雨戸交換は自分でできる?雨戸の種類や費用相場、業者の選び方を解説

雨戸が開閉しづらい、開閉時に異音を発するといった経験はありませんか。これらの症状は雨戸交換のサインです。雨戸交換は業者に依頼するのが一般的ですが、できれば自分で交換して費用を抑えたいと考える方もいるのではないでしょうか。 今回は自分で雨戸交換はできるのかという疑問に答えつつ、雨戸交換にかかる費用や業者の選び方について紹介します。


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雨戸の種類と特徴 

昔の雨戸は木製の引き戸が主流でしたが、現在では住宅デザインの変化に加え、機能が追加・改良された、さまざまな雨戸が展開されています。まずは、雨戸の種類と特徴を見ていきましょう。

単板引違い雨戸

単板引違い雨戸は、2~3枚の雨戸を並べて閉めるシンプルな構造をしています。昔から見られる雨戸で、「雨戸」と聞くと、単板引違い雨戸をイメージする方も多いでしょう。価格が安いため、賃貸物件にも多く採用されています。

単板引違い雨戸の特徴は、雨戸を収納する戸袋があることです。人によっては、開閉に手間がかかると感じるかもしれません。また、雨戸をすべて閉めると光を完全に遮断するため、室内が真っ暗になります。

ルーバー引違い雨戸(エコ引違い雨戸)

ルーバー引違い雨戸は、従来の単板引違い雨戸にルーバーが付いているタイプの雨戸です。「エコ引違い雨戸」や「通風雨戸」とも呼ばれます。

採光性と通気性に優れているといった特徴があり、外からの光や風を取り入れつつ、目隠し効果を得られます。雨戸を閉めたときに室内が真っ暗になるのが苦手な方や、雨戸を閉めたまま自然の風を取り入れたい方におすすめです。

折れ戸タイプ雨戸

クローゼットの扉のように外側へ向かって折れる、両開きタイプの雨戸です。開閉に戸袋が必要なく、省スペースで設置できます。

折れ戸タイプ雨戸には、引違い雨戸と同様に、単板タイプとルーバータイプがあります。気密性重視なら単板タイプ、外からの風や光を取り入れたいならルーバータイプと目的に応じて選びましょう。

洋風の住宅に合うデザインなので、雨戸の見た目までこだわりたい方にもおすすめです。

手動シャッター雨戸

手動シャッター雨戸は、上下に開閉するタイプの雨戸です。使用しないときには、窓の上部に収納できる構造になっています。引違い雨戸よりも楽に開閉ができ、デザイン性も高いのが特徴です。

また、金属製の商品が数多く販売されており、防水性や防犯性、耐久性に優れています。

しかし、メリットが多い反面、引違い雨戸と比較すると価格が高めといった点はデメリットに感じられるかもしれません。

電動シャッター雨戸

電動シャッター雨戸は、リモコンやスマートフォンで開閉操作できる点が大きな特徴です。窓を開けずにボタンひとつで開閉でき、開閉の手間もかかりません。

また、タイマー機能が付いている商品では、設定した時間に自動で雨戸を開閉できます。外出時の閉め忘れを防ぎ、不在も悟られにくいため、高い防犯効果が期待できます。

雨戸の交換は自分でできる?

交換用の雨戸は、ネットショップやメーカーのECサイトから購入できます。目で見て確認したい場合は、雨戸の取り扱いがあるホームセンターで購入します。

購入自体は誰でもできるので、必要な工具や部品を揃えればDIYできる可能性もあるでしょう。しかし、基本的には自力での雨戸交換はおすすめできません。

なぜなら、希望の商品が取り付け可能かの判断や採寸が難しいうえ、取り換え作業にも労力がかかるからです。電動シャッターの場合は電気工事も必要になるため、専門知識がないと困難を要するでしょう。

また、2階以上の高所作業は、しっかりとした足場がないと大変危険です。取り付け時の事故や施工不良による不具合を防ぐためにも、リフォーム業者に依頼することをおすすめします。

雨戸を交換する目安時期

一般的な雨戸の寿命は10年程度です。定期的なメンテナンスを行ったとしても、永遠に使い続けられるものではありません。

開閉しにくい、もしくは戸車やレールに傷や頑固な汚れが付いている状態は、雨戸が劣化している証拠です。劣化した雨戸は本来の性能を発揮できないので、早めに交換することを検討しましょう。

