壊れたベランダの屋根は危険!修理方法別の相場や修理費用を抑えるコツを紹介

「台風や雪の重みでベランダの屋根が壊れてしまい、雨漏りに悩んでいる」「ベランダ屋根が老朽化して、傷みや色あせが目立ってきた」など、ベランダ屋根のことでお困りの方はいませんか。今回は破損や老朽化したベランダ屋根の修理方法や費用相場、安く修理するためのコツについて紹介します。


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ベランダ屋根を修理しないとどうなる?

ベランダ屋根の修理を後回しにしてしまう方もいますが、放置するとさまざまな危険があるため注意が必要です。ここでは、ベランダ屋根を修理しないことによる危険性を解説します。

人や物に剥がれた屋根が当たる

壊れた屋根を放置していると、思わぬ事故につながるおそれがあります。勢い良く風が吹けば、ベランダ屋根が飛ばされる場合があるからです。近くに通行人がいた場合、ベランダ屋根が当たって、最悪の場合ケガをさせてしまう可能性があります。

また、近隣住宅の壁や窓、車などにベランダ屋根が当たった場合、破損の原因になりかねません。ケガや破損のリスクをともなうため、なるべく早くベランダ屋根を修理することをおすすめします。

支柱ごと倒れてしまう

古いベランダ屋根の場合、支柱も老朽化している場合がほとんどです。ベランダ屋根は樹脂製の屋根材が使われていることが多く、通常の屋根に比べて軽量タイプのものが多い傾向があります。

軽い屋根であっても骨組みが劣化していると、強風にあおられた際に支柱ごと倒れてしまうおそれがあるため注意が必要です。

外壁も破損し雨漏りが起こる

ベランダ屋根や支柱が倒れると、周りの建物にも被害が及ぶことがあります。例えば、ベランダ屋根が外壁に当たって破損した場合、その部分から雨漏りするリスクが高まります。

修理せずに放置することで、雨漏りの回数が増え、家の天井や壁、柱などの木材が腐ってしまい、そこからシロアリが大量発生する危険性があるのです。家全体の修理が必要になると費用もかさむため、早めの対処が大切です。

ベランダ屋根の修理方法

ベランダ屋根の修理は基本的にDIYで行うよりも、専門業者へ依頼することをおすすめします。ベランダ屋根は簡易的なつくりではあるものの、ベランダの内側に雨が入ってくるのを防ぐために、手すりよりも外側に張り出しているものがほとんどだからです。

また、ベランダ屋根の修理は高所での作業となり、内側から梯子や脚立を使って行う必要があるため、DIYでは非常に危険です。ここでは、専門業者が行うベランダ屋根の5つの修理方法と費用相場について紹介します。

1.パネルを部分的に交換する方法

一部分だけ壊れたときは、パネルを部分的に交換する方法が便利です。ベランダ屋根は住宅の屋根のようにしっかりとした素材ではなく、シンプルなつくりになっているため、定期的に修理が必要になるケースもあります。一部分のみパネルを変えられるものであれば、比較的費用は抑えられます。ただし、修理する場所が2階以上であれば、足場が必要になるためその分の設置費用が追加されます。

波板やアクリルパネル、ポリカーボネートパネルなど、修理するベランダ屋根に合わせて素材を選ぶため、どれを選ぶかで修理費用が変わります。また、一度の修理で複数枚修理してしまったほうが、結果的に安く済む場合もあります。

・費用相場の目安:約3万~6万円

2.屋根をすべて交換する方法

屋根をすべて交換する方法で修理すると、屋根全体の耐久性が高められます。屋根全体が老朽化している場合、支柱やベランダの床も古くなっていることが多いため、修理と一緒に点検や補修をしておくと安心です。

・費用相場の目安:約8万~20万円

3.支柱ごと屋根を交換する方法

ベランダ屋根だけでなく、支柱ごと屋根を交換する方法もあります。台風や大雨などの影響で支柱が曲がっていた場合、ベランダ屋根だけ修理しても支える土台がしっかりしていなければ、倒壊のリスクがあります。

支柱ごと屋根を交換すると工事が大掛かりになることから費用はかさみますが、倒壊するリスクが軽減するため安心感が得られます。

・費用相場の目安:約20万~50万円

4.ベランダを撤去する方法

日常生活でベランダを使用していない場合は、ベランダごと撤去することもできます。撤去したベランダは、新しい場所へ移動することも可能です。

また、劣化したベランダをそのままにしていると、強風によってベランダが落下したり、一部が剥がれて周囲の人にケガをさせてしまったりすることも考えられます。使用していないベランダであれば撤去するのも良いかもしれません。

・費用相場目安:約30万〜60万円

5.ベランダを入れ替える方法

古いベランダを撤去して、新しいベランダに交換する方法もあります。ベランダを入れ替えするため費用はかさみますが、「もう少し広くしたい」「こんなにスペースはいらない」など、希望通りに作り変えることも可能です。

・費用相場の目安:約50万~100万円

ベランダ屋根の材料単価

ベランダ屋根の修理に使用する材料によって、費用相場が大きく変動します。ここでは、ベランダ屋根に使われている主な素材の単価を種類ごとに紹介します。

波板

波板の素材には、安価なもの(塩化ビニル樹脂)から高価なもの(ポリカーボネート)まで予算に合わせて選べるのがポイントです。リーズナブルで加工しやすいため、人気のある素材です。

・費用相場の目安:波板1枚あたり約600~1,100円

パネル

パネルの素材には、アクリル製のものとポリカーボネート製のものがあります。それぞれの特徴は下記の通りです。

・アクリル製のパネル:透明度が高く、軽くて強度がある。
・ポリカーボネート製のパネル:アクリルよりも耐久性が高く、熱や紫外線に強い性質がある。現在のパネルの主流になっている。

・費用相場の目安:パネル1枚あたり約2,000~6,000円

金属

金属製のベランダ屋根は丈夫なため、積雪や強風が多い地域で使用される傾向があります。雪が積もっても、その重みで簡単に壊れることはありません。

ただし金属の性質上、雨が降ると錆びや劣化の原因になるため、サビ落としや定期的な塗装などの対応が必要です。

・費用相場の目安:金属パネル1枚あたり約1,500~2,300円

ベランダ屋根を修理する際の注意点

賃貸物件や持ち家など、住む場所によってベランダ屋根を修理する際の注意点が異なります。ここでは、気を付けるべきポイントを紹介します。

戸建て住宅の場合

戸建て住宅の場合は、なるべく早く修理することをおすすめします。壊れたベランダ屋根を放置していた場合、剥がれた屋根が通行人や車などに当たり、補償問題に発展するおそれがあるからです。

すぐに修理ができないときは、応急処置で対応する方法もありますが、2階以上のベランダでの作業は危険をともなうため専門業者へ依頼しましょう。

分譲マンションの場合

修理の費用負担が決められている場合があるため、必ずマンションの管理組合や管理会社へ連絡しましょう。

分譲マンションでは、上階のベランダの床が下階の屋根になっている場合がほとんどです。上階の住人がベランダの床を故意に傷つけて雨漏りが生じた場合、修理費用は上階の住人が負担するのが一般的です。

一方、ベランダの破損とは直接関係のない外壁や配管などトラブルは、マンションの管理組合の修繕費で対応するケースが多いでしょう。

賃貸物件の場合

賃貸物件の場合、修理が必要になった時点で不動産会社もしくは大家に伝えます。賃貸物件によって修理業者が決まっている場合があるため、自己判断で行わないことが重要です。

自分で修理した場合、引っ越すときに原状回復を求められるケースがあり、余計な費用が発生するおそれがあるため注意しましょう。

ただし、経年劣化でベランダ屋根が壊れたのであれば、個人での費用負担はありません。住人の過失により破損してしまった場合は、修理費用の負担が発生する確率が高いでしょう。

ベランダ屋根の修理費用を抑えるには

ここでは、ベランダ屋根の修理費用を抑える方法を紹介します。

複数の業者から相見積りを取る

依頼する業者によって工事費用が異なるため、複数の業者から相見積りを取り、予算に合わせてサービス内容を比較検討しましょう。

それぞれの業者の特徴をチェックした上で選択できるため、希望通りの業者に依頼できます。また、相見積りをすると、費用のほかに補償内容や工事費用なども把握できるのがポイントです。

相見積りを取るときは、使用する材料や条件を変えずに優良業者2~4社に絞って見積りを依頼することをおすすめします。

ベランダ屋根の修理にお困りの方は、おうちの御用聞き家工房へご相談ください。見積りにかかる出張費は、対象エリア内であれば一切かかりません。電話一本で最短即日に対応いたしますので、修理をお急ぎの方は、おうちの御用聞き家工房までお気軽にお問い合わせください。

火災保険を使用する

火災保険は台風や強風、雪、雹などの自然災害によって被害を受けた場合にも、保証されるケースがあります。ただし、修理費用を火災保険で補うには、下記の条件を満たす必要があります。

・修理が必要になってから3年以内である
・修理費用が20万円以上かかる(契約時の規定による)
・加入者自身が申請する

もし、業者から「保険を使えばベランダ修理が無料になる」といわれても、すぐに返答するのはおすすめできません。風災により破損した場合、認定されなければ全額自己負担になり得るからです。

火災保険で屋根を修理する方法を詳しく知りたい方は下記もご覧ください。
経年劣化した屋根は火災保険で修理できる?適用条件や申請方法を解説

まとめ

ベランダ屋根の修理が必要な状態の場合、先延ばしせずに早めに対処することが大切です。修理せずに放置した場合、壊れたベランダ屋根が剥がれると人や物に当たって危険です。また、支柱ごと倒れたり雨漏りの原因になったりします。

ベランダ屋根を修理する場合は、複数の業者に相見積りを取り、修理方法や費用を確認しましょう。また、火災保険が適用されると費用を抑えられるため、合わせてチェックしておくことをおすすめします。