屋根の修理は優良業者に依頼!業者選びのポイント

屋根は、気温が高い日も低い日も、雨風から守ってくれる大切な存在です。常に過酷な状態にさらされている屋根は、老朽化すると役割を果たせなくなるため、定期的に修理しなければなりません。 しかし、屋根の修理業者の中には、悪徳な業者も少なからず存在します。決して安い費用ではない屋根の修理を、優良業者にしっかりと直してもらうために、修理を依頼する業者選びのコツをご紹介します。


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【屋根の修理】依頼できる業者は主に3つ

屋根の修理を依頼できる業者は、大きく分けて3つ存在します。それぞれの業者の特色を知って、どの業者が合っているのか検討してみてください。

1.ハウスメーカーや工務店

家を建てて10年経っていないのであれば、家を建てたハウスメーカーや工務店に直接相談するのがおすすめです。

家を建てて10年未満の場合は、「瑕疵(かし)担保責任期間」の対象となって、無料で修理してもらえます。

しかし、この瑕疵担保責任の保証対象は、雨漏りと基本構造部分です。保証対象の修理に該当した場合は、修理費用は一切かからず業者負担で直してもらえます。

2.リフォーム業者

家を建ててから10年以上経過していて、瑕疵担保責任期間が過ぎている場合は、リフォーム業者に依頼するのもひとつの手です。

費用的には、ハウスメーカーや工務店へ依頼したときと同じくらいなので、屋根の修理以外にも修理してほしい箇所やリフォームを検討している場合は、リフォーム業者に依頼するほうが良いかもしれません。

屋根の修理以外に修理しなければならない箇所が出てきた場合にも、一度に修理を依頼すれば一箇所にかかる修理費用を安く見積もってもらえる可能性もあります。

3.屋根修理の専門業者

屋根修理の専門業者に依頼するメリットは、専門職として多くの実績があるため、屋根修理に対しての修理技術が高いことです。

では、ハウスメーカーや工務店、リフォーム業者は、屋根の修理技術があまりないのかという問題が出てきますが、実は、ハウスメーカーなどに依頼しても結局は屋根修理の専門業者を派遣して修理することがほとんどです。

屋根修理の専門業者に直接修理を依頼すれば、中間マージンが発生しない分、高い技術で比較的費用を抑えて修理してもらえます。

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優良業者と悪徳業者の見分け方

どの業者に依頼するのかは、非常に重要なポイントです。残念ながら屋根の修理業者の中には、悪徳業者も存在します。

悪徳業者に依頼してしまうと、高額な費用を請求されるだけでなく、修理箇所が完全に直っていなかったり、技術が低く雑に修理されていたりして、後々のトラブルにつながることもあるのです。

ここからは、優良業者の特徴や悪徳業者がよく使っている手口についてご紹介します。

優良業者の特徴を知る

屋根の状態は、屋根に上らなくては確認できないため、依頼者が見ることはとても難しいです。しかし、優良業者は、修理前の屋根の様子や施工途中、修理後の状態を写真や動画に撮って見せてくれます。

また、修理依頼前の見積書も内訳が細かく書かれ、こちらが質問した際もなぜこの修理が必要なのか細かく説明してくれるでしょう。

屋根修理の見積もりを作成する前には、屋根修理の業者が実際に屋根に上がって調査しますが、調査結果についても写真や動画などを撮って説明しながら見積もりの内訳を説明してくれます。

屋根修理にかかる費用も、相場に沿った金額を提示してくれますし、大幅に費用が上乗せされる場合は、その理由も説明してくれるのです。

さらに、修理後の保証期間もしっかり設けてあり、保証条件に関しても詳しく説明してくれます。アフターケアを手厚くしてくれるのは、自分たちの技術に自信がある表れなのです。

悪徳業者の手口を知る

突然、家に訪問してきて飛び込み営業してくる業者は、悪徳業者の可能性が高いです。無料で屋根の点検を行っているという口実で屋根に上がって、本当は修理の必要がないのにも関わらず不安を煽る言葉を並べ、無理矢理、屋根の修理をさせようとしてきます。

屋根に詳しい人ならば、すぐに悪徳業者だと見分けられますが、屋根の知識がない人にとっては、不安を煽られると信じてしまって修理を依頼してしまうこともあるでしょう。

優良業者の多くは、飛び込み営業はしません。突然訪問してくる業者すべてが悪徳業者であるとは言い切れませんが、お金目当ての業者も多いため注意しましょう。

また、値引きの金額が極端に大きい業者も悪徳業者である可能性が高いです。飛び込み営業とセットで使われることが多い手口で、「通常200万円以上する修理費用を、今契約してもらえれば半額の100万円で修理します」など大きな値下げ金額を提示してきます。

お得感を押し出されると、うっかり契約しそうになりますが、本当にその修理は必要なのかを考えて、冷静に対応してください。

そして、火災保険の申請を全力で推奨してくる業者にも注意しましょう。「火災保険の申請が下りるのでそのお金で修理できる」「火災保険が下りるように嘘の報告をしてほしい」などとほのめかしてきたら悪徳業者の可能性が高いです。

火災保険の申請は必ず下りるとは限りませんし、ましてや嘘の報告をすると保険会社から訴えられます。自己負担なしと言われても、安易に信じないようにしてください。

悪徳業者は、もっともらしい言葉を巧みに使って、無理に屋根の修理をさせようとしてきます。自分にとって得である提案をされても、一度冷静になって考えてから判断するようにしましょう。

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屋根修理を依頼するときのポイント

悪徳業者に騙されないためにも、屋根修理を依頼するときのポイントを押さえておきましょう。屋根の修理は、一刻も早く修理が必要な状態のものもありますが、ここはいったん冷静になって、しっかり業者を見極めてください。

複数見積もり・相見積もりをする

屋根の修理を依頼する業者は、最初から1社だけに絞らず、できるだけ多くの業者から見積もりを出してもらって比較検討しましょう。

複数社から相見積もりを取ることで、修理する屋根の費用相場もわかりますし、値下げ交渉もしやすくなります。

また、修理金額を騙そうとする悪徳業者は、複数見積もりや相見積もりを嫌がる傾向があるので、悪徳業者を見分けるためにも使えるでしょう。

見積もりを出してもらう際は、金額だけでなく、内訳までしっかり確認し、不明点があれば業者に質問して明確にしておくと安心です。

見積もり書が大まかなものだと、手抜き工事や追加工事の原因になり、後でトラブルになるケースもあります。

見積もりを出す前の調査には立ち会いが必要なことも多く、面倒に感じる人もいるかもしれません。しかし、良い状態の屋根にしてもらうためにも、しっかり見積もりは出してもらいましょう。

修理業者の施工事例を確認する

屋根の修理とひとことでいっても、業者によって対応できる修理内容は異なります。優良業者なら、自社のホームページに施工事例を載せてあることが多いので、必ず確認しておきましょう。施工事例を確認することは、その業者の実績を見ることでもあります。

おうちの御用聞き家工房でも屋根の修理をしており、ホームページにていくつか施工事例を公開しています。

屋根の葺き替えはもちろん、さまざまな屋根のトラブルにも、高い技術を持ったスタッフが柔軟に対応可能です。

屋根以外に、家に関する困りごとがある場合も、電話1本で素早く対応いたします。簡単なものから、大がかりな工事、リフォームまで、なんなりとお申し付けください。

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まとめ

屋根の修理は、決して安い費用ではないため、業者選びは慎重に行わなければなりません。ここで紹介した優良業者の特徴や悪徳業者の手口を踏まえつつ、信頼できる業者を選んで、トラブルのない修理にしましょう。