模様替えを始める前に決めておきたいこと

模様替えをやみくもに始めてしまうと、家具を動かしたものの結局元の配置に戻してしまったり、思ったような雰囲気にならなかったりすることがあります。
ここでは、模様替えする前に決めておきたい3つのポイントを解説します。
模様替えの目的を明確にする
模様替えを計画する際は、まず「なぜ模様替えをしたいのか」という目的をはっきりさせることが大切です。
気分転換をしたいのか、散らかった部屋をすっきり片付けたいのかによって、意識すべきポイントは変わります。
気分転換が目的であれば色使いを見直すこと、すっきりさせたいのであれば収納力を高めることに重点を置くと、方向性がぶれずに落ち着いて進めることができます。
部屋の正確なサイズとコンセントの位置を測る
理想のイメージが固まったら、室内の縦横を正確に測り、主要な家具を置いたときにどのくらいのスペースを占めるかを確認しておきましょう。
あわせて、ドアやクローゼット、窓の開閉方向や可動範囲も確認しておくと安心です。
また、見落としがちなのがコンセントの位置です。電源を使う家具をコンセントから離れた場所に置いてしまうと、配線コードが床を這うことになり、見た目が損なわれるだけでなく、足元でつまずく危険にもつながります。あらかじめ電源が必要な場所を確認しておくと良いでしょう。
目指すインテリアスタイルをイメージする
北欧風、モダン、ナチュラル、ホテルライクなど、雑誌やインターネットなどを参考にしながら、ご自身が心地よく感じられるインテリアスタイルを具体的にイメージしておくと良いでしょう。
お好みのスタイルをあらかじめ決めておくことで、家具やファブリックを選ぶ際に方向性が定まり、統一感のあるお部屋づくりを進めやすくなります。
【レイアウト】模様替えアイデア

ここでは、家具の配置を中心とした「レイアウト」の模様替えアイデアを紹介します。
家具の配置を変える
模様替えの基本は、家具の配置を見直すことです。ソファやベッド、テーブルなどの主要な家具の位置を変えるだけで、部屋全体の雰囲気は一新することができます。
例えば、壁際に家具をまとめて、部屋の中央にゆとりを持たせた配置に変えると、開放感のある空間になります。
逆に、部屋の角に家具を寄せることで、動線(人が部屋の中を移動する際に通る経路のこと)を確保しやすくなります。
配置を考える際は、実際にご自身が生活する動きをイメージしながら決めると、失敗が少なくなります。
視界を確保する
部屋に入ったときに視線が遠くまで抜けるようにすると、実際の面積以上に広く感じられます。背の高い家具を入り口付近やドアの正面に置いてしまうと、視界が遮られて圧迫感が生まれるため注意が必要です。
背の高い家具はできるだけ壁際や部屋の奥に配置し、入り口から窓までの視線がまっすぐ通るようにレイアウトすると、部屋全体が広く見える効果が期待できます。
家具の高さ・奥行を揃える
家具の高さや奥行きがバラバラだと視線があちこちに散らばり、部屋が雑然とした印象になりがちです。棚やテーブルなどの高さや奥行きをできるだけ揃えて配置すると、部屋にまとまりが生まれます。
家具の高さを揃えるときは、隣に並べる家具同士でなるべく近い高さのものを選びましょう。上の端の高さが揃うように置くと、見た目が整います。
奥行きを揃えるコツは、壁際に家具を並べるとき、手前の位置を揃えることです。奥行きが違う家具がいくつかある場合は、奥行きが近いもの同士を隣に並べると、でこぼこが目立たずすっきり見えます。
空きスペースを有効活用する
部屋の中にデッドスペース(家具の配置上、使われずに余ってしまっている空間のこと)がないか見直すことも、模様替えの大切なポイントです。
例えば、ベッド下やソファの背面など、見落としがちな空間を収納として活用すれば、しまいきれなかった荷物を整理でき、床面がすっきりと片付きます。デッドスペースの活用は、お部屋を広く見せることにもつながります。
床の露出面積を増やす
床が見える面積が広いほど、部屋は広く感じられます。家具が占める面積は、床全体の30%程度に抑えるのが理想とされています。
脚が高く床が見えるタイプの家具を選んだり、ラグを小さめのサイズに変更したりするだけでも、床の露出面積を増やすことができます。
【インテリア】模様替えアイデア

レイアウトを整えたら、次はカーテンや照明などのインテリアアイテムを見直してみましょう。インテリアを変えることで、部屋の雰囲気をより印象的に演出できます。
カーテンやラグなどファブリック類を変える
カーテンやラグ、クッションカバーといったファブリック類は、面積が広いため部屋の印象を大きく左右します。
家具の配置を変えなくても、ファブリック類の色や柄を変えるだけで部屋全体の雰囲気をがらりと変えることが可能です。
季節に合わせて素材を変えるのもおすすめです。夏は涼しげなリネン素材、冬は温かみのあるウール素材を選ぶと、季節感のある空間を演出できます。
照明を変える
照明は部屋の明るさだけでなく、雰囲気づくりにも大きく関わる要素です。
天井の主照明に加えて、フロアライト(床に置くタイプの照明)を取り入れると、陰影が生まれて空間に奥行きが感じられるようになります。
電球の色味も重要なポイントです。オレンジがかった電球色は落ち着いた雰囲気を、自然光に近い昼白色はナチュラルな雰囲気を演出できるため、部屋の用途に合わせて選ぶと良いでしょう。
観葉植物を設置する
観葉植物は、空間にナチュラルな印象を与えてくれるアイテムです。緑色にはストレスを和らげ、心を落ち着かせる効果があるとされており、部屋に癒やしの空間を作りたい場合に取り入れやすい模様替えの方法といえます。
置き場所に迷う場合は、スツール(腰かけ用の小さな椅子)やテーブル、シェルフ(棚)など目線に入る高さに配置すると、存在感が増して空間のアクセントになります。
日当たりや水やりの手間を考慮して、育てやすい種類を選ぶことも長く楽しむためのポイントです。
カラーコーディネートを取り入れる
部屋全体の色使いを意識することも、模様替えの仕上げとして欠かせません。
配色の際は、「70(ベースカラー):25(メインカラー):5(アクセントカラー)」という色の黄金比を意識するのがポイントです。
床・壁・天井などのベースカラーには、白やベージュといった明るい色を選ぶと、お部屋全体が広く見え、家具も合わせやすくなります。
カーテンや大型家具にはメインカラーを25%、クッションや照明などにはアクセントカラーを5%の割合で取り入れると、まとまりのある落ち着いた空間に仕上がります。
まとめ
模様替えは、家具の配置を見直すレイアウトの工夫と、カーテンや照明などのインテリアアイテムを見直す工夫を組み合わせることで、費用をかけすぎなくても部屋の印象を大きく変えることができます。まずは目的を明確にした上で、今回紹介したアイデアの中から取り入れやすいものから少しずつ試してみましょう。
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