実は汚れやすい!階段汚れの特徴
家族がテレビを見たり、ご飯を食べたりして過ごすリビングと違って、階段は通路でしかないため、そんなに汚れるイメージがないかもしれません。しかし、実は階段は汚れが溜まりやすい場所のひとつといえます。
なぜなら、日々の生活のなかで階段は家族の行き来が多い場所であり、ホコリやチリが舞いやすいためです。そのため、しばらく掃除をしないと、すぐにホコリが溜まってしまいます。
また、家のなかを裸足で過ごすご家庭だと、床に汗や皮脂汚れも付着していることが多いです。付着した皮脂汚れは、すぐに掃除すれば問題なく落とせますが、時間が経過すると水拭き程度では落とせません。こうした事情から階段を清潔に保つためには、こまめに掃除することが大切といえます。
簡単にできる階段の基本的な掃除方法
こまめに階段掃除をすることが大切とはいえ、階段は段差があるため掃除をしにくい場所でもあります。掃除機を使っての掃除が難しい、掃除したあとに隅にホコリが残りやすいと感じている方もいるのではないでしょうか。
ここからは、階段掃除のコツについて紹介します。
掃除道具や掃除の基本
まずは階段掃除に便利なおすすめの道具や掃除の基本についてみていきましょう。
おすすめの道具
階段掃除には、フローリングワイパーやほうき、ハンディーモップを使うのがおすすめです。これらの掃除道具はこまめに動かせるため、階段を一段ずつ丁寧に掃除できます。
コード付きの掃除機だと、コードが邪魔になって掃除がしにくく、コードが足に絡まってしまう危険があります。ホコリを吸引するには良いアイテムとはいえ、階段掃除にはおすすめできません。
基本的な掃除の仕方
階段掃除の基本は、上から下に向かって掃除をすることです。こうすることで、掃除した場所に再度ホコリが落ちるといったことを防げて、キレイに掃除ができます。
掃除を楽にする秘訣
階段の目立つ汚れとなるのはホコリです。家族が行き来する階段にはホコリが溜まりやすいので、数日間掃除しないと、あっという間にホコリが溜まってしまいます。
とはいえ、慌ただしい生活を送っていると、わざわざ階段掃除に割く時間はないように思えるかもしれません。そんな場合におすすめなのが「ながら掃除」です。
フローリングワイパーなどの簡単に掃除できる道具を上の階に置いておいて、下の階に降りるついでにササッと掃除するのを習慣づけましょう。掃除した後の道具は、次に階段を上るときに一緒に持っていって元の場所に片づけると手間がかかりません。
丁寧な掃除は週末などにまとめて行い、普段は「ながら掃除」でホコリを溜めないようにすれば、いつでもキレイな階段をキープできます。
階段の掃除方法
階段を掃除する際は、最初に照明や手すりを掃除し、その後に床掃除をしていきましょう。実際の掃除方法は以下のとおりです。
手すりを拭く
階段の手すりには、手垢やホコリなどが付着しています。濡らした雑巾などを使って、手すりを掃除しましょう。
手すりの掃除も上から下に向かって行います。水拭きでは手垢などの汚れが落ちない場合は、中性洗剤などを使用して掃除すると良いです。
手すりがあまり汚れておらず、簡単に済ませたいときは、ハンディーモップや床用のフローリングワイパーに取り付けるシートを手にとって掃除するのがおすすめです。
床のホコリを取る
階段の床部分は、上から下に向かって1段ずつ掃除していきます。足を踏み外さないように安全に気を配りつつ、ほうきやフローリングワイパーを使って掃除していきましょう。
フローリングワイパーを使用する場合、取り付けるシートの種類はウェットタイプとドライタイプがありますが、階段掃除にはドライタイプがおすすめです。ウェットタイプのほうが汚れを落とせそうに思えるかもしれませんが、階段の主な汚れの原因であるホコリはドライタイプのほうが取り除きやすいです。
