということです。これでは、せっかく掃除してもあまりキレイさを感じられない結果になってしまうでしょう。最後に乾拭きして水滴が残らないようにすることが大切です。

洗面台の材質や注意点をチェックしておく

洗面台の種類によっては、強い洗剤や研磨剤を使うと傷がつく可能性があるため、掃除の前に材質や取り扱いの注意点は確認しておきましょう。

また、洗面台をコーティングしている場合、研磨剤やメラミンスポンジなどでこするとコーティングが剥がれてしまいます。

事前に説明書やメーカーのサイトなどで洗面台の材質や注意点を確認すること、スポンジはやわらかいものを使うことなどを徹底しましょう。

酸性洗剤と塩素系の洗剤を一緒に使わない

洗面台のカビが気になるときは、塩素系洗剤を使用するのが効果的です。しかし、カビも水垢も落としたいからと、酸性洗剤と塩素系洗剤を併用してはいけません。

酸性のものと塩素系のものを混ぜると、有毒ガスが発生するため大変危険です。塩素系洗剤を使いたいなら、ほかの成分と混ざらないように単体で使用しましょう。

洗面台の水垢の発生を予防する方法

洗面台の水垢は、蓄積するほど落としにくくなります。日々のお手入れで水垢の発生を予防して、洗面台の掃除の手間を減らしましょう。

洗面台の水気を放置しない

洗面台の水垢が石灰化するのは、そもそも洗面台についた水滴を放置してそれが水垢になるのが原因です。洗面台を使用したあとに水分を拭き取るようにすれば、水垢の発生率はかなり下がります。

毎回拭くのが大変という場合は、1日の終わりにサッと拭くだけでも違ってくるでしょう。また、旅行などで長期的に家を空けるときは、出かける前に洗面台の水分を拭き取っておくのがおすすめです。

洗面台の油汚れを定期的に取る

洗面台の油汚れを落とすことも、水垢の予防につながります。洗面台は皮脂や化粧品の油分など、何かと油汚れがつきやすい場所でもあります。

油汚れは水の流れを悪くさせるため、余計水分が溜まりやすく、水垢も発生しやすくなります

皮脂などの油汚れは酸性なので、アルカリ性の性質をもつ洗剤や重曹、セスキ炭酸ソーダなどを使って、定期的に掃除することをおすすめします。

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まとめ

洗面台に白っぽい汚れがつくのは、水道水に含まれるカルシウムが乾燥して石灰化するのが原因です。放置するとどんどん蓄積して落としにくくなるので、酸性洗剤やクエン酸を使って定期的に掃除しましょう。

また、水垢を予防するために、普段から洗面台の水滴を拭き取ったり油汚れを落としたりと、洗面台をお手入れすることも大切です。

酸性洗剤やクエン酸を使っても洗面台の水垢が落ちない場合は、業者に相談してみましょう。自力で何とかしようと硬いスポンジでゴシゴシこすったり、トイレ用洗剤などの刺激の強い強力な洗剤を使ったりすると、洗面台を傷める可能性があります。

「洗面台の水垢掃除なんて、どこの業者に頼んだら良いのか」と悩んだら、ぜひおうちの御用聞き家工房にご相談ください。

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