簡単にキレイに落とせる方法は?キッチンの床掃除の方法を解説

キッチンは食べ物を扱う場所だけに、いつもキレイに掃除しておきたいですよね。なかでも床は汚れやすいため、効率良く掃除して家事の負担を減らしましょう。 今回はキッチンの汚れの原因を解説しながら、床掃除の手順やポイントをご紹介します。時短のコツも解説しているので、ぜひ参考にしてください。


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キッチンの床汚れが気になる!原因はこれ!

食べ物や食材を落としたわけでないのに、キッチンの床はいつの間にか汚れてしまいます。歩くたびに気になるベタベタした汚れは、なにが原因なのでしょうか。

まずは、キッチンの床汚れの原因からみていきましょう。

原因1.油汚れ

キッチンの床についたベタベタした汚れの大半は、調理による油汚れです。

床に油をこぼさなくても、コンロで調理するときに油がはねて、床に飛んでしまうことがあります。調理中は忙しく、はねる油に気をつけながら調理することが難しいため、いつの間にかキッチンの床は油で汚れてベタベタしてしまうのです。

また、床に落ちた油の上をスリッパや足で踏み、汚れを広げてしまうこともあります。広がった油汚れはキッチンの床の黒ずみやべたつきの原因となるほか、キッチン以外の生活空間にも汚れを広げてしまいます。

原因2.水はね

キッチンのシンクで洗い物をするときにはねた水も、床の汚れの原因です。

水が床汚れの原因になるのか疑問に思う方もいるでしょう。しかし、食後の皿や鍋などを洗う水には、油汚れが多く含まれています。はねた水が乾いてもベタベタした汚れは残るため、キッチンの床の汚れにつながるのです。

また、水仕事のあとに手を拭くときにも、床に水がしたたります。床に落ちた水滴がカサカサしたカルキ汚れになったりカビの原因となったりすることも多いため、水はねにも気をつけましょう。

原因3.皮脂汚れ

普段素足で生活していると、足の裏の皮脂汚れが原因でキッチンの床が曇ることがあります。とくに小さなお子さまがいるご家庭では、スリッパや靴下を履き続けることが難しいことから、皮脂によって床汚れにつながっていることが多いです。

皮脂も油汚れのひとつなので、酸化するとキッチンの床が黒ずみます。こまめに掃除する必要があるでしょう。

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油を分解!キッチンの床を簡単にキレイにする掃除方法

キッチンの床の汚れは、油汚れ、水はね、皮脂汚れと、油分を含んだ汚れが多いのが特徴です。油汚れはただ水拭きをしただけでは落ちないため、必要な道具を揃えて、効率良く掃除しましょう。

ここでは、キッチンの床汚れを掃除するのに必要な準備品、掃除の手順を紹介します。

用意するもの

キッチンの床は通常、一般的な家庭用掃除用品でキレイにできます。ホームセンターのほか、100均ショップでも購入できるため活用しましょう。

セスキ水

重曹と炭酸ナトリウムの複合塩である、セスキ炭酸ソーダの水溶液です。

アルカリ性の性質をもち、キッチンの床の油汚れを落としてくれます。環境負荷が低いナチュラル系の洗剤なので、食べ物を扱うキッチンを掃除するのにおすすめです。

セスキ水は、ほかの洗浄成分をプラス配合したスプレータイプの製品が市販されています。サラサラした結晶状のものを購入して自作すれば、よりコスパ良く掃除に活用できるでしょう。

ぞうきん

キッチン掃除で時短をするなら、マイロファイバー製のぞうきんがおすすめです。やわらかくて床にダメージを与えることなく、小さなホコリや汚れをしっかり吸着して除去できます。

フロアワイパー

膝と腰に負担が大きい床掃除には、フロアワイパーがあると便利です。体への負担を減らせると掃除をする頻度があがり、キッチンの床をキレイに保ちやすくなるでしょう。

ワイパー用ダスター

乾燥したドライタイプと洗浄成分を染みこませたウェットタイプがあり、フロアワイパーに取り付けて使います。なかでもナチュラル系洗剤の重曹入りのウェットタイプは、そのままぞうきん掛けに使えて重宝するでしょう。

