【雨漏りの箇所別】一時しのぎの方法!応急修理のポイントを紹介!

雨漏りは台風や大雨などの悪天候が引き起こす可能性もありますが、建物の経年劣化が起因することも考えられます。突然の雨漏りに慌てず、冷静に応急処置をしましょう。 雨漏りをそのまま放置すると、雨漏りが広がるだけではなく、建物の劣化につながる可能性があります。早めに対処することで被害を最小限に抑えられるでしょう。 そこで今回は、雨漏りしたときに一時的に水漏れを抑える方法を紹介します。雨漏りを放置するリスクや修理方法についても解説しているため、ぜひ参考にしてください。


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室内の急な雨漏り!一時しのぎの方法とは?

住宅の雨漏りが起きやすい場所は、天井、ベランダ、窓やサッシ、壁の4つです。箇所ごとの雨漏りの原因と一時しのぎの手順、ポイントを紹介します。

天井からの雨漏り

部屋の天井からポタポタと水が落ちてくる場合は、まず屋根を疑ってください。屋根は雨風を直接受けるため、雨漏りの被害が起きやすい場所です。

屋根に置いた瓦のズレやスレートのひび割れ、屋根の経年劣化、排水溝の詰まりなど、さまざまな原因が考えられます。

天井から雨漏りが発生したときは、落ちてくる水滴を受け止め、床や家財道具を濡らさないことが大切です。水滴をバケツや鍋で受け止めて、家の中を濡れないようにしましょう。

■必要なもの
・バケツやごみ箱、鍋、ボウルなど
・雑巾や古タオル
・ブルーシートや新聞紙

■一時しのぎの手順
1.雨漏りする箇所の床に、広めにブルーシートや新聞紙を敷く
2.バケツのなかに雑巾を入れて、水滴が落ちる場所に置く
3.バケツに水がたまったら捨てる を繰り返す

バケツに入れた雑巾は、天井から落ちてきた水滴がはねて飛び散るのを防ぐ役割があります。ただし、満水に近くなると雑巾が入っていても水滴がまわりに飛び散りやすいので、こまめにバケツの水を捨てるようにしましょう。

屋根裏に出入りできる構造の住宅なら、雨漏りをしている屋根の下に直接バケツを置くのも良い方法です。とはいえ、屋根裏は狭いため、水をためたバケツをひっくり返さないよう注意しましょう。

窓・サッシからの雨漏り

雨が吹きつけるように激しく降っているときは、窓やサッシまわりに雨漏りが起きることがあります。窓やサッシまわりは外壁を伝う雨水が侵入しやすい場所です。天井からの水滴と違って気がつきにくいので、長雨が続くときは注意して窓まわりをチェックしてください。

窓まわりの雨漏りは、主にシーリング材の劣化が原因で引き起こされます。また、まれに窓ガラスと窓枠のサイズが合っていないことで発生することもあります。

窓まわりで雨漏りが発生すると木材や壁紙の劣化が進んでしまうため、浸水が広がらないようにしましょう。

■必要なもの
・雑巾や古タオル
・ブルーシートやゴミ袋

■一時しのぎの手順
1.最初にカーテンを取り外す
2.窓枠まわりの床にブルーシートやゴミ袋を敷いて養生する
3.水が染み込んでいる箇所に雑巾や古タオルをあて、水を吸い取る

雨水で濡れたカーテンを放置するとカビが発生しやすいので、最初に取り除いてしまったほうが被害を最小限に抑えられます。

ベランダ

ベランダは屋根と同様に雨風にさらされ、人の出入りがあるため劣化しやすい場所です。主に防水シートの劣化や経年劣化によるひび割れ、排水口の詰まりが原因で雨漏りが起こされます。

ベランダで雨漏りが発生すると下の軒天に水滴が落ちたり、外壁のなかに染み込んだりするため、ブルーシートで全体を覆って水の浸入を防ぐことが大切です。雨漏り箇所を覆うだけなら、雨が上がったあとの修理や原状回復も簡単にできるでしょう。

