100均でも買える!? プロご用達のハウスクリーニング道具
プロが愛用するハウスクリーニング道具は、市販で探すことができます。この項目ではホームセンターなど身近なお店で、誰でも購入できるハウスクリーニング道具を7つ紹介します。紹介する道具は以下です。
・マイクロファイバークロス
・歯ブラシまたは金属ブラシ
・ハンドパッド
・スクレイパー
・スクイージー
・スチールウール
1.分解して掃除するのに役立つ「ドライバー」
本腰を入れてハウスクリーニングを行うときは、さまざまな場所のフタや部品などを取り外すこともあるでしょう。そこで用意しておきたいのが、ドライバーです。
レンジフードの分解など、ドライバーがなくてはならない場面は少なくありません。外したり掃除した後に再び取り付けたりと、ドライバーは何度も使うため、自分にとって回しやすいサイズを用意しましょう。
2.吸水性・耐久性が良い「マイクロファイバークロス」
洗剤や水が残っていると、サビや染みの原因となる箇所もあります。しっかりと拭き上げられるよう、吸水性・耐久性に優れたマイクロファイバークロスもおすすめです。
厚手のため取り扱いやすく、さまざまな場所の拭き上げに活用できます。100均のマイクロファイバークロスを活用しているプロも少なくないため、安価で使い勝手の良いアイテムを見つけましょう。
3.細かい場所の清掃には「歯ブラシ」や「金属ブラシ」
蛇口周りやバスルームの目地、サッシの溝など、布巾や通常のブラシでは擦れない細かな場所には、歯ブラシや金属ブラシが役立ちます。歯ブラシは新品ではなく、家族が使い古したものでも十分です。
傷が付く可能性もあるため、掃除する場所の素材に合わせて使いわけましょう。掃除する場所によっては、毛先の柔らかなガーデニング用の刷毛(はけ)でも代用できます。
4.磨き掃除には3Mの「ハンドパッド」
磨き掃除には、表面を研磨できる道具を使用します。3M(スリーエム)のハンドパッドは赤と白の2種類があり、場所に合わせて使いわけられるためおすすめです。
赤のハンドパッドは白のハンドパッドよりも研磨力が強いため、素材によっては傷がつきやすい点に注意してください。鏡など傷がつきやすい素材には赤のハンドパッドは避け、洗剤で汚れを緩めながら白のハンドパッドで磨きます。
5.平面の汚れには「スクレイパー」
平面の汚れを効率良く落すには、スクレイパーが活用できるでしょう。スクレイパーとは、プラスチック製や金属製の『ヘラ』のことです。使用するときは掃除する場所に合わせて、スクレイパーを選びます。
洗剤だけでは落ちにくい汚れ(固着物)を落とすときには、先にスクレイパーを使用して、ある程度除去しておくと、その後の掃除がしやすくなるでしょう。
6.窓ガラスには「スクイージー」
スクイージーは窓ガラスに残った洗剤や水気を落とすための道具で、ホコリなど大抵の汚れは洗剤で洗い、スクイージーで水気を落とすとキレイになります。
スクイージーや洗剤だけでは落とせない頑固な汚れには、サンダーを使用しましょう。サンダーは目の細かさに複数の種類があります。ガラスの硬度に合わせて選択しなければ、ガラスの表面を傷つけてしまうので、選ぶ際には注意が必要です。
7.油系固着物に「スチールウール」
こびりついた油系固着物には、スチールウールが役立ちます。スチールウールとはスチール製の金属たわしのことです。最近は石鹸入りやスポンジを挟んで弾力性をアップしたものなど、さまざまなタイプが販売されています。
金属製のため、通常のたわしよりも油汚れを落とすのに向いており、目の粗さも選べるのが特徴です。傷をつけないように、汚れがついている素材に合った粗さのスチールウールを選びましょう。
本格的にするなら!ハウスクリーニングでプロが使用する洗剤や薬品
家庭用洗剤も最近は強力なものが販売されていますが、より本格的にハウスクリーニングを行うのであれば、プロが使用する洗剤や薬品もおすすめです。
プロが使用することの多い洗剤や薬品は、以下の5種類にわけられます。それぞれの詳細を紹介していきます。
・弱アルカリ性洗剤
・アルカリ性洗剤
・酸性洗剤
・溶剤
