大掃除を成功させるための時短テクニック
大掃除は範囲が広いため、いつもの調子で作業していると終わりません。まずは、大掃除での時短のポイントをみていきましょう。
計画を立てるところからスタート!
行き当たりばったりで大掃除をはじめると、時間がかかりがちです。面倒でも、大掃除はスケジュールを立てて計画的にすすめましょう。手伝ってくれる人がいる場合は、予定を説明してから掃除をはじめて無駄を省いてください。
準備不足だと途中で掃除道具が足りなくなったり、別の場所が気になったりするので、掃除が必要な場所を書き出して、効率の良い掃除の順番を考えることが大切です。
【掃除の基本】上から下、奥から手前
掃除は上から下へ、奥から手前にすすめるのが基本です。この順番を守らないと、掃除をしたところにゴミが落ちて効率が悪くなります。二度手間を防いで効率アップを目指しましょう。
不用品はまとめておく
掃除をしながらだと時間がかかるため、不用品は最初にまとめておきましょう。古新聞や、古着、壊れたおもちゃといった捨てる物品は、まとめて一ヵ所に保管しておくと効率が良くなります。場所を決めて保管すれば片付けの途中で混ざらず、確実に処分できるでしょう。
軍手や古着を活用して後片付けの手間を省く
汚れた雑巾を洗いながら大掃除をするのは大変です。古着や使わない軍手を雑巾代わりに活用しましょう。汚れたらそのまま捨てられるので、時短ができます。同時に断捨離にもなり、一石二鳥です。
完璧を目指さない
大掃除で完璧を求めすぎると、余計な時間ばかりがかかってしまうので気をつけてください。掃除がなかなか終わらないと、体力も気力も尽きてしまいがちです。
年末は忙しいので、ある程度の妥協は必要です。時間と体力を見極めながら、無理のない範囲で掃除をすすめましょう。
【場所別】すぐに実践できる!大掃除のコツ
大掃除は、汚れのひどい場所からはじめると最後まですすめやすくなります。作業をスピーディーにすすめるポイントを、場所ごとにみていきましょう。
大掃除のコツ1.キッチン
水場があり、食べ物や油で汚れるキッチンは、最初に掃除を済ませたい場所です。日常的に手入れしていても汚れが蓄積しやすいため、普段は気がつかない細かい部位を重点的に掃除しましょう。
換気扇
換気扇には、油とホコリが一体となった頑固な汚れが付着します。雑菌の繁殖場所にもなるため、アルカリ性洗剤で浸け置き洗いをして確実に汚れを落としましょう。
レンジフードの外側も忘れずに掃除をしてください。汚れをこそげ落とすには、換気扇フィルターの取り換えシートで拭き掃除するのもおすすめです。
コンロ
コンロには油や調味料、食品のカス、焦げといった複合的な汚れがこびりつくため、厄介な場所です。重曹やセスキ炭酸ソーダを活用して、効率良く汚れを落としましょう。
重曹を溶かしたぬるま湯に浸け置きすると、頑固な汚れが浮いてきます。コンロやIH、魚焼きグリルについた焦げは、セスキ炭酸ソーダをふりかけてからアルミたわしでこすってキレイにしてください。
冷蔵庫
冷蔵庫は1度中身をすべて出して、奥から手前へ掃除をしましょう。タッパーや調味料の瓶からの汁漏れもあるので、棚だけでなく底も忘れずに拭いてください。
棚について乾いた調味液は、ホットタオルを使うと簡単に落とせます。必要に応じて、セスキ炭酸ソーダも活用してください。
大掃除のコツ2.お風呂
お風呂はキッチンの次に汚れやすく厄介な場所です。石鹸カスや皮脂汚れ、換気扇のカビ、排水口のぬめりもキレイに取り除きましょう。カビ取り用洗剤や漂白剤を使うと、こする手間がかからず、しっかり汚れを落とせます。
鏡や蛇口に付着した水垢を落とすには、クエン酸が効果的です。
