故障かな？エアコンから落ちてくる黒い粉の正体は
エアコンから出てくる黒い粉の正体がわかれば、何をしないといけないかもはっきりするものです。ここでは、どうして黒い粉が落ちてくるのか原因を紹介します。
黒い粉が落ちてくる原因
エアコンの吹き出し口から落ちてくる黒い粉の正体は、カビやホコリの塊です。
エアコンを使用すると、内部のフィルターなどにホコリがつきます。そのホコリに湿気がつくことでカビが発生するのです。
エアコン内部のカビやホコリは、掃除をしない限り増え続けます。そのため、そのままエアコンを使用し続けるとどんどんとカビが繁殖していき、最終的に黒い塊となります。そして、エアコンを運転したときに、その黒い塊が風で飛ばされて送風口からパラパラと落ちてくるのです。
エアコンから落ちてくる黒い粉は、カビやホコリの塊なので、できるだけ早く対策を講じましょう。
黒い粉が落ちてきたらすぐに掃除が必要
黒い粉が落ちてくるということは、エアコン内部、ファンなどにカビがびっしりついている状態だということです。そのまま放置しておくと、使うたびにエアコンの風とともにカビも室内に放出されることを意味します。
カビは喘息や肺炎、アレルギー性鼻炎やアレルギー性皮膚炎などを引き起こす可能性があるとされており、体調不良の原因になりやすいので注意が必要です。すぐにエアコン内部やファンを掃除するようおすすめします。
とはいえ、本来はエアコンの掃除を定期的にして、黒い粉が出ないようにするのが一番です。
エアコンはカビが発生しやすい条件がそろっています。まず、室内の空気を吸い込み、温度調節した後に空気を排出するため、ファンやフィルターにホコリがたまります。また、冷房運転時にはエアコン内部に結露が発生しやすいです。
カビが好むホコリや湿気といった条件がそろっているため、黒い粉が出てくるかどうかに関わりなく、定期的に掃除することが欠かせません。
エアコンから黒い粉が落ちてきたときにチェックしたい３つの場所
エアコンから黒い粉が落ちてきたら、以下の3つの場所をチェックしてみましょう。
エアコンの吹き出し口、ルーバー
吹き出し口やルーバーに、黒い液体や汚れがついていないか確認しましょう。黒い液体は、エアコン内部のカビやホコリが結露の水滴と混ざり合うことで垂れてきたものです。
何も知らずに見ると、「どうしてこんな場所に黒い液体があるのだろう」と驚くかもしれませんが、内部でカビが発生しているときによくあることです。異常なことではないので、落ち着いて対処しましょう。
吹き出し口やルーバーについている黒い液体や汚れは、ウエットテッシュや濡れた雑巾で拭き取れば簡単に落ちます。掃除するときは、エアコンのスイッチを切って行いましょう。
エアコン内部のファン
エアコンの吹き出し口から内部を覗いてみて、ファンにカビやホコリがついていないか確認してみましょう。ファンは奥にあるので、懐中電灯を使うとより見えやすくなります。
エアコンから黒い粉がちょくちょく落ちてくることがあるのであれば、ファンにびっしりカビやホコリがついている可能性が高いです。
ファンの掃除をするには、エアコンのカバーを分解して水洗いする必要があるので、専門の道具と知識が必要になります。
エアコンフィルター
エアコンのカバーを開けてフィルターも確認しましょう。エアコンフィルターにカビやホコリがついていると、エアコンの風とともに黒い粉が落ちてくることが多いです。
また、エアコンフィルターを外して、奥にあるフィン（アルミの板）にもカビやホコリがついていないかチェックするようおすすめします。
フィンにカビやホコリがついている場合、セルフできれいに汚れを落とすのは難しいので、専門業者に依頼することを検討しましょう。
エアコンから出てくる黒い粉を除去する方法
エアコンクリーニングの専門業者に依頼する前に、エアコンから出てくる黒い粉を除去するためにセルフでできることを紹介します。
エアコンの吹き出し口、ルーバー