雨戸の交換は、外壁の塗装と同じタイミングで実施するのもおすすめです。雨戸だけを新しいものに交換すると、古い外壁と調和せず見た目が美しくありません。また、高所での作業が発生する場合は足場代がかかるため、雨戸と外壁の施工を同時に行うことで足場にかかる費用を節約できます。

雨戸交換を業者に依頼する費用相場

雨戸交換を業者に依頼する場合、必要な費用は「雨戸の本体価格+施工費」です。雨戸の本体価格は、雨戸の種類によって大きく変わります。

下記の表に、雨戸の種類別に交換工事の費用相場をまとめました。

雨戸の種類 交換工事の費用相場(本体価格+施工費)
単板引違い雨戸 3~8万円
ルーバー引違い雨戸 4~9万円
折れ戸タイプ雨戸 12~15万円
手動シャッター雨戸 8~15万円
電動シャッター雨戸 10~30万円

単板引違い雨戸は3万円程度から交換ができるのに対し、電動シャッター雨戸では10万円以上の費用がかかります。それぞれの雨戸の特徴を踏まえ、予算に合ったものを選びましょう。

また、高所作業での雨戸交換は、これらの費用にプラスして足場代がかかります。足場代は5万円程度が相場で、範囲が広くなるごとに高くなる傾向です。

雨戸の交換業者を選ぶときのチェックポイント

雨戸の交換業者を選ぶ際には、慎重に比較検討する必要があります。なかには、相場から大きくかけ離れた費用を請求する悪徳業者や、技術が低く適正な施工を行えない業者もいるかもしれません。

ここからは、適切な交換業者を選ぶためのチェックポイントを紹介します。施工にまつわるトラブルを避けるために、ぜひ参考にしてみてください。

費用が適正か

費用相場から大きく外れた価格を提示していないかを確認しましょう。

費用が高すぎる業者はもちろん、安すぎる業者も要注意です。費用が安すぎるケースでは、作業の工程を省略する、部品のクオリティが低いなど、しっかりとした対応をしてもらえないこともあります。

まずは、雨戸の交換を実施している業者をいくつかピックアップして、複数社から見積りを取りましょう。合計金額だけでなく、内訳の内容や金額までしっかりと確認するのがポイントです。

雨戸交換の実績があるか

業者の中には、施工の実績がない業者もいます。雨戸交換業者の公式サイトを検索して、施工実績を確認しましょう。

文字だけの施工実績ではなく、写真付きの実績や雨戸交換を実際に依頼した人の口コミをしっかり確認できる業者を選ぶようにしてください。反対に、公式サイトがない・サイトに実績が掲載されていない業者は、信頼性が低いため避けることをおすすめします。

アフターサービスがあるか

施工内容だけでなく、アフターサービスや保証の有無もチェックしておきましょう。

交換後に不具合が生じた際に即時対応してくれる業者であれば、雨戸交換後も安心です。施工不良の場合は無償で修理してもらえるサービスがあるかなどを確認しておきましょう。

アフターサービスや保証を確認する際は、フォローの期間についてもチェックしておきましょう。

雨戸交換は信頼できる業者に依頼しよう

雨戸交換の業者選びに悩んでいるなら、おうちの御用聞き家工房にお任せください。電話1本いただければ最短即日にお伺いできることもあります。

雨戸交換はもちろん、雨戸の修理や補修に関しても豊富な実績があるので「雨戸の調子が悪いけど交換するべきなの?」という疑問や「できるだけ修理で済ませたい」というご相談にも適切なアドバイスが可能です。

ご依頼の際には、雨戸修理や交換に関する知識をもつスタッフが現地の状況を確認し、見積りを提示します。作業内容をしっかりと説明した後、納得いただいたうえで施工するので安心してご相談ください。

まとめ

取り付けから10年以上経過している雨戸や、開閉がスムーズにできない雨戸は、交換時期がきている可能性があります。自分で交換しようとせず、一度業者に相談してみましょう。優良な業者に依頼すれば、適正な価格で丁寧な施工を行ってもらえます。業者選びの際は、ぜひおうちの御用聞き家工房もご検討ください。