照明器具の汚れが部屋の明るさに影響!?自分でできる掃除方法をご紹介

大掃除で照明器具を見てみたら、ホコリが山のように積もっていたという経験がある方も多いのではないでしょうか。高い場所にあって取り外しに手間がかかることなどから、照明器具の掃除は後回しになりがちです。照明器具のホコリや汚れは部屋の明るさに影響するため、定期的に掃除をしなければ電気代がかさむ原因になりかねません。 そこで今回は、ご家庭でできる照明器具の掃除方法をご紹介します。「そういえばしばらく掃除していないかも」と思った方はぜひチェックしてください。


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照明のホコリを放置すると部屋が暗くなる

照明器具のホコリを放置すると、明るさに影響を与えます。照明器具は高い位置に設置されているため、あまり目が届かず放置されがちですが、ランプのカバーなどに付着したホコリや汚れを1年ほど放置してしまうと、明るさが20%も低下するといわれています。

そのため、照明器具は定期的な掃除が必要です。電気を有効に使用するためにも、日々を問題なく過ごすためにも、照明器具の手入れはこまめに行いましょう。

照明の掃除で準備するもの

照明を掃除する前に、必要な掃除道具を確認して揃えておきましょう。準備しておきたい道具と、その用途は以下のとおりです。

掃除道具 用途
ハンディモップ、はたき ホコリを取る
乾いたやわらかい布

(マイクロファイバーなど)

照明器具を傷つけないようにする
ブラシ 細かい部分を掃除する
中性洗剤 しつこい汚れを落とす
脚立、踏み台 高いところの照明器具を掃除する
ゴム手袋 ホコリが手につくのを防ぐ
マスク ホコリを吸い込まないようにする

これらの道具が揃っていれば照明器具の掃除が可能です。ホコリが溜まっている場合は、掃除をする足元に新聞紙などを敷いておくと、床を汚さずに済むでしょう。

照明の掃除を始める前に必ず行うこと

ここでは、照明を掃除する前に必ず行うことについて説明します。照明は電気製品なので、注意して掃除をしなければなりません。また、高いところにある器具を外す際も注意が必要です。

照明の電源を切って十分に冷ます

照明の掃除をする前に、電源を切ってしっかり熱を冷ましておきましょう。照明を消したばかりは熱いので、切ってすぐ触るとやけどをする危険性があります。特に白熱電球は熱くなりやすいので注意が必要です。安全を考慮し、必ず電源をオフにして十分に冷ましてから掃除しましょう。

手をしっかり乾かす

感電する危険性があるため、手はしっかり乾かして掃除を始めてください。手が濡れている場合は、タオルなどで水分を拭き取ってから掃除にかかります。

照明を正しく外すために取扱説明書を読む

照明器具を取り外す際は、説明書を見て正しい手順で行いましょう。間違った手順で取り外すと、照明器具に傷をつけてしまったり、壊してしまったりするおそれがあります。掃除を始める前に、取扱説明書を準備しておくようにしてください。

ホコリを吸い込まないようマスクを着用する

照明器具は高い所にあるため、ホコリが溜まりがちです。ホコリを吸い込んでしまうと気管支炎になる危険性もあるので注意しましょう。掃除の際はマスクを着用し、鼻や口を覆ってホコリを防いでください。ホコリは舞いやすいので、窓を開けて風通しを良くしておくのも効果的です。

【素材別】シェードの掃除方法

ここからは、照明器具の素材別にシェード(傘になっている箇所)の掃除方法をご紹介します。シェードはホコリが溜まりやすい箇所。その材質によって掃除のコツは異なります。いろいろな形状をしているので、それぞれに適した方法で傷つけないように掃除しましょう。

ガラス製

ガラス製は特に繊細なので、落とさないよう気をつけながら掃除する必要があります。具体的には以下の手順で行うと良いでしょう。

【手順】

1.ゴム手袋をして電球をシェードから外す
2.ハンディモップやはたき、やわらかい布などでホコリを取り除く
3.汚れがしつこい場合は中性洗剤を薄めて濡らした布で落とす(あまり大きなものでなければ、食器のように水洗いする)
4.乾いたやわらかい布で水分をよく拭き取る