重曹も油汚れを良く落とし、消臭効果も期待できるので、キッチンの床掃除の際に活用できます。

掃除の手順

キッチン床の油汚れは、前述でご紹介したセスキ水や重曹にも含まれている、アルカリ性の洗剤を使うことで、汚れが分解されて落としやすくなります。以下の手順で掃除を行ってみましょう。

1.重曹入りのダスターをつけたフロアワイパーで、キッチンの床全体を拭きます。重曹が油汚れを分解させるため、これだけでもキレイになることがあります。

2.黒ずみなどのとくに汚れが気になる部分は、ぞうきんにセスキ水をスプレーして、こすって掃除をします。

3.汚れが取れたら、固く絞ったぞうきんを使って床を水拭きします。洗浄成分の入っていないウェットタイプのダスターをつけて、フロアワイパーをかけても良いでしょう。

4.最後に乾いたぞうきんかドライタイプのダスターを使い、乾拭きをして仕上げてください。

キッチンの床掃除の頻度は、2~3日に1回、こまめにするのがおすすめです。油汚れを放置すると落ちにくくなるため、付着してから日が浅いうちに掃除しましょう。天ぷらや揚げ物など、油を多く使った料理をしたあとに掃除する習慣をつけるのも効果的です。

黒ずんだ汚れがなかなか落ちない場合は、台所用の中性洗剤を使ってもOKです。中性洗剤も油汚れを落とすので、水で薄めてぞうきんに含ませこすってみてください。

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キッチンの床をキレイに保つ方法

キッチンは毎日使う場所なので、床も繰り返し掃除が必要です。できるだけキレイな状態を長持ちさせて、家事の負担を減らしましょう。

ここでは、キッチンの床をキレイに保つポイントを紹介します。

ワックスがけをする

キッチンの床をキレイなまま保ちたいなら、定期的なワックスがけが必要です。

ワックスは床に輝きをプラスするとともに、汚れや傷から守り、劣化を防ぐ効果があります。作業は面倒でも、半年に1回を目安にワックスがけをして、キッチンの床をキレイにキープしましょう。

ワックスをかける前にキッチンの床を掃除して、汚れを落としておかないと、ワックスの効果が発揮されにくくなってしまいます。また、ワックスが完全に乾燥する前に歩くとツヤが失われたりムラになったりするため、速乾性のものを使うか、天気の良い日を選んで作業しましょう。

マットを使用する

キッチンの床を汚したくない場合は、マットを敷くのもおすすめです。油がはねやすいコンロ下、水が飛びやすいシンク下を重点的にカバーしましょう。

ただし、床の代わりにマットが油や水で汚れるため、こまめな洗濯が必要です。布製のものではなく、拭き取れるビニール素材のマットを使うと、床掃除と一緒にマットもキレイにできて時短になるでしょう。

新築や賃貸なら、大きめのマットでキッチン全体をカバーするのも選択肢のひとつです。ただし、通気性が悪いとマット下にカビができやすいため、こまめに掃除をするようにしましょう。

お掃除のプロに依頼する

キッチンの床についた黒ずみなどの汚れがなかなか取れない場合は、プロの業者に依頼するのも選択肢のひとつです。プロが使用する洗浄剤を使うことで、市販の洗剤の洗浄力では落ちない、頑固な汚れもキレイに落としてもらえるでしょう。

おうちの御用聞き家工房なら、キッチンの床掃除をはじめ、家のなかのあらゆるトラブルに対応可能です。お電話1本いただければ、最短即日でお伺いいたします。

経験豊富なスタッフが揃っていて、電球の交換といった些細な悩みからリフォームの相談まで、幅広く対応しています。家のトラブルでお困りなら、どうぞお気軽にご相談ください。

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まとめ

家のなかでもキッチンは汚れがつきやすく、掃除が大変な場所です。掃除道具や洗剤を厳選して、床掃除はできるだけスピーディーに済ませましょう。

頑固な床汚れは、プロに依頼することも検討してください。蓄積された汚れはなかなか自分で落とすのは難しいものです。プロによる洗浄と、定期的な掃除を行って、キレイな状態を長く保ちましょう。