クローゼット扉の修理費用はどのくらい?相場と修理のポイント

クローゼットの扉は毎日使うものなので、壊れてしまうと大変不便です。しかし、業者に修理を依頼した場合、修理費用がいくらかかるのか心配になる人もいるでしょう。 そこで今回は、クローゼットの扉の修理費用相場を、修理方法や扉のタイプ別に紹介します。クローゼットの扉を修理する際に知っておきたいポイントも解説しますので、クローゼットの扉が壊れて困っている人は、ぜひ参考にしてください。


この記事は約6分で読み終わります。

クローゼットの扉修理費用相場

クローゼットの扉の修理費用相場は、部分的に修理する、新しいものに交換するなど、修理方法によって大きく異なります。まずは、修理方法別にクローゼットの扉の修理費用相場を紹介します。

部分的に修理をする場合

クローゼットの扉にちょっと傷がついた、家具が当たってへこんでしまったなど、軽微な傷や備品交換は、DIYでも対応できます。

しかし、クローゼットの扉に穴があいた、蝶番が壊れて建付けに不具合があるなど大きめの傷や備品交換は、素人では難しいので業者に依頼したほうが良いでしょう。クローゼットの扉の部分的な修理を業者に依頼する場合の費用相場は、以下のとおりです。

・建付けの修理費用相場:15,000~30,000円
・傷や穴のリペア修理費用相場:15,000~20,000円
・大きな割れや穴の修理費用相場:50,000~100,000円

扉を新しいものに交換する場合

クローゼットの扉を新しいものに交換する必要がある場合は、部分修理よりも費用が高くなります。クローゼットの扉は、建具枠(レール部分)と扉のセット販売が一般的です。扉のみの在庫がないことが多いため、枠ごと交換することになる可能性が高いでしょう。

クローゼットの扉を枠ごと交換する場合、既存の扉の設置方法によっては、周囲の壁や床の補修をしなくてはなりません。そのため、どうしても部分的な修理よりも費用が高くなりやすいのです。

クローゼットの扉の交換を業者に依頼した場合の費用相場は、80,000~200,000円程度です。扉の種類によって費用に差が出るので、事前に見積りを取ると良いでしょう。

扉を外すリフォームを行う場合

クローゼットの扉が壊れたときに、思い切って扉を撤去して、見せる収納にリフォームするという手もあります。クローゼットの扉の撤去を業者に依頼した場合の費用相場は、10,000~30,000円程度です。

壊れた扉を何とかしたいものの、扉の修理や交換費用が高いので迷っているという場合は、ロールスクリーンやカーテンに変えると費用を抑えられます。

クローゼットの扉を撤去したら、レールまで撤去したいと思うかもしれません。しかし、再度扉を設置したくなる可能性もあるので、できればレールは残しておいたほうが良いでしょう。

目次へ

クローゼットの扉修理費用の内訳

クローゼットの扉を修理した場合の費用の内訳には、前述のどの修理方法であっても以下の項目が含まれます。

・扉本体や材料費:クローゼットの枠や扉、部品などの費用
・工事費:工事をするための人件費
・養生費:搬出入中、工事中に周囲を傷つけないようにするために設置する、養生テープ、シートなどの費用
・諸経費:交通費など

また、扉を交換、撤去する場合は、廃材などの処分や運搬を行う撤去費用がかかります。業者に扉の修理を依頼する際には、扉本体や材料費以外の費用についてもチェックしましょう。

クローゼットの扉別修理費用

クローゼットの扉の修理費用は、扉の種類によっても変わります。続いては、扉の種類別の修理費用相場について見ていきましょう。

折れ戸タイプ

折れ戸タイプの扉は、クローゼットでは主流のタイプです。折れ戸タイプの扉の本体価格は30,000円~100,000円程度と開きがあるので、予算に応じて選びましょう。