アクリル製

さまざまなご家庭で使用されているシーリングライトの多くがアクリル製です。細かい凹凸が少なく、手入れはしやすい方だといえるでしょう。具体的な掃除の手順は以下のとおりです。

【手順】

1.ゴム手袋をして、ゆっくりとシェードを外す
2.シェードに溜まっているホコリや虫の死骸を捨てる
3.水洗いをする(汚れがひどい場合は薄めた中性洗剤をつけて固く絞った布で拭く)
4.乾いた布で水気を取り、よく乾かす

シェードの中に虫などの死骸がある場合があるので、取り外す際は注意しましょう。取り外しができない場合は、ガラス製のものと同じ方法で掃除してください。

キッチンに近い照明ほど油汚れやホコリがつきやすくなるので、より手入れが重要です。虫の死骸は目立ちやすいので、年に一度は掃除することをおすすめします。

木製・紙製・布製

シェードに布や和紙が使われているものも多くあります。カビができやすく水を使った掃除はできないので、水分に気をつけながら掃除をしましょう。具体的な手順は以下のとおりです。

【手順】

1.ハンディモップやはたきを使ってホコリを取り除く
2.細かいホコリをやわらかいブラシなどでこすって落とす

枠に溜まったホコリの除去には、やわらかいブラシや歯ブラシ、ハケなどを活用しましょう。

金属製

照明には金属製のシェードを使ったものもあります。具体的な掃除の手順は以下のとおりです。

【手順】

1.はたきや柔らかい布で軽くホコリを落とします。
2.合成塗料で塗装された金属の場合は水気をしっかり絞った布で拭きます。
3.乾いた柔らかい布でしっかりと水分をふき取ります。ここで乾かさないとさびの原因になります。

メッキ加工されたものの場合は色が落ちてしまうおそれがあるので、水拭きはせずにやわらかい布で拭き取るだけにするのが無難です。

LED電球・白熱電球・蛍光灯の掃除

シェードのないLEDや白熱電球、蛍光灯の掃除は、基本的にはやわらかく乾いた布でやさしくホコリを拭く程度にとどめます。タバコのヤニや油汚れなどが気になる場合は、薄めた中性洗剤を含ませ固く絞った布でやさしく拭きあげましょう。感電しないよう、電気が通る場所は避けて拭いてください。最後は乾いた布でしっかり水気を拭き取ります。

危険な場所など照明の掃除が困難なときには

電気の明るさに影響する照明器具の掃除ですが、高い位置にあるので、脚立や踏み台がなければ椅子やテーブルに登って掃除しなければなりません。そのため、女性一人では難しい場合があるのも事実です。

また、キッチンに近い照明は油汚れがひどく、なかなか落とせない場合もあります。一人では掃除が難しかったり、しつこい汚れを落とせなかったりして困ったときはプロに頼むのもおすすめです。

おうちの御用聞き家工房では、家に関するお困りごとを受け付けています。照明器具の掃除はもちろんのこと、電球の交換など簡単な作業でもお気軽に相談が可能。高い技術を持った多くのスタッフが在籍しており、実績も豊富で安心してお任せできます。全国に店舗があり、電話一本いただければ最短即日にお伺いできる場合もあります。

まとめ

毎日使うものの普段は目の届かない位置にある照明器具は、掃除も疎かになりがちです。脚立や踏み台がなければ掃除がしづらく、諦めて放置してしまっているご家庭もあるのではないでしょうか。

照明器具の掃除を怠るとホコリや虫の死骸が蓄積してしまい、照明の明るさに影響を与え、部屋が暗く感じるようになることがあります。電気代もかさむため、放置していてよいことはありません。ご家庭での掃除が難しい場合は、無理をせずに専門業者に頼むのもひとつの方法です。照明器具を定期的に掃除し、明るい室内で快適な日々を過ごしましょう。