模様替えで業者に依頼する場合の費用
模様替えを業者に依頼する場合、家具の移動や壁紙の張り替えなど、作業内容によって費用相場は異なります。ここでは、代表的な作業別に費用の目安を紹介します。
家具移動する場合
模様替えで家具のみを移動する場合、依頼先によって料金体系が異なります。
引っ越し業者
「家財1点につきいくら」という料金設定になっていることが多く、1点あたり6,000円程度が目安です。移動する家具の数が増えるほど、その分費用も加算される仕組みになっています。
便利屋
便利屋に依頼する場合は、時間制の料金設定が一般的です。
例えば、作業員2人に1時間来てもらう場合、1人あたり出張費2,200円と人件費3,300円がかかり、合計1万1,000円程度になります。
家具販売店
家具販売店でも移動サービスを行っている場合があります。
料金の目安は1点8,800円程度に出張料などが加算される形が多く、自店で購入した家具に限りサービスを提供しているケースが一般的です。依頼先ごとに得意分野や料金体系が異なるため、移動したい家具の量や距離に応じて比較検討すると良いでしょう。
関連記事:家具移動にかかる費用は?抑えるためのポイントや業者選びも解説
家具を組み立てる場合
家具の組み立てを業者に依頼する場合、家具の数で料金が決まるケースと作業時間で料金が決まるケースで費用が異なります。
家具の数で決まる場合は、組み立てる家具の大きさ、つまり縦・横・高さの3辺を合計した数値によって金額が変わり、3辺の合計が301~400cmであれば9,000~1万2,000円程度が目安です。
作業時間で料金が決まる場合は、1時間あたり3,000~4,000円に出張費用3,000円程度が加わるのが一般的です。
壁紙を張り替える場合
壁紙、いわゆるクロス(壁や天井に貼る仕上げ材のこと)を張り替える場合の費用は、選ぶ素材のグレードによって大きく変わります。
6畳の部屋であれば、標準的なクロスで3万円程度から、耐久性やデザイン性に優れたハイグレードクロスであれば4万4,000円程度からが目安です。天井の高さや、天井部分にもクロスを貼るかどうかによっても金額は変動します。
また、張り替え作業の際に部屋の家具を移動させる必要がある場合は、家具の大きさや量に応じて2,000~1万5,000円程度の追加料金がかかることもあります。
壁紙の張り替えを検討する際は、材料費だけでなく、こうした付帯作業の費用も含めて見積りを確認しておくと安心です。
壁に棚をつける場合
壁に棚を取り付ける場合の費用は、棚の規模によって差があります。
シンプルな棚であれば8,000~3万円程度、収納力を重視した本格的な棚であれば5万~20万円以上かかることもあります。
棚の材質やデザインによっても費用は変動するため、収納したいものの量や部屋の雰囲気に合わせて、必要な仕様を業者に相談しながら決めていくと良いでしょう。
模様替えを依頼できる業者
模様替えの依頼先には、家具の移動を専門とする業者から、部屋全体のコーディネートを提案してくれる専門家まで、さまざまな選択肢があります。単純な配置換えなのか、インテリアの雰囲気そのものを変えたいのかという目的に応じて、依頼先を選ぶことが重要です。
引越し業者・便利屋
家具の移動だけを依頼したい場合は、引越し業者や便利屋が主な依頼先となります。
引越し業者は家具1点単位の料金体系になっていることが多く、養生や破損時の補償が充実しているため、大型家具の移動も安心して任せられます。
一方、便利屋は時間制の料金体系であることが多く、移動させたい家具の点数が多い場合には割安になることがあります。
ただし、便利屋は家具移動の専門業者ではないため、家具の大きさや作業内容によっては対応できないケースもある点に注意が必要です。
リフォーム業者
壁紙(クロス)や床材の張り替え、棚の取り付けなど、内装そのものに手を加える模様替えを行う場合は、リフォーム業者への依頼が必要になります。
依頼先を選ぶ際は、内装工事の実績が豊富かどうか、建設業許可(建設工事を請け負うために都道府県知事や国土交通大臣から受ける許可のこと)を得ているかどうかを確認することが、信頼できる業者を見極める基本的なポイントです。
インテリアコーディネーター
部屋全体の雰囲気を整えたい場合は、インテリアコーディネーターへの依頼も選択肢のひとつです。家具や照明、カーテン、ラグといったインテリアアイテムの選定から配置まで、空間全体のバランスを考えながら提案してもらえます。
漠然と「おしゃれにしたい」というイメージしかない場合でも、部屋の間取りや日当たりに合わせて、統一感のあるコーディネートを実現してくれる点も魅力です。
整理収納アドバイザー
収納面での悩みが大きい場合は、整理収納アドバイザーへの相談もおすすめです。単なる片付けにとどまらず、ライフスタイルに合わせた収納の仕組みづくりや、家具の配置プランニングまで幅広く対応してもらえます。
模様替えの方向性やレイアウトがまだ決まっていない段階から相談できる上、日々の暮らしの運用まで含めた改善提案を受けられるのも特徴です。
模様替えを業者に依頼する際のポイント
模様替えを業者に依頼する際は、費用面だけでなく、依頼内容や条件面でも確認しておきたいポイントがあります。ここでは、業者選びに必要なチェックポイントを解説します。
対象範囲・対象外品を事前に確認する
模様替えを業者に依頼する際は、家具の移動だけを依頼するのか、壁紙や床の張り替え、棚の取り付けまで含めて依頼するのかによって、適した依頼先が変わります。まずはどこからどこまでをプロに任せたいのか、依頼したい作業の範囲を事前に整理しておきましょう。
また、模様替え後の家具のレイアウトや配置が決まっていない状態で業者に依頼すると、作業当日に方針を変更することになり、スムーズな進行の妨げになりかねません。配置計画はできるだけ依頼前に固めておくことが大切です。
破損時の補償があるか確認する
業者に家具の移動などを依頼する際は、万が一作業中に家具や床、壁が破損してしまった場合の補償制度が用意されているかを、契約前に必ず確認しておきましょう。
大手の引越し業者であれば補償制度が充実していることが多い一方で、便利屋や個人事業者の場合は補償の有無や範囲が業者によって異なります。トラブルを避けるためにも、契約前に個別に確認しておくことが大切です。
吊り上げなどの必要があるか確認する
ベッドなどの大型家具は、廊下やドアを通らないケースがあり、その場合は解体や組み立てが必要になることがあります。依頼前に、家具が搬入・搬出経路を通過できるかどうかを業者に確認しておきましょう。
また、階段を使った移動が難しい場合には、吊り上げ・吊り下げ作業(クレーンなどを使って窓やベランダから家具を出し入れする作業のこと)が必要になることもあります。対応の可否や追加費用の有無についても、事前に確認しておくと安心です。
複数社に見積りをとる
リフォームや家具移動には決まった定価がなく、業者によって価格差が生じやすいのが実情です。そのため、複数の業者から見積りを取り、料金や工事内容、保証内容を比較することが、適正な価格を見極める基本となります。
こうした相見積りをとる際は、各社に伝える条件や要望をできるだけ揃えておくことが重要です。業者ごとに伝える内容が異なると、正確な比較検討が難しくなってしまいます。
まとめ
模様替えにかかる費用は、家具の移動や壁紙の張り替え、棚の取り付けなど、依頼する作業の内容によって大きく変わります。依頼先も、引越し業者や便利屋、リフォーム業者、インテリアコーディネーター、整理収納アドバイザーなど、目的に応じてさまざまな選択肢があります。業者を選ぶ際は、対象範囲や補償の有無、吊り上げ作業の要否などを事前に確認し、複数社から見積りを取った上で比較検討することが大切です。
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