切り株は腐らせて処理することが可能!方法と注意点を紹介

庭木の伐採後、残った切り株を放置している方もいらっしゃるのではないでしょうか。撤去したいと考えていても、切り株を抜き取る作業は大きな労力がかかり大変ですよね。 しかし、切り株は腐らせると抜根しやすくなるため、処理が楽になります。この記事では、切り株を腐らせる方法と注意点について解説していきます。


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切り株を腐らせて処理する3つのメリット

木を伐採しても、切り株の根が生きているうちは土の中でしっかりと根付いているため、簡単に抜くことはできません。とはいえ、庭に切り株を放置していると気になるもの。
まずは、処理することでどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。

シロアリ対策

シロアリは木材の主成分であるセルロースを栄養とする昆虫です。そのため、切り株はシロアリにはうってつけのエサとなります。シロアリは床下から家の中に入り込み、家材や家具にまで影響を及ぼすことがあるため、放っておくと取り返しのつかない事態になることも。

切り株を腐らせて処理することによって、シロアリの被害を未然に防ぐことが可能です。

怪我対策

切り株を放置しておくと、見栄えが悪いだけでなく怪我のもとになりかねません。

切り株は木を切った直後は意識しやすいのですが、徐々にその存在を忘れがちになります。特に周りに草が生えていると目につきにくく、足が引っかかると躓いたり転んだりしてしまうこともあり危険です。

そのような転倒事故を未然に防ぐことにもつながります。

地盤沈下が防げる

実際のところ、切り株は放置していても地面の中で徐々に腐るため、最終的には無くなります。しかし、太い木の場合、根っこのあった部分に大きな空洞ができてしまうことがあります。大きな空洞は地盤沈下の原因になり、近くの家屋が傾くなどの影響を及ぼす可能性があります。

切り株が自然に腐るには数年から数十年の年月がかかるため、いつ地盤沈下が起こるかわかりません。一度ダブルロック材で充填するなどして修復しても、地中に根が残っている場合は再発する可能性があります。

早めに切り株を処理しておけば、こうした地盤沈下の危険性はありません。また、仮に空洞ができていたとしても地盤改良が可能です。

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「切り株を腐らせて処理する!」お手軽な方法

切り株を腐らせるには、薬剤の使用や日光の遮断といった方法があります。切り株を除去するのに必要な準備と、腐らせるための各方法について詳しく解説します。

まずは作業前に万全の準備を

作業を始める前に、撤去に必要な道具を準備しておきましょう。

・スコップ
切り株を腐らせた後、根を取り除くために使います。切り株の周りの土を掘るので、除去したい切り株の大きさに合わせて、スコップやシャベルを用意しましょう。

・のこぎり
地中に張りめぐらされている根は、のこぎりで切断します。スコップで根の周囲の土を避けてから、切っていきましょう。小さい木であればカッターも使えます。

・ドリル
除草剤を使って根を腐らせる場合は、ドリルを使います。DIY用の電動ドリル程度の大きさがあれば十分です。

・軍手
作業中の手の保護や汚れ防止のために、切り株の除去をする際は軍手を着用しましょう。

・作業服
切り株を除去するときは穴掘りが必要なため、土で汚れがちです。汚れても良い服を着て作業しましょう。

1.除草剤(灯油)で行う方法

除草剤や灯油を使うと切り株はすぐに枯れるため、比較的早く腐らせることができます。除草剤はグリホサート系を使用しましょう。

電動ドリルで切り株の側面に穴をいくつも開け、そこに除草剤の原液か灯油をスポイトで流し込みます。注いだ後はガムテープなどで封をして、薬剤が流れ出ないようにしましょう。

切り株を伐採した直後であれば、側面に穴を開けずに切り口に除草剤を塗るだけでも効果があります。その際は、断面の外側、つまり木の皮に近い部分に除草剤をたっぷり塗ると吸収されやすくなります。

