階段に手すりを取り付ける必要性
手すりがあることで安心して階段の上り下りができるため、子どもや高齢者と同居している人は手すりの設置を検討していることでしょう。まずは、階段に手すりを取り付ける必要性を具体的に説明します。
危険防止のため
階段に手すりがないと転倒事故につながる危険性があります。階段でバランスを崩した際に、掴まるところが無いとそのまま転倒してしまうおそれもあります。
特に高齢者がいる家庭では転倒事故の危険が大きいです。高齢者でなくても、転倒事故によって骨折などの大きな怪我につながる可能性もあります。頭を強く打った場合は、死に至る危険もあるのです。
また、足腰が未発達な子どもが階段を利用する際にも手すりが必要となります。大人でもケガをした状態で階段の上り下りをするときには、手すりがあったほうが良いでしょう。
このように手すりは、階段を使う人を守るために重要なものなのです。
現在は法律上義務付けられているため
平成12年の建築基準法の改正で階段への手すりの設置が義務づけられました。前述の危険が起こる可能性があるため、現在では、新築工事や改築工事等を行う場合には階段には必ず手すりをつけなければならなりません。
DIYで階段に手すりを取り付ける手順
DIYで階段に手すりを取り付けるには、どのような道具が必要で、どのような手順で行うのでしょうか。手すりを安全に取り付けるためには、さまざまな道具が必要です。ここでは、階段に手すりを取り付ける際の具体的な手順を解説します。
必要な材料を揃える
まずは、階段に手すりを取り付けるために必要な道具を用意しましょう。主に下記の道具が必要です。
・電動ノコギリ
・メジャー
・マスキングテープ
・下地探し器具
・ドライバー
・ブラケット
・エンドホルダー
・手すり(木製の棒)
一般家庭にはない道具も必要なのでホームセンターなどで揃えましょう。人の命を守るための手すりなので、手順どおりに必要な道具を使って取り付けることが大切です。
また、電動ノコギリを使用するので、扱いに慣れていないとケガをしてしまうおそれもあります。注意して作業を進めましょう。
下地の場所を探す
手すりを取り付けるには壁に固定しなければなりません。壁の内側の柱がある部分にのみ、ブラケットで手すりを固定できます。柱がない場所に取り付けると、安定感を失って外れる可能性があるので危険です。
まずは下地探し器具を使って下地を探してから、柱の場所を探す必要があります。ブラケットを取り付ける間隔は、90センチを目安にしましょう。
ただし、折り返す箇所は90センチより間隔が狭くなっても必要です。間隔が狭くなっても良いので、しっかりと取り付けましょう。
ブラケットを仮止めする
下地の場所を探せたら、次はブラケットの仮止めが必要です。手すりを取り付ける場所にマスキングテープを貼って、おおよその位置を決めましょう。さらに、90センチの間隔でブラケットの位置も決めておきます。
ブラケットを取り付ける際は、手すりを通すまでは完全に固定しないで簡単に止めておきましょう。手すりをうまく通せなかったときに、仮止めなら直しやすいです。
手すりを通して固定する
ブラケットを仮止めできたら手すりの取り付けです。まずは、ブラケットとブラケットの間の長さをメジャーで正確に測りましょう。
ブラケットの間隔の長さと同じになるように、手すりに使用する木の棒を切断します。切断した木の棒をブラケットに通してブラケットに固定しましょう。うまく通せたら、ブラケットをしっかり固定します。固定できたら手すりの両端にエンドホルダーを取り付けて、手すりのDIYは完了です。
ブラケットや手すりの固定が甘いと手すりを持ったときに外れて危険なので、しっかりと確認しながら取り付けましょう。
DIYで階段に手すりを取り付けるときの注意点
DIYで階段に手すりを取り付けることは可能ですが、いくつかの注意点を守る必要があります。ここでは、DIYで手すりを取り付ける際の注意点を解説します。
うまく固定できていない可能性を考慮する
階段の手すりは安全にかかわるので、きちんと強固に取り付けなければなりません。また作業も高度になるため、DIYに慣れていない人が実際に手すりの取り付け作業を行うのは難しいです。
固定がきちんとできていないと、手すりが重みに耐えきれずに外れる可能性があります。手すりが外れると、事故や怪我につながり手すりがないときよりもかえって危険性が高いです。
その上、手すりを取り付けるのは、1人では難しい作業がたくさんあります。1か所でもうまく固定できていないと危険なので、作業を完璧に一人でできるかどうかが重要です。
うまく固定する自信がない人は、DIYで手すりを取り付けるのは避けたほうが良いでしょう。危険な事故が発生してからでは取り返しがつきません。
DIYのために工具の準備が必要になる
階段に手すりを取り付ける作業には、たくさんの道具が必要です。中でも、下地探し器具や電動ノコギリなどは一般家庭にはないでしょう。手すり取り付けの作業のために新たに購入する必要があります。
しかし、せっかく購入しても普段DIYをあまりしない人なら、今後は使わない可能性が高いです。一度しか使わない工具を買い揃える費用を考えると、DIYがそれほどお得というわけではありません。想像より高くついてしまう可能性もあるのです。
【DIY】階段の手すりを取り付けられない場合は業者に依頼
DIYに慣れていない人が無理に自分で手すりを取り付けるのはあまりおすすめできません。無理をしてDIYで行うよりも、業者に依頼した方が安心して階段や手すりを利用できます。
しかも、業者に依頼すれば工具や材料などを購入しなくて済むので、後々その道具を持て余すこともありません。
また、道具を揃えてDIYで手すりをつけてみようとしても、うまくできなかった場合は結局、業者に依頼するケースも少なくありません。はじめから業者に依頼するのもひとつです。
手すりの取り付け工事なら「おうちの御用聞き家工房」にご相談ください。「おうちの御用聞き家工房」には、階段の手すり取り付けのほかにもおうちに関するどんな些細な悩みでも解決に導くプロフェッショナルが揃っています。
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まとめ
今回は、階段の手すりをDIYで取り付ける方法や注意点について紹介しました。階段の手すりはDIYでも取り付けられます。しかし、取り付けにはDIYの経験や専門の道具が必要となるので、普段あまりDIYをしない人なら自分で取り付けるのは避けるのがベストです。
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