【大きさ別】窓ガラスの交換の費用相場
ガラスは、大きく分けて一般ガラスと機能ガラスの2種類があげられます。
交換時の費用を左右するポイントのひとつがガラスの種類やサイズで、一般的なサイズ（90×90cmと90×180cm）の種類ごとの費用相場は、以下のとおりです。
90×90cm
費用はガラスの種類や施工方法などの他、厚みも費用が変わる理由となります。ここでは代表的な種類と厚さごとの費用相場を取り上げています。
| ガラスの種類（厚さ） | 費用相場 |
| フロートガラス（5mm） | 約13,000～18,000円 |
| 網入ガラス（6.8mm） | 約20,000～30,000円 |
| 型板ガラス（4mm） | 約10,000～15,000円 |
| すり板ガラス（3mm） | 約10,000～15,000円 |
90×90cmは、一般的な窓に使用されるサイズです。
90×180cm
90×180cmは、主にベランダやリビングなど人の出入りを想定した大きさの窓に使用されるサイズです。
| ガラスの種類（厚さ） | 費用相場 |
| フロートガラス（厚さ5mm） | 約20,000～27.000円 |
| 網入ガラス（6.8mm） | 約40,000～50,000円 |
| 型板ガラス（4mm） | 約18,000～23,000円 |
| すり板ガラス（3mm） | 約15,000～20,000円 |
紹介した料金はあくまで一般例のため、場合によっては上記の範囲内になるとは限りません。たとえばガラスの厚さは、1mm厚くなるだけでも数千円価格が変動します。
オプションなどによって追加料金が生じることもあれば、業者によって大きく異なることもあります。そのため見積もりによる事前確認がおすすめです。
あなたの家は「どの窓ガラス？」種類を確認！
ガラスは複数の種類があり、丈夫さなど機能の他に見た目もそれぞれの特徴をもっています。一部を張り替える場合は他の窓ガラスと外観に差が出ないよう、同じものを選びたいものです。
この項目では、住宅で使用される主なガラスの種類について紹介します。
一般ガラス
昔から広く使用されてきたものが、一般ガラスです。透明度が高く光を取り入れやすいため、明るい空間作りに役立ちます。
比較的安価に取り替えることができますが、防音性や断熱性などの機能は期待できません。一般ガラスに分類されるものは、フロートガラスをはじめ以下のとおりです。
フロートガラス
一般的なガラスの代表的な存在で、高い透明度と光を取り入れやすいことが特徴的です。家庭用に多く使用されており、窓の他にテーブルなど家具のガラス板部分としても用いられることがあります。
加工しやすいため、強化ガラスの一部はフロートガラスを基としています。流通量が多いことから、安価で利用できるガラスのひとつです。
網入ガラス
ガラスの内部にワイヤーが入っているタイプのガラスで、他にも「防火設備用ガラス」「金網ガラス」などの名で呼ばれることもあります。
複数本のワイヤーが交差するように入っているため、破損時に破片が飛び散りません。
一見すると防犯性が高いかのように見えますが、実際はさほど期待できず、ガラスを割ってしまえばワイヤーは簡単に工具で切ることができます。
あくまで火災や地震などでガラスの飛び散りによる負傷リスクを軽減する目的で使用されており、飲食店などは建築基準法に基づいて設置が義務付けられています。
型板ガラス
型板（かたいた）ガラスは、表面に凹凸の模様をつけたタイプです。透明度を抑えることができるため、向こう側の物がはっきりとは識別できず、目隠し用の窓として役立ちます。
中には前述した網入りガラスの型板ガラス版（網入り型板ガラス）もあります。
浴室の戸や玄関扉など、プライバシーを守りつつ明るさを取り入れたい場所に最適です。ただし、フロートガラスに比べると耐久性が落ちるため、外壁の窓など強い風があたる場所には向いていません。
すり板ガラス
型板ガラスと同様に、明るさとプライバシーを両立したい場合に活用されるのが、すり板ガラスです。「すりガラス」とも呼ばれています。
フロートガラスの表面に細かな傷をつけることで半透明状態にしており、和室のガラス障子などに用いられます。型板ガラスと大きく異なる点は水に濡れると透明度が増すことです。
そのため浴室など濡れやすい場所は避けて使います。
機能ガラス