また、隅のほうはホコリが残りやすいので、ハンディーモップや小さなちりとりを使って掃除するのも良いです。
黒ずみ汚れの掃除方法
先述した方法で階段掃除をしたものの、黒ずみ汚れが落ちないこともあるかもしれません。黒ずみ汚れは、皮脂などが付着したことで落ちにくくなった汚れと考えられます。
フローリングワイパーのドライシートで拭いただけでは落ちないので、中性洗剤やアルカリ洗剤などを使って落としましょう。
まずは基本的な階段掃除をしてホコリなどを取ったあとに、汚れが気になるようであれば洗剤を使って掃除するのがおすすめです。ここでは洗剤を使った掃除方法を使用する洗剤の種類別に解説します。
中性洗剤で拭く場合
中性洗剤を使って階段の床を拭く場合は、水2Lに対して中性洗剤小さじ1程度を混ぜたバケツを用意します。雑巾に水を含ませたら、固く絞ってから汚れを拭いていきましょう。洗剤を使って拭いたあとは水拭きを行い、その後は乾拭きで水分を拭き取ります。
洗剤が床に残ったままだと、シミや変色などの原因になるため、きちんと水拭きをして洗剤を拭き取ることが大切です。
フローリング用の洗剤を使う場合
フローリング用のスプレータイプの洗剤は、汚れに直接吹きかけて使えるようになっていますが、床に直接スプレーするとシミになることがあるので注意が必要です。床に直接吹きかけるのではなく、雑巾などにスプレーしてから使用することをおすすめします。
また、フローリング用の洗剤を使って掃除をしたあとは、中性洗剤を使う場合と同様、水拭きをして洗剤を落としましょう。その後、乾いた雑巾で乾拭きをして仕上げます。
アルカリ電解水を使う場合
手垢や皮脂汚れを落とせるアルカリ電解水も、階段の黒ずみ汚れの掃除におすすめのアイテムです。アルカリ電解水を使用する場合もフローリング用の洗剤と同様、直接床にスプレーするのではなく、雑巾にスプレーして使用しましょう。
アルカリ電解水を使って掃除をする際には注意点もあります。アルカリ電解水は強アルカリ性であるため、目に入ったり、鼻から吸い込んだりすると危険です。また、直接手に触れると手荒れの原因となります。
アルカリ電解水を使って階段掃除を行う場合は、ゴム手袋などを使用し、マスクを使うことをおすすめします。目に入らないように顔から離してスプレーすること、万が一目に入った場合はすぐに水道水で洗い流し、痛みなどがあるなら眼科を受診することも大切です。
ハウスクリーニングへの依頼もおすすめ!
階段掃除については、以下のような悩みをもっている方もいるのではないでしょうか。
・汚れがこびりついていて、掃除をしても落ちない
・キレイにしたいと思っても、忙しくて階段掃除の時間が取れない
・高齢で階段の上り下りをするのが難しく、掃除ができない
・天然木を使った階段のため、掃除の仕方がわからない
・マンションやアパートの外階段の掃除をしたい
このような場合は、プロの業者にハウスクリーニングを依頼するのがおすすめです。
ハウスクリーニングを利用すると、プロが使用する専用の洗剤で階段の汚れを落とし、普段の掃除ではキレイにしにくい隅っこまできちんと掃除してもらえます。自分では落とすのが難しい汚れも落としてもらえるため、忙しくて時間がない方にとっても助かるサービスです。
おうちの御用聞き家工房では、電話一本いただければ最短即時にお伺いできる場合もあります。階段掃除をはじめ、お家に関することなら、どんな些細なことでも相談を受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
階段はホコリが溜まりやすく、足裏の皮脂や汗で汚れが付きやすい場所です。キレイな状態をキープするには、こまめに掃除することが欠かせません。
階段掃除でお悩みなら、本記事でご紹介した方法を参考にしてみてはいかがでしょうか。また、必要であればハウスクリーニングの利用もぜひご検討してみてください。