浴槽下の汚れはカビやチョウバエが発生する原因
浴槽下は見えにくい部分なので、つい掃除を忘れがちです。しかし、定期的に掃除をしなければ、カビ臭さや虫の発生などさまざまなトラブルが起こります。
浴槽下とは
ユニットバスには浴槽下という見えにくい空間があります。バスタブの下側と床の間なので、普段は意識して見ないのではないでしょうか。隙間がないタイプのバスタブなら心配は不要ですが、浴槽下に水が入り込むタイプのものは掃除が必要です。
浴槽下を隠すエプロンと呼ばれる化粧板を外すと、浴槽下の状態が見えるので試してみましょう。ただし、エプロンを外すときは破損の可能性があるため、注意してください。浴槽下を掃除したことがない人は、びっくりするほど汚れているかもしれません。
浴槽下はカビや虫の発生源になる
浴槽下は見えない部分なので、知らないうちに汚れが溜まりやすいです。浴槽下に汚れが溜まると、カビやチョウバエなどが発生します。
チョウバエは、ハエの中でも汚水などの汚い場所に発生する種類で、チョウバエが発生した部分は非常に汚いということになります。そのため、お風呂のカビ臭は浴槽下に原因がある可能性も考えておきましょう。
浴槽下のカビを放置すると、さらに浴室でカビが増える可能性も高くなります。さらに、浴槽のにおいは配管を通って洗面所などに漏れる可能性もあります。カビは喘息や皮膚炎など人体に影響するため、注意が必要です。
浴槽下の掃除頻度はどのくらいが目安か
洗い場や浴槽は毎日掃除する人も多いですが、浴槽下の掃除は手間も時間もかかるので毎日する必要はありません。半年に1回くらいが掃除の目安となります。
しかし、湿度が高く、カビが生じやすい時期は気をつけなければなりません。カビが生えやすい時期になったら、一度浴槽下の状態を確認すると良いでしょう。
浴槽下を掃除するときの5つの手順
面倒に見える浴槽下の掃除は、手順を覚えてしまえば簡単です。浴槽下はどのような手順で掃除すればよいのでしょうか。ここでは、浴槽下を掃除するときの5つの手順について紹介します。
1.エプロンを外す
浴槽についている化粧板(エプロン)を外しましょう。浴槽のカバーなので、最近のユニットバスであれば簡単に外せます。エプロンを外せない浴槽は浴槽下を掃除できません。
外したエプロンを置く場所も必要になるので、事前に浴室内のものは移動させておくとスムーズに掃除ができます。掃除の妨げになりそうなものは事前に移動させておきましょう。
2.エプロン裏をカビ専用薬剤で掃除する
まずは、エプロンを掃除しましょう。エプロン裏にカビ専用薬剤を吹きかけて少し放置します。すると汚れが浮き出してくるので、掃除がしやすくなるのです。ある程度時間が経ったらブラシなどを使って汚れを落とせば完了です。
エプロン裏もカビの温床になっているので、忘れずに掃除しましょう。
3.浴槽下を掃除する
次は浴槽下の掃除です。掃除を始める前に、浴槽下の部分をお湯で流して軽く汚れを除去しておくとスムーズです。お湯で落ちる汚れもあるので、お湯を流すのを忘れないようにしましょう。
お湯で流したら、ブラシを使って一度こすり洗いします。ざっとこすり洗いをしたあとで、カビ専用薬剤を使用しましょう。エプロンと同様、少し時間を置いて汚れを浮かび上がらせてからブラシなどでこすって浴槽下を洗い流します。
カビ専用薬剤で汚れは浮き出ているので、ブラシでこすれば簡単に汚れを落とせます。
4.届かないところは漂白剤で浸け置き
浴槽下は狭いので、手が届かないことも考えられます。手が届かない部分には、酸素系漂白剤を使用するのがおすすめです。
まず、袋などで排水溝をふさいで水が流れないようにします。そして浴槽下にお湯を溜め、酸素系漂白剤を溶かして数時間から半日ほど放置して洗い流しましょう。
しっかり時間を置くことで、酸素系漂白剤が汚れを浮かせて簡単にカビ汚れを落とせます。
5.エプロンを戻す
エプロン裏と浴槽を掃除したら、エプロンを元の位置に戻して掃除完了です。エプロンを取り付けるときは、無理に力を加えて取り付けるのではなく、取り付け方の手順を守って正しく取り付けましょう。
浴槽下を掃除するときの注意点
浴槽下を掃除するときは、いくつかの注意点があります。ここでは、掃除前に確認しておきたい注意点について解説します。
エプロンの外し方を事前に確認しておく
エプロンを外すのは、浴槽下掃除の第一歩です。どのようにエプロンを外すのかをきちんと確認しておきましょう。バスタブによって外し方が異なるため、説明書やバスタブに貼り付けてあるステッカーなどを見ながら、事前に確認しておくことが大切です。
一度も外したことがない場合、外れにくいかもしれません。無理に外すと破損の原因となってしまうので、壊さないように確認しながら外しましょう。
取り付けるときも、力任せに取り付けると破損する可能性があるため、外したときと同様に確認しながら取り付けてください。
換気しながら作業をする
浴室はほかの部屋より狭いうえに、漂白剤は独特なにおいがするため、長く嗅いでいると気分が悪くなることがあります。
そのため、浴槽下を掃除するときは換気を行いましょう。窓を開けるのが効果的ですが、換気扇があれば換気扇を回すのもおすすめです。できれば、窓と換気扇など2ヶ所以上開放して換気すると良いでしょう。気分が悪くなる前に換気を徹底することが大切です。
また、自分を守るためにゴーグルを着用するのも良いでしょう。においだけでなく、液体や水がはねても自分を守れます。
加えて、漂白剤をほかの薬剤と混ぜないように使用することも大切です。薬剤によっては混ぜると有毒ガスが生じることがあります。特に「混ぜるな危険」という記載がある薬剤については絶対に混ぜず、1種類だけを使うように注意しましょう。
掃除が大変な浴槽下の掃除は業者に依頼しよう
浴槽下の掃除方法や注意点について紹介した通り、浴槽下の掃除は大変な作業です。一人ですべての作業を行うのは、経験と知識が必要になります。エプロンの外し方を間違うと破損してしまう可能性もあり、修理費用などで余計なお金がかかってしまいます。
浴槽下の掃除に自信がないという人は、業者に依頼するのもひとつの方法です。業者に依頼すれば、取り外しから掃除、最後の取り付けまで一貫して行ってもらえます。
浴槽下の掃除なら、ぜひ「おうちの御用聞き家工房」をご利用ください。「おうちの御用聞き家工房」では、おうちに関することなら、どんな些細な相談でも受け付けています。電話一本で即時最短にお宅に伺えるので、解決までのスピードが速いです。
さまざまな経験や知識を持った職人が、ご依頼に合ったプランを提案しながら、おうちの悩みを解決へと導きます。
浴槽下の掃除をはじめ、おうちのことでお悩みを抱えているという人は、ぜひ「おうちの御用聞き家工房」までお気軽にご相談ください。
まとめ
今回は、浴槽下の掃除方法や注意点について紹介しました。浴槽下は、毎日掃除しないため、定期的にチェックして掃除することが大切です。掃除をするときは、エプロンの外し方や使用する薬剤の取り扱い、換気の徹底などに注意しましょう。
自分で浴槽下の掃除をする自信がない人は、プロに依頼するのもおすすめです。「おうちの御用聞き家工房」は、おうちに関する悩みならどんな些細なことでも相談に乗っています。まずはご相談ください。