機能ガラスとは、その名のとおり特殊な機能をもたせたタイプのガラスです。防災や省エネに貢献するなど、素材や製法によって一般ガラスでは実現できない高レベルの機能をもっています。
主な機能ガラスは、以下のものがあげられます。
複層ガラス
2枚のガラスで構成されており、断熱性の高さが特徴の機能ガラスです。2枚をぴったりと張り合わせるのではなく、間に金属部品（スペーサー）を挟んで空間をわざと設けることで断熱性を高めています。
また、使用するガラスの片方を他の機能ガラスに取り換えることで、防火性など更に機能性を増すことも可能です。
Low-E複層ガラス
複層ガラス以上の省エネ効果が期待できるのが、Low-E複層ガラスです。基本的な構造は複層ガラスと同様で、2枚のガラスを使用しています。
ただし、内側のガラスに特殊な金属膜によるコーティングを施す点が異なっており、これにより断熱性に遮熱性もプラスできます。
夏は強い日差しによる熱を抑え、冬は暖房が外に逃げるのを抑えるため、快適さ・省エネ効果が向上されることがメリットです。
強化ガラス
表面に薄い膜を作る製法により、一般ガラスよりも丈夫さが増したタイプです。熱や風圧に強いため子ども部屋などにおすすめですが、硬いものには弱いという特徴ももっています。
強化ガラスとして販売されているものの中には、通常の一般ガラスと比べると4倍近い丈夫さをもつ製品もあります。
合わせガラス
複数枚のフロートガラスを圧着させたタイプで、ガラス1枚1枚の間には特殊なフィルムが貼り付けられています。
主に以下の3種に分類されます。
・防音ガラス…外に音が漏れることを防ぐ
・防火ガラス…耐熱性・耐火性に優れる
防犯性を高めたいときや、災害時の負傷リスクを軽減させたいときなど、用途に合わせて最適なものを選びましょう。
窓ガラスを交換するポイント
窓ガラスの交換は、専門業者に依頼します。コストを抑えたい方やトラブルを避けたい方は、業者選びを慎重に行うことが大切です。
最後に、業者選びのコツなど、窓ガラスを交換するポイントについて紹介します。
ポイント１．複数業者に費用を確認
業者選びで重要なことは、最初から1社のみに絞り込まないことです。まずは複数の業者に相見積もりを取り、納得のいく料金設定のところを選びましょう。
ただし、あまりにも安すぎる場合は注意が必要です。たとえばオプション料金や追加費用が別途かかることを前提とした、基本サービス料のみの提示となっている可能性があります。
見積もり結果は項目ごとに詳細を見たうえで、見積もり以外の費用は生じないのかどうかも確認してください。
ポイント２．保険が使用可能か確認
自然災害や空き巣など、窓ガラスが破損する原因は突発的なトラブルによるものが大半です。そのため、契約しているプランによっては保険で窓ガラスの交換費用をまかなえる場合があります。
たとえば、火災保険や家財保険の契約内容を見直してみましょう。一見すると対象外のように感じるものも、原因によっては保険を利用できる可能性はあります。
注意点として、基本的に「破損の原因が分かっている」ことが条件です。台風で飛んできた物が当たった場合は風災補償が適用されるなど、原因が明らかになっているものでなければ保険利用は期待できません。
ポイント３．費用が変わる？時間帯を確認
施工を依頼する時間帯も要注意ポイントです。24時間対応の業者の場合、早朝・夜間・日中それぞれの時間帯で料金設定が大きく異なる場合があります。とくに早朝や夜間は高くなる傾向です。
「時間帯の変化を理由に不当な高額請求されないだろうか」と不安な方は、地域密着型の業者を選ぶことをおすすめします。地域密着型の業者は口コミなど評判が売上を大きく左右するため、自然と優良な業者のみが残ります。
地域密着型の業者の中でも、幅広いサービスを期待する方はおうちの御用聞き家工房にご相談ください。
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まとめ
窓ガラスの交換費用は、サイズや素材によって異なります。また、前述のとおり依頼する時間帯などでも費用は左右するため、コストを抑えたい方は注意が必要です。
少しでも窓ガラス交換費用を安く済ませたいのであれば、利用できる保険の確認や業者選びも入念に行いましょう。
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