浴室ドアを交換するには?選び方と工法について解説!

浴室は、家の中で毎日使う場所のひとつです。清潔に使いたい場所ですが、中でも浴室ドアは、石鹸カスや炭酸カルシウムなどガンコな汚れがこびりつきやすい部分です。 また、毎日使う場所であることから、頻繁に開け閉めをするため、傷みやすく、故障などのトラブルが目立ちます。 「浴室のドアが古くなってきたので、新しいものに交換したい」「浴室ドアが壊れてしまったので交換が必要になった」というときに備えて、種類や特徴を知って失敗のないドア選びをしましょう。 今回は、浴室ドアの種類や特徴など、ドアを交換するときに押さえておきたいポイントについて説明します。


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浴室ドアは自分で交換するのが難しい


浴室のドア自体は、ホームセンターやインターネットで簡単に購入できますが、交換作業を素人で行うのは難しいものです。

ドアの故障の原因を見極めて、正確に採寸や施工を行うには専門的な技術が必要になります。単純に交換といっても、故障の原因によって適切な施工方法を選ばなければなりません。

外枠などはそのままで、ドア部分のみを交換する方法が最も簡単で費用も抑えられますが、枠や下地に劣化がある場合は、根本的な問題が解決できない可能性があります。

また、採寸を正確に行えていないと、ドアと外枠のサイズが合わずに開閉が上手くできなくなることもあるでしょう。

枠ごと交換する場合は、さらに周囲の壁も壊して修復しなければならないため、より高度な技術が求められます。

もし取り付けに失敗すると水漏れの原因にもなり、室外の床や壁、天井などにも悪影響が出るおそれがあるため、技術や自信がない方は専門家へ依頼するのがおすすめです。

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浴室ドアの交換方法と費用相場

浴室のドア交換にかかる費用は、種類や交換方法によっても異なります。

種類は開き戸、折れ戸、引き戸の3つに分かれており、交換時にはしっかりと特徴を把握しておくことも大切です。特徴については、後述する種類と選び方を参考にしてください。

それぞれのケースに分けて、浴室ドアの交換にかかる費用の相場を紹介します。

浴室ドアのみ交換

ドアのパネルやガラスが破損したときや、本体のみが故障して開閉しにくくなったり外れやすくなったりした場合に行う施工方法です。

最も簡単で施工も1日で完了することもあり、交換だけであれば素人でも作業が行えます。ただし、外枠にも問題がないかを判断することは難しく、原因を適切に見極められない場合はプロに依頼した方が安心です。

交換に必要なパーツは、ドアと取り付けに関する部品だけになるため、費用面が最も抑えられるリフォームとなります。

現在使用しているドアと同じ製品を選ぶのが基本になりますが、形状やデザインを変更したい場合には、同じサイズのものを探さなければなりません。

好みの製品がない場合は、メーカーに問い合わせてオーダーメイドすることも可能です。ただし、その場合は相場の費用よりも高額になりますので、資金の準備ができない方は既製品の中から選びましょう。

■費用相場
・開き戸:3万円〜5万円
・折れ戸:3万円~6万円
・引き戸:7万円~10万円

ちなみに、交換ではなくドアを修理して対応する場合は、5千円〜3万円が相場になります。少しでも費用を抑えたい場合は、専門業者に相談してみましょう。

浴室ドアと外枠の交換

ドアだけでなく、外枠や下地にも問題がある場合はどちらとも新しくする必要があり、施工方法としては在来工法とも呼ばれています。

外枠の取り外しなどを行うには周囲の壁も壊さなければならないため、費用がかかり、工期は2日ほど必要になるでしょう。

経年劣化が目立っているケースや、損傷が激しい場合には在来工法の対象となることが多いです。また、このタイミングでドアの種類を変更してリフォームすることもできます。

■費用相場
・開き戸:6万円~11万円
・折れ戸:8万円~12万円
・引き戸:12万円~16万円

この金額に壁の修繕費用なども追加されるため、5万円前後は上乗せされるケースが多いです。また、折れ戸や引き戸はレールを設置するため費用も高くなりやすい傾向にあります。

カバー工法

ドア交換としては最もポピュラーな手段で、既存の外枠の上に重ねるようにリフォーム用のドア枠を取り付ける施工方法です。

周囲の壁を壊したり修復したりする手間がかからずに、ドア本体と外枠を新しいものに交換できます。

そのため、費用が安く抑えられ、工期も短いという利点がありますが、既存の外枠や下地に不具合がある場合には施工できません。

また、外枠に重ねて設置する分ドア全体が少し狭くなり、足元の段差も高くなるため注意が必要です。

■費用相場
・開き戸:5万円~11万円
・折れ戸:6万円~12万円
・引き戸:10万円~19万円

選択できる製品の幅も広くなるため、相場にも開きが大きくなります。外枠ごと交換する工賃と大差ないように感じますが、周囲の壁に対する修繕費が発生しないため、カバー工法の方が低コストです。

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浴室ドアを交換する目安

施工には費用がかかりますので、ドア交換のタイミングが分からなければ簡単には決断できません。そこで、浴室ドアを交換した方が良い目安について紹介します。

浴室ドアの耐用年数

浴室ドアの一般的な耐用年数は15年〜25年といわれていますが、製品の質や使用状況によっても大きく影響を受けるため、設置期間のみで判断することはできません。

もともと水回りは劣化が早いとされており、浴室は温度と湿度が高くなることもあってカビが発生しやすい環境です。

さらに、脱衣所では洗濯機やドライヤーを設置している家庭も多く、ドア周辺にはほこりや髪の毛が溜まりやすくなります。

浴室側も、人の皮脂や髪の毛などが影響し、シャンプーや石鹸などが流れきれずに付着した状態にもなりやすいでしょう。

家族の人数によっても使用頻度と汚れの溜まりやすさには違いが見られ、普段の掃除によってどの程度メンテナンスされているかによってもドアの寿命は異なります。

そのため、単純に年数で交換時期は決められませんが、ドアの設置から10年を超えている場合は劣化や故障が発生しやすくなりますので、定期的にチェックするように心がけましょう。

こんな症状が出たら交換のタイミング

定期的な確認や普段の使用から、浴室ドアに異変があれば交換のタイミングかもしれません。

特にドアのゴムパッキンは、日頃から水や湿気、石鹸の汚れなどが残りやすく、カビの発生によっても劣化しやすい部分です。パッキンに亀裂やカビが発生し、水が漏れやすく簡単に外れるような状態であればすぐにでも交換しましょう。

また、ドアの蝶番などが明らかに壊れている場合も早めに交換が必要です。

閉めたときに隙間ができやすくなり、水漏れによって劣化を早める原因にもなりますが、固定力がなくなりドアが外れる危険性もあります。

外れないとしても、開閉時にズレが生じて壁や床を傷つける恐れがあることや、外枠の変形になる可能性もあることから見逃すことはできません。

ドアの異変や大量の汚れは劣化の急激な進行につながるため、開閉がしづらいケースや隙間にカビが大量発生している場合には、早めの交換をおすすめします。

浴室ドアの劣化を放置するとどうなる?

劣化した状態を放置すると、浴室の外に水が漏れやすくなり、床や壁にも劣化が広がる可能性があります。腐食やカビの発生率も高くなることで、健康上にも悪影響を及ぼす危険性が高いです。

早めに対処すればドア交換だけで済む場合もありますが、放置することで外枠の破損なども招くと、最終的には全体の交換が必要になることもあるでしょう。そのため、結果的には早く交換する方がお得にもなります。

また劣化した状態は安全性としても低くなり、ドアの開閉がしづらい場合は余計な力を入れるため、指や手を挟むリスクが高いです。

特に力の余裕がない高齢者や子どもの場合は危険度が増すため、事故につながる前に早めの対応をしましょう。

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浴室ドアの種類と選び方のポイント

先ほどもお伝えしたように、浴室ドアは種類によって特徴が異なりますので、状況に合わせた選び方のポイントを解説します。

折れ戸タイプ

折れ戸タイプには「2つ折り」と「3つ折り」があります。また、ドアが開閉する方向も「内開き」と「外開き」から選ぶことができます。

開け閉めをするときに、可動範囲が広くないので、狭い場所にも設置しやすいでしょう。扉を折りたたんでおけばコンパクトになり、壁側にドアを設置することも可能です。

ただし、開け閉めをするときには少し力が必要になるので、お年寄りや子どもには扱いにくい点には注意しましょう。

開き戸タイプ

一枚扉になっていて、手前に引いたり、奥に押したりして開閉するタイプです。「ドアノブ式」と「レバー式」があり、また「右開き」と「左開き」から選ぶことができます。

幅はそれほど必要ないので、出入り口の幅が、あまりないところでも設置しやすいのが特徴です。

しかし、開き戸を開け閉めするときには、浴室側か脱衣所側の奥行きが必要になります。 扉を開けたときをイメージして、スペースが確保できるか確認すると良いでしょう。

浴室のドアは気密性が高いので、開き戸タイプも開閉のときに、少し力が必要になります。お年寄りや子どもがいる家庭であれば、開け閉めしやすい「ドアノブ式」がおすすめです。

引き戸タイプ

引き戸タイプの最大のメリットといえば、「開け閉めするときに浴室側にも脱衣所側にもスペースをとらない」という点です。

また、扉をあけっぱなしにすることで、浴室と脱衣所のスペースを広く活用できます。出入り口にはあまり段差がないので、バリアフリー住宅にしたい場合に向いているでしょう。

しかし、引き戸タイプはレール幅が広く、扉の引き込みスペースが必要になります。いままで折り戸や開き戸タイプだった場合は、扉の引き込みスペースを確保するために、壁の工事も必要です。

扉の引き込みスペースが確保できない場合は、壁の工事は難しいかもしれません。

浴室ドアは使いやすさで選ぼう

浴室ドアは日常的に使う場所になるため、実際に使用する家族の立場になって選ぶことが大切です。

例えば、高齢者や子どものいる家庭では、段差など解消や軽い力で操作できるドアが望ましいでしょう。介護が必要な場合には、引き戸にして広いスペースを確保しておくと入浴しやすくなります。

また、普段の掃除やお手入れがしやすい商品を選ぶことで、劣化しにくくドアの寿命が長くなるためおすすめです。特に、カビが発生しにくいタイプは衛生的で健康面でも安心できます。

しかし、時間をかけて選んでも、結果的に浴室とドアが合っていなければ、使い勝手が悪かったり、思わぬトラブルに発展したりすることもあります。

自分で判断が難しいときは、経験や実績が豊富な専門業者に依頼するのが良いでしょう。

浴室ドア交換の相談なら「おうちの御用聞き家工房」にお任せください。

高い技術を持ったスタッフが丁寧に対応し、お客様のご状況から最適な方法を提案します。

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まとめ

浴室のドアを交換するには、ドアの種類や素材、交換方法などに、さまざまな違いがあります。また、浴室に合うドアの種類や素材によっても、使い勝手が大きく変わってくるでしょう。

浴室ドアの交換だけなら、自分で簡単にできるかもしれません。しかし、取り付けが悪かったり、思うようにいかなかったりなど、余計なトラブルが発生する可能性もあります。

上述のようなトラブルを避けるためにも、 ドアの交換はプロに依頼した方が安全であるといえるでしょう。