除草剤は、早ければ半年ほどで切り株を腐らせます。ただし、木の種類によって効果が出るまでの時間が異なることは理解しておきましょう。

除草剤を使用すると、切り株の周りにあるほかの植物への影響が気になる方もいるでしょう。しかし、側面から直接注入するため土壌中への影響はほとんどありません。薬剤が垂れてしまわないように注意しておけば、心配は不要です。

また小さなお子様やペットの口に入ると危険なので、ドリルで開けた穴はテープなどでしっかりとふさぐことが大切です。ビニール袋などをかけておくと雨対策にもなるのでおすすめです。

2.ビニール袋を使用する方法

薬剤を使わずに、少しでも早く切り株を腐らせたい場合は、黒いビニール袋をかぶせておく方法があります。

植物は生きていくために日光が必要です。その日光を遮断することで、成長に必要な栄養の生成を妨げ、腐るまでの時間を短縮します。

ビニール袋をかけるだけなので手軽で安全ですが、除草剤を使用する場合と比べてかなり時間がかかることを頭に入れておきましょう。

腐葉土を利用する方法

切り株を腐葉土で覆って、自然に分解するのを促す方法もあります。

腐葉土とは、落ち葉や落ち枝などが土壌微生物やミミズによって分解されて土状になったものです。保水性や通気性が良いため、植物を育てる土を改善する土壌改良材として使用されることもあります。

切り株の分解に使用する場合は、切り株の周りに囲いを作り、切り株を腐葉土で覆うように隙間なく敷き詰めます。

その後は、定期的に水やりをしましょう。1年ほど経つと切り株が分解されてスカスカになるため、そのタイミングで除去します。

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※切り株を腐らせる上での注意点

切り株を腐らせる方法には注意点があります。知らずに作業を行うと危険が及ぶ可能性があるため、あらかじめ確認しておきましょう。

生きている切り株に使う

除草剤や灯油を使って伐採する場合、生きた切り株でなければ効果がありません。

これらは切り株が吸収した除草剤が全体に回り、腐りやすくする方法です。しかし、根が枯れて死んでいる切り株の場合は除草剤を吸収しなくなるため、効果が得られない可能性があります。

伐採から時間が経過して、根が死んでいる切り株はほかの方法で除去しましょう。

腐らせるまでには時間がかかる

上述したように、切り株を腐らせるには少なくとも半年から1年の時間がかかります。すぐに切り株を撤去したい場合、腐らせる方法は向いていないことは覚えておきましょう。

灯油は危険を伴う

灯油を切り株に注入する方法は、危険が伴う可能性もあります。

灯油は40℃以上になると揮発したり、周りに火があると引火したりするおそれがあります。そのため真夏の暑い時期に灯油を使用する際は注意が必要です。揮発を防ぐために、しっかりとガムテープなどで穴をふさぐようにしましょう。

万が一、火がついてしまった場合は必ず消火器を使いましょう。水で消火しようとすると、逆に火が燃え広がってしまうため危険です。

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切り株の処理が難しい場合は業者に相談

切り株を腐らせる処理はご自身でもできますが、時間がかかる上、危険がともなうこともあります。そのため、一人では作業することが難しいと感じたら業者へ依頼するのがおすすめです。

おうちの御用聞き家工房では、お家で起こったトラブルの対応を行っております。切り株の撤去も承っているため、ぜひ一度ご相談ください。

撤去した後の切り株の処理も行いますので、安心してお任せください。高い技術を持ったスタッフが最短即日でお伺いできます。どのような方法で撤去するかについて要望をお聞きし、状況に応じて柔軟に対応することが可能です。事前に費用もご案内しますので、お気軽にお問い合わせください。

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まとめ

切り株はそのまま放置しているとシロアリの被害や怪我に繋がるので早めに処理をしましょう。除草剤や灯油を使うと比較的早く腐らせることができます。

しかし、切り株を腐らせて撤去する方法は時間が長くかかります。早く安全に切り株を取り除きたい場合は、おうちの御用聞き家工房までお問い合わせください。