大掃除のコツ3.トイレ
トイレでは、便器や温水洗浄便座、タンク、床だけでなく、普段は手が回らない天井や壁も重点的に掃除をしましょう。
便器にこびりついた尿石は、クエン酸を活用すると落とせます。ただし、クエン酸はそのまま放置するとサビの原因になるため、掃除後はしっかり洗い流してください。
大掃除のコツ4.洗面所
洗面台のボウルや蛇口は、重曹やメラミンスポンジを使ってこすると素早くキレイになります。洗面所は湿気が多く、カビが生えやすい場所なので、ハンドソープのボトル下のぬめりも忘れずに取り除いてください。
重曹とクエン酸の両方を使うと、蛇口部分の細かい汚れが浮いて落としやすくなります。
大掃除のコツ5.エアコン
エアコンを掃除するときはいきなりフィルターを取り外すのではなく、はじめに掃除機で表面のホコリを吸い取るのが時短のポイントです。ホコリが舞い散るのを防いで、効率良く掃除をしましょう。
フィルターについた細かい汚れは、水洗いをするとスッキリします。水洗いで落ちないときは、中性洗剤や柔らかいブラシでこすり洗いをしましょう。
大掃除のコツ6.窓・網戸
窓は外側が汚れているため、外側から内側の順で拭き掃除をするのが基本です。炭酸水を使うとガラスの曇り止めや透明感アップにつながるので、ぜひ試してみてください。
市販のガラスクリーナーや網戸用のワイパーを活用すれば二度拭きが不要で、汚れが落とせて、大掃除の時短に役立つでしょう。
大掃除するときの注意点をチェック
手早く大掃除を済ませるには、段取りや事前準備が大切です。ここからは、効率良く大掃除するときの注意点をみていきましょう。
ゴミ収集日をチェックしておく
年末年始は自治体も休業期間に入るため、ゴミの収集予定を確認しておく必要があります。普段のスケジュールどおりにはいかないので注意が必要です。大掃除でまとめたゴミを出せるよう、早めにチェックしてください。
不用品の処分に時間をかけすぎない
大掃除は溜まった不用品を処分する良い機会ですが、時間をかけすぎると疲れてしまいます。今使っている必要なもの、一生取っておきたいもの、なくても良いものにわけて、スムーズに判断しましょう。
年末の大掃除を楽にするためのヒント
大掃除の負担を減らす方法もみていきましょう。余力があれば年末年始の準備もでき、新年を気持ち良く迎えられます。
年末だけじゃない!大掃除に最適な時期
大掃除は、年末にするものと考える必要はありません。年末はあわただしく、掃除がすすまないときもあるので、秋に大掃除を済ませるのもひとつです。
秋は寒すぎず暑すぎないので、掃除がしやすい季節です。気温が暖かいと汚れ落ちも良いのでおすすめです。
専門業者に依頼して効率良く進める
大掃除の負担を減らしたいときは、ハウスメンテナンスの専門業者に依頼するのも良い方法です。年末は依頼が混みあうため、少し早めの9~11月に依頼すると確実です。
エアコンや換気扇といった掃除が大変な場所だけでも依頼すれば、心身ともに楽になり、快適に新年を迎えられるでしょう。
「おうちの御用聞き家工房」でも、大掃除のお手伝いに対応しています。エアコンやキッチン、浴室も、自宅の中ならどこでもお任せください。電話1本いただければ、高い技術を持ったスタッフが最短即日で伺います。
おうちの困りごとは、どうぞお気軽に「おうちの御用聞き家工房」にご相談ください。
まとめ
大掃除は面倒でも、少しやり方を変えれば作業効率が向上します。忙しい年末は手早く掃除を済ませて、すっきりした気持ちで新年を迎えましょう。
1人で無理をしたり、完璧を目指したりする必要はありません。ハウスクリーニングの専門業者への依頼も検討して、少しでも心と体の負担を軽くしてください。