斜めに吹きつける風とともに雨が降ると、壁から雨漏りすることがあります。

壁から雨漏りが発生するときは、外壁塗装の剥がれやひび、コーキング材の劣化が主な原因です。放っておくと木材が水を吸って腐食してしまうため、水の浸入を防がなければなりません。

とはいえ、外壁の修理は専門業者の修理が必要です。一時しのぎとしてはブルーシートで覆うか防水テープを貼る程度にして、水がそれ以上染み込まない応急処置をすると良いでしょう。

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雨漏りの一時しのぎをするときの注意点

雨漏りを防ぎたいと思っても、ひとりで高い場所に登るなど無理をするのはNGです。

雨漏りの原因箇所は、屋根の上やベランダ、外壁といった高所が多い傾向があります。雨風で濡れていると滑りやすく、足場も不安定なので、高所作業は厳禁です。

雨漏りの一時しのぎは、室内からの応急処置として考えてください。どうしても屋外の高所に登るときは天気が良い日を選び、安全のために複数人で作業しましょう。

また雨漏りは、プロの専門業者でも原因特定が難しいです。雨漏りが原因で漏電が起きているケースもあり、気がつかずに作業をするのは大変危険です。

雨漏りの状態が悪化してかえって修理費用が高くつくおそれもあるため、一時しのぎでは無理をしない範囲で行いましょう。

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一時しのぎの放置はNG!雨漏りは修理が必要

雨漏りを一時しのぎで乗り切ったあとは、原因箇所の特定と根本からの修理が必要です。一時しのぎを放置するリスクや修理業者を選ぶポイントを紹介します。

雨漏りの一時しのぎを放置するリスク

雨漏りの一時しのぎは、あくまでも応急処置です。水が染み込まなくなったからと油断していると、次に雨が降ったときに雨漏りが再発し、被害が大きくなりかねません。

雨漏りによる被害は、目に見えない場所で少しずつ進行します。たとえば、内側に侵入した水で壁材が腐る、家を支える金属が錆びる、カビや害虫が発生してダメージを与えるといった、見えない部分で被害が拡大することもあるので注意しましょう。

雨漏りの応急対処をしたから大丈夫と軽く考えていると、家の寿命が短くなる可能性もあります。根本からの解決をしないと雨漏りは繰り返すため、修理費用がかかるのを理由に放置するのは好ましくありません。

費用が気になる場合は火災保険なども賢く活用して、早めに根本からの改善を目指しましょう。

雨漏りの修理はプロにおまかせ!

雨漏りの修理は、プロの専門業者に依頼するのが解決の早道です。プロに依頼すれば雨漏りが起きている原因究明がしっかりでき、根本からの改善が実現します。

雨漏りの応急処置が不安な場合も、無理をせずにプロへの依頼を検討しましょう。ケガのリスクがある屋根の修理も安全に、確実に補修できます。

おうちの御用聞き家工房」では、雨漏り修理にも対応しています。急な雨漏りが起きたとき、一時しのぎの仕方がわからない、屋根の上に登っての修理がしたいとお困りなら、どうぞお気軽にご相談ください。

おうちの御用聞き家工房は全国展開する、地元に密着した御用聞きの会社です。お電話1本いただければ、最短即日にご自宅までお伺いします。スピーディーに雨漏りの悩みを解消したい方にもおすすめです。

雨漏りの修理以外のハウスメンテナンスも、まるごとお任せください。お客様のお悩みを丁寧にヒアリングして、最適な修理やメンテナンスのご提案をいたします。

雨漏り修理から水回りのリフォーム、電球交換や窓ふきといった、日常的なハウスメンテナンスにも対応しています。住宅まわりのどんな些細なお悩みでも、ぜひおうちの御用聞き家工房までお電話ください。

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まとめ

雨漏りの一時しのぎは、あくまでも緊急時の応急対処法です。雨がやんで水の浸入が止まったら、住宅が傷む前に、早めの修理を検討しましょう。

雨漏りの修理は、信頼できる業者に依頼する必要があります。地元の評判も参考に、スピーディーに対処できる業者を選んでください。