ルーバーは、手で外すことができます。エアコンの吹き出し口の掃除もしやすくなるので、清掃の際はルーバーを外すと良いでしょう。
ただし、ルーバーがスムーズに外れないのであれば、無理せずにつけたまま拭き掃除をするようおすすめします。無理して外そうとすると、変形や破損などの原因となることがあるからです。
ルーバーを外せたら、水拭き、またはお湯拭きしてから、部品が割れないように気をつけて汚れを拭き取っていきます。細かい部分は歯ブラシなどを使ってきれいにしていきましょう。
水気が残っていると新たなカビの原因になるので、掃除した後はしっかりと乾燥させてから戻すようにしてください。
エアコンフィルター
フィルターは取り外してから掃除機をかけるイメージがあるかもしれませんが、エアコンのカバーを開けたらエアコン本体につけたままで掃除機をかけるのがおすすめです。そうすることで、取り外したときにカビを含んだホコリが室内に飛び散ってしまうのを防ぐことができます。
ある程度ホコリを吸い取ったらフィルターを外し、もう一度掃除機でキレイにホコリを取ってから水洗いをしましょう。フィルターの表面からシャワーを当てると目詰まりしてしまうので、裏面から水洗いするようにしてください。
エアコンフィルターも水洗いしたあとは、タオルで水気を取り日陰でしっかりと乾燥させてから戻しましょう。
エアコンの表面
エアコンの表面は、油やホコリで汚れていることが多いです。特にキッチンの近くに設置されていると、油汚れでベタベタすることがあります。
このようなエアコンの表面の汚れは、お湯でしぼったタオルで拭き取ることができます。
エアコン上部を拭き掃除する際に注意したいのが、拭いている最中にホコリや汚れがエアコンの内部に落ちてしまうことです。
ホコリが積もっていると落ちやすいので、拭く前に状態を確認して、ひどいようなら掃除機で軽く吸い取るなどして拭き掃除をするようおすすめします。
自分で掃除ができるのは、吹き出し口、ルーバー、フィルターのみ
自力でできるエアコン掃除の範囲は、吹き出し口、ルーバー、フィルター、そして表面の掃除だけです。
エアコン内部のファンは専門業者でなければ清掃することはできません。素人が誤った方法でエアコンを分解して洗浄したことで火災が発生した事例もあるので、プロにまかせましょう。
吹き出し口のすき間から内部のファンを見て、ホコリがたまっているようであれば、早めにエアコンクリーニングを依頼するようおすすめします。
すでにエアコンから黒い粉が落ちてきているようであれば、エアコン内部にホコリとカビがたまっているので、すぐにクリーニングを依頼しましょう。
エアコンクリーニングはどこに頼むと良い？
ハウスクリーニングを行っている業者であれば、エアコンクリーニングを依頼することができます。エアコンだけでなくお家のあらゆる場所をキレイにしてくれるので、まとめてお願いするのも一つの手です。
おうちの御用聞き家工房では、高い技術を持ったスタッフがエアコンクリーニングやハウスクリーニングを実施しています。
家に関するトラブルは、どんなささいなことでも相談を受け付けているので、エアコン以外で気になる部分があれば気軽にお尋ねください。
電話一本で最短即日に伺うことができるので、「エアコンから出てくる黒い粉をすぐに解消したい」といったご依頼にもすぐに対応いたします。
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まとめ
エアコンから黒い粉が出ているなら、エアコン内部でカビが繁殖している可能性が高いです。そのまましていると、エアコンを使用するたびにカビが室内に放出されるため、体調不良の原因となるかもしれません。
こちらで紹介した3つの部分を確認し、できる対策を行ったら専門業者に相談しましょう。専門業者は、セルフではできないエアコン内部やファンを掃除できるので、エアコンのトラブル解消につながります。
