浴室乾燥機の掃除は必要？
浴室乾燥機はキッチンの換気扇などとは違い、油汚れなども付かなさそうですし、「それほど汚れてないのでは」「掃除する必要があるの？」と思う方もいるでしょう。
そんな方は、浴室乾燥機のカバーを外してみてください。カバーが外れないタイプの浴室乾燥機が設置されている場合は、内部フィルターを外してみましょう。
思いのほか汚れていて、掃除が必要であることがわかるはずです。特に何年も掃除したことがないという場合は、かなりの汚れが付着しているでしょう。しかし、なぜこれほど浴室乾燥機が汚れるのでしょうか。
定期的に掃除しないとカビやニオイの原因に
浴室乾燥機が吸い込んでいるのは、湿気だけだと思ってはいないでしょうか。実は、浴室乾燥機は湿気とともに、空気中のホコリや糸くずも吸い込んでいます。
特に浴室乾燥機を使って洗濯物を乾かしている場合は、こうした汚れをたくさん吸い込んでいるでしょう。
そして吸い込まれたホコリや糸くずは湿気によって固まり、浴室乾燥機のカバーや内部フィルターにべったりとくっついていくのです。
さらに、汚れが溜まった浴室乾燥機は、温かく湿っている場所が大好きで、ホコリや汚れを栄養に発育するカビの格好の繁殖場所になってしまいます。
ニオイやシックハウス症候群などの健康被害の原因になることもあるため、カビが発生する前に掃除することが大切です。
簡単な掃除なら自分でもできる
浴室乾燥機を掃除するのは難しそうだと感じるかもしれませんが、カバーや内部フィルターについた汚れを取る程度の簡単な掃除であれば自分でもできます。
定期的にカバーや内部フィルターの汚れを除去するだけで乾燥効率がアップし、電気代の節約にもつながるので、がんばって掃除してみましょう。
浴室乾燥機の掃除に必要な道具は？
浴室乾燥機を掃除するのに必要な道具は、雑巾と中性洗剤です。綿棒や掃除機も用意しておくと、フィルターのホコリを吸い取ったり、細かい部分をキレイにしたりするのに便利でしょう。肌が弱い方は、手荒れ防止のためにゴム手袋も用意しておくと安心です。
浴室乾燥機の掃除方法
それでは、浴室乾燥機の具体的な掃除方法を見ていきましょう。基本の流れは、まず外側のカバーの掃除、次に内部フィルターの掃除です。
故障や事故を防ぐために、必ず浴室乾燥機の電源を切り、可能であればブレーカーも落としてから掃除を始めましょう。
浴室乾燥機はメーカーによって構造が異なるほか、内部フィルターの水洗い不可という浴室乾燥機もあるので、事前に取扱説明書をよく確認してください。
外側のカバー
カバーの外側には、ホコリだけが付着しているケースがほとんどです。まずはこのホコリから落としていきましょう。
いきなり雑巾で水拭きすると、ホコリが固まってボロボロと落ちてくるので、掃除機で吸い取ってから水拭きするのがおすすめです。
続いて、カバーを外してカバーの内側の汚れを落としていきます。カバーの隙間など雑巾が入らない箇所は、綿棒などを使うと便利です。
汚れがひどい場合は中性洗剤を水で薄めたものを雑巾につけて拭き取ると、キレイに汚れが落ちるでしょう。最後は乾いた雑巾で乾拭きしますが、中性洗剤を使用した場合は水拭きで洗剤を拭き取ってから乾拭きします。
内部フィルター
次に内部フィルターを掃除していきます。フィルターを取り外したら、フィルターに付着しているホコリを掃除機で吸い取りましょう。
続いて、中性洗剤を薄めたぬるま湯のなかでフィルターを振り洗いします。振り洗いでは汚れが落ちないときは、雑巾やスポンジで優しくこすり落としてください。汚れが落ちたら洗剤を洗い流し、よく乾燥させます。
濡れたままのフィルターを取り付けると、故障の原因になることがあるので注意が必要です。
どのくらいの頻度で掃除をすればいい？
浴室乾燥機の掃除を毎日するとなると面倒に感じる方も少なくないと思いますが、カバーは月1回程度、内部フィルターは半年に1回程度掃除するだけで十分です。
カバーは毎月1日、フィルターはお盆と年末大掃除に掃除するなど、スケジュールを決めておくとキレイな状態を保ちやすいでしょう。
ただし、洗濯物を浴室に干すことが多いという方や湿気の多い梅雨の時期には、もう少しこまめに掃除すると安心です。
浴室乾燥機を掃除する際に気をつけるポイント
カバーや内部フィルターの外し方さえ知っておけば、それほどむずかしい作業ではない浴室乾燥機の掃除ですが、掃除する際に注意したいポイントがあります。
使用する洗剤
浴室乾燥機の掃除に必ずしも洗剤を使う必要はなく、基本は水拭きでかまいません。汚れがひどいときやカビが生えているときだけ、中性洗剤を薄めたものを使うと良いでしょう。
浴室乾燥機の掃除に使用できる洗剤は中性洗剤のみです。汚れがひどかったりカビが生えていたりすると、カビ取り洗剤やアルコールなどを使いたくなりますが、変色や故障の原因になるので使用は控えましょう。アルカリ性洗剤も同様です。
また、タワシやマイクロファイバークロスなどの科学雑巾も、カバーや内部フィルターを傷つける恐れがあるので、古いタオルなどやわらかい布の雑巾を使いましょう。
転倒によるケガ
浴室乾燥機は、身長の低い方だと手が届きにくい浴室の天井に設置されています。そのため、掃除の際には踏み台などを使うと思いますが、浴室は滑りやすいため転倒してケガをしないように注意してください。
自分で掃除が難しい場合はプロにお願いしよう
カバーや内部フィルターの外し方がわからない、天井が高すぎて浴室乾燥機に手が届かないなどという場合に、何とか自分で掃除しようと無理をすると故障や思わぬケガにつながる可能性があります。
自分で掃除するのが難しい場合は、ハウスクリーニング業者などのプロに依頼するのがおすすめです。
費用は1～2万円程度が相場ですが、業者によって異なります。また、浴室乾燥機の掃除のみでも受け付けてくれる業者もあれば、浴室全体の掃除とセットのみ対応という業者もあるので、事前に金額と内容について調べてみましょう。
おうちの御用聞き家工房なら、電話一本で最短即日のお伺いも可能です。プロならではのテクニックで、自力では落とし切れない汚れまで、すっきりキレイに落とします。
浴室乾燥機の掃除だけでなく、浴室天井のカビ落としや浴室全体の清掃、そのほかおうちのなかで起こる「困った！」を解決していますので、何でもご相談ください。
まとめ
掃除する必要を感じていなかった、掃除のやり方がわからなかったなどで放置されがちな浴室乾燥機ですが、フタを開けてみると実はかなり汚れています。
浴室乾燥機を汚れたままにしているとカビやニオイの原因になりますし、乾燥効率も下がってしまうので、定期的に掃除するようにしましょう。
浴室乾燥機の掃除はむずかしいものではありませんが、カバーや内部フィルターの外し方がわからない、浴室乾燥機に手が届かないといった場合は、故障やケガを防ぐためにも無理はせずプロに頼むのがおすすめです。