折れ戸タイプの扉はクローゼットの間口に対して扉を全開できるため、荷物の出し入れがしやすく便利というメリットがあります。

しかし、クローゼットの前に扉1枚分のスペースを確保する必要があるので、せまい部屋には向きません。また、扉を引く際に少し力がいるので、高齢の方や子どもがいる家庭にも不向きです。

開き戸タイプ

開き戸タイプの扉は、両開きか片開きかで本体価格が異なります。

・両開きタイプ:約30,000円~80,000円
・片開きタイプ:約20,000円~60,000円

軽い力でも開閉できるので高齢の方や子どもでも使いやすく、クローゼットの間口に対して扉を全開できるのがメリットです。

しかし、折れ戸タイプと同様に、扉を開けるためのスペースを取られます。間口が広いほど扉のサイズが大きくなり、開閉スペースを取られるので、クローゼットの間口が広い場合は折れ戸タイプのほうが使いやすいでしょう。

引き戸タイプ

ウォークインクローゼットで使用されることが多い引き戸タイプの扉は、片引き戸か引き違い戸かで本体価格が変わります。

・片引き戸:約40,000円~80,000円
・引き違い戸:約50,000円~100,000円

引き戸タイプの扉は開き戸と同様、軽い力で開閉できるのがメリットです。また、折れ戸タイプや開き戸タイプと違い、開閉スペースが取られないという魅力もあります。

しかし、クローゼットの間口の半分までしか開けられず、荷物が出し入れしにくいのがデメリットです。壁面に扉を収納できるようにしておけば、クローゼットの間口の幅をそのまま利用できます。

目次へ

クローゼットの扉修理をする際のポイント

クローゼットの扉を修理する際に、いくつか押さえておきたいポイントがあります。あとでトラブルになったり、後悔したりしないためにも、修理をはじめる前に内容を確認してみてください。

賃貸は勝手に修理ができない

賃貸物件のクローゼットの扉は、勝手に業者に修理を依頼したり、DIYで修理したりすることができません。物件によっては、内装修理の業者が決まっていることもあります。

勝手に修理すると後々トラブルになる可能性があるので、修理をはじめる前に必ず大家や管理会社に確認しましょう。

修理の際は必ず相見積もりを取る

業者にクローゼットの扉の修理を依頼する場合は、相見積りを取るのがおすすめです。相見積りとは、複数の業者から見積りを取って、料金などを比較することをいいます。

リフォーム業者のなかには悪質な業者も存在するため、相見積りを取って安心できる業者を探しましょう。

火災保険が適用できることもある

物をぶつけたなどでうっかりクローゼットの扉を壊してしまった場合は、火災保険の補償が適用されることがあります。

ここまで紹介したとおり、クローゼットの扉の修理にはそれなりに費用がかかりますが、補償が適用されれば金銭的な負担が軽減できるでしょう。

火災保険の補償内容に「不測かつ突発的な事故」とあれば、補償が適用される可能性が高いので、1度加入している火災保険の補償内容を確認してみましょう。

クローゼット修理のご相談は家工房まで

相見積りを取ってみたものの、どの業者が良いのかわからないというときは、おうちの御用聞き家工房に修理をご依頼ください。

クローゼットの扉の修理はもちろん、リフォームから草むしりまで、家に関するトラブルならどんな些細なことでも相談を受け付けています。

「トラブルなのかわからないけど、ちょっと見てくれない?」といったご相談でも問題ありません。電話一本で最短即日に伺いますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

目次へ

まとめ

クローゼットの扉の修理費用相場は、修理方法や扉の種類などによって変わります。また、業者に依頼する場合、扉本体の費用や材料費以外に工事費や養生費などがかかるので、相見積りを取って金額を比較してみましょう。

クローゼットの扉の修理には、それなりの費用がかかりますが、火災保険の補償が適用される可能性があります。あとから補償ができることがわかって後悔しないように、修理をはじめる前に補償内容を確認しておきましょう。