お風呂のカビ取りに「漂白剤」
お風呂などカビ取りに使用される漂白剤には、塩素系と酸素系、還元漂白剤の3種類があります。3つのうちハウスクリーニングで多く使用されるのは、塩素系漂白剤です。
洗浄効果や除菌・消臭の効果がある一方で、木質や表面加工されていない金属類は避けるなど、使う場所を選ばなくてはなりません。
どんな材質にも使用できる「弱アルカリ性洗剤」
弱アルカリ性洗剤は、幅広い材質に使用できるうえ、手アカや頑固なヤニ汚れなどに効果を発揮します。もっとも一般的な洗剤のひとつで、汚れが少なく広範囲の清掃に使用されますが、手を痛める可能性があるため、使用時はゴム手袋が必要です。
頑固な油汚れに「アルカリ性洗剤」
カビの除去や除菌のほか、台所の頑固な油汚れに強い洗剤です。ph値11~14の強アルカリのものが使用されるため、使用時は中和やすすぎを行います。
また、酸性洗剤と混ぜると塩素ガスが発生する危険もあり、取り扱い時は十分に注意してください。
トイレ便器の洗浄に「酸性洗剤」
トイレのしつこい汚れといえば、尿石があげられます。研磨性があるブラシでこすり落とすと傷がつくため、ハウスクリーニングでは汚れ部分に酸性洗剤を浸透させて、通常のブラシでこする方法が一般的です。
即効性はないため、汚れ部分に湿布するなど時間をかけて使用してください。注意点はコンクリートや鉄にはダメージを与えるため、使用する素材を選ぶことです。
マジックや口紅汚れに「溶剤」
ベンジンなど、汚れに合わせて溶剤を使うこともあります。たとえばマジックや口紅汚れなど油溶性のシミを除去するときは、通常の洗剤のみでは落ちにくいため、溶剤が必要です。
ゴム製品や塗装面に使用すると劣化するおそれがあるため、使用する場所に注意しましょう。
ハウスクリーニングの道具はネット通販などでも買えるが・・・
ハウスクリーニング道具の中には、マイクロファイバークロスのように手頃な価格で購入できる道具もあります。
しかし、あくまでも一部の道具に限った話です。ほとんどのハウスクリーニング道具は専門業者による販売となり、購入する場合はネット通販などを利用します。
ハウスクリーニング用の洗剤・薬品は高額なものが多い
ネット通販を利用すれば、ハウスクリーニング用の洗剤・薬品は購入できる場合があります。しかし、業者向けに大量販売を前提として製造されている商品が大半です。
プロ向けの(業者のみが利用できる)通販サービスしかない場合もあります。加えて、商品1点あたりの容量が多く、一般家庭で使用するには保管場所などを考慮する必要があるでしょう。
道具や洗剤は素材によっては傷をつけてしまうことも
先述したとおり、道具や洗剤ひとつとっても、家具の材質や床材との相性があります。適切な使用方法や組み合わせを知らなければ、汚れを取るはずがかえって家を傷つけてしまうでしょう。
安全にハウスクリーニングをするならプロにお任せください
ハウスクリーニングを安く済ませたいと自分で道具や洗剤を用意しても、正しい使い方を知らなければキレイに落とすことは難しいでしょう。安全にハウスクリーニングを行うためにも、プロへの依頼を検討してはいかがでしょうか。
「おうちの御用聞き家工房」であれば、水回り、油汚れ、玄関周り、庭の手入れなど、家中のすみずみまで対応可能です。
作業ひとつのハウスクリーニング専門業者よりも、幅広い対応が可能なため、「これはハウスクリーニングに依頼できる?」と悩む必要もありません。家に関するトラブルであれば、どんな些細な事でも受け付けていますので、まずはご相談ください。
まとめ
本格的にハウスクリーニングを行うには、プロ仕様の道具や洗剤を使用すると高い効果が期待できます。しかし道具の中には業者でなければ購入できなかったり、業務用でサイズが大きかったりするため、一般家庭での購入や保管には向いていないものもあります。
また、素材に合わせて複数の道具や薬剤を使いわける必要があることも考えると、プロに依頼したほうが手間も少なく、かえって安く済むでしょう。
「おうちの御用聞き家工房」はハウスクリーニングも対応しています。まずは、お問